[この記事は Presentation MC、Anton Vayvod による Chromium Blog の記事 "Chrome 48 Beta: Present to Cast, custom notification buttons, and network estimation" を元に翻訳・加筆したものです。詳しくは元記事をご覧ください。]

特に記載のない限り、下記の変更はまもなくリリースされる Android、Chrome OS、Linux、Mac、Windows 向けの Google Chrome に適用されます。

Presentation API

これまで、サイトのコンテンツを周囲のデバイスに表示することができなかったため、スライドをモバイルウェブ向けに「プレゼンター モード」などで提供することは困難でした。Android 版 Chrome 48 からは、Google が標準として使用している Presentation APICast Web SDK を使ってモバイルサイトを Google Cast 端末に表示できるようになります

通知のカスタムボタン

Chrome 42 でプッシュ通知機能が導入されたことで、お気に入りサイトとユーザーは、より親密な関係を築くことができるようになりました。この機能の使用は急速に広まり、今や Chrome では 3 億 5 千万以上のプッシュ通知が毎日配信されています。Chrome 48 では、通知にカスタムボタンを追加することが可能になり、ユーザーが通知内でタスクを完了できるようになります。

Android 上の Chrome 48 の通知アクション

最大の接続速度を検出する

モバイル端末のユーザーは高品質 WiFi から 2G に至るまでのあらゆるネットワークを介してインターネットに接続しており、適切なモバイル エクスペリエンスを設計することが難しくなっています。Chrome 48 からは、NetworkInformation.downlinkMax を使用して端末の最大帯域幅を検出できるため、接続速度に適したサイズのリソースを配信できるようになります。NetworkInformation.onChange イベント ハンドラを使えば、接続品質の変化に対応することも可能です。

今回のリリースに追加されたその他の機能


細かな変更



Posted by Eiji Kitamura - Developer Relations Team