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バス事故直前 大きく蛇行の様子が監視カメラに1月19日 21時23分
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乗客乗員15人が死亡した長野県軽井沢町のバス事故で、事故現場のおよそ250メートル手前に設置された監視カメラに、事故を起こしたとみられるバスがセンターラインを越えて大きく蛇行しながら走行している様子が映っていたことが分かりました。専門家は、大型バスの運転に不慣れで、蛇行運転を制御できなくなっていた可能性があると指摘しています。
今回のバス事故の現場周辺では、現場からおよそ1キロ手前の峠付近と、250メートル手前に道路を監視するカメラが設置されています。
関係者によりますと、この2か所のカメラに、事故を起こす直前とみられるバスの様子が映っていたことが分かりました。
それによりますと、およそ1キロ手前のカメラの映像では、バスは特にスピードを上げることなく、運転に異常は見られないということです。
ところが、およそ250メートル手前の映像では、バスは1キロ手前よりはかなり速度を上げて、下り坂のカーブをセンターラインを越えて大きく蛇行しながら走行しているということです。このとき、バスの車体は左右に小刻みに揺れ、車体後方のブレーキランプは何度か点滅するものの、ほとんど点灯したままの状態だったということです。
交通事故の解析が専門の日本大学工学部の西本哲也教授は、「大型車は普通車と比べて、ハンドルを操作してもその反応が遅く出てくる。何らかの原因で小さな蛇行が始まっても、反応が遅いため、どんどんハンドルを大きく切ると、蛇行がさらに大きくなる。運転手が大型車の運転に不慣れだと、焦ってハンドルを大きく切る可能性がある」と話し、運転手が蛇行運転を制御できなくなっていた可能性を指摘しています。
この映像はすでに警察に提出されていて、今後、映像を分析して、事故直前のバスの状態を把握する詳しい調査が行われる見通しです。
関係者によりますと、この2か所のカメラに、事故を起こす直前とみられるバスの様子が映っていたことが分かりました。
それによりますと、およそ1キロ手前のカメラの映像では、バスは特にスピードを上げることなく、運転に異常は見られないということです。
ところが、およそ250メートル手前の映像では、バスは1キロ手前よりはかなり速度を上げて、下り坂のカーブをセンターラインを越えて大きく蛇行しながら走行しているということです。このとき、バスの車体は左右に小刻みに揺れ、車体後方のブレーキランプは何度か点滅するものの、ほとんど点灯したままの状態だったということです。
交通事故の解析が専門の日本大学工学部の西本哲也教授は、「大型車は普通車と比べて、ハンドルを操作してもその反応が遅く出てくる。何らかの原因で小さな蛇行が始まっても、反応が遅いため、どんどんハンドルを大きく切ると、蛇行がさらに大きくなる。運転手が大型車の運転に不慣れだと、焦ってハンドルを大きく切る可能性がある」と話し、運転手が蛇行運転を制御できなくなっていた可能性を指摘しています。
この映像はすでに警察に提出されていて、今後、映像を分析して、事故直前のバスの状態を把握する詳しい調査が行われる見通しです。