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前衆院議員の慰安婦著書発言 賠償認めず1月20日 19時43分
慰安婦問題の研究者が、自分の著書を巡る前衆議院議員の発言で名誉を傷つけられたと訴えた裁判で、東京地方裁判所は、賠償などを求める訴えを退ける判決を言い渡しました。
慰安婦問題を研究している中央大学の吉見義明教授は、自分の著書の記述を巡って、3年前、当時衆議院議員だった桜内文城氏が記者会見で、「ねつ造である」などと発言したことで名誉を傷つけられたと訴えました。
20日の判決で、東京地方裁判所の原克也裁判長は「名誉を傷つける発言だが、意見や論評の域を出るものではない」として、賠償などを求める訴えを退けました。
判決について、桜内前議員は「公平かつ正しい判断をしていただいた裁判所と弁護団、支援者に感謝したい。すべての日本国民の名誉と尊厳を守るための勝訴だ」と話しています。
一方、吉見教授は「本がねつ造だと言われるのは、研究者にとって最大の侮辱で、当然のことを裁判所が判断してくれなかったことに強い憤りを感じている」と話し、控訴する考えを示しました。
20日の判決で、東京地方裁判所の原克也裁判長は「名誉を傷つける発言だが、意見や論評の域を出るものではない」として、賠償などを求める訴えを退けました。
判決について、桜内前議員は「公平かつ正しい判断をしていただいた裁判所と弁護団、支援者に感謝したい。すべての日本国民の名誉と尊厳を守るための勝訴だ」と話しています。
一方、吉見教授は「本がねつ造だと言われるのは、研究者にとって最大の侮辱で、当然のことを裁判所が判断してくれなかったことに強い憤りを感じている」と話し、控訴する考えを示しました。