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 ■高村正彦・自民党副総裁

 株価がかなり下がっている。いろいろ理由はあるが、最大の原因は原油価格が下がっていることだ。原油の価格が下がることは、日本経済全体から言えば大変良い影響を与える。日銀の物価目標の達成には悪い影響を与えるとか、各セクター別に言えば打撃を受けるところもあるが、日本の実体経済全体から言えば、まさに天佑神助(てん・ゆう・しん・じょ)とも言うべき、すごく良い結果をもたらすわけで、少し長い目で見ればそんなに心配することはない。日本の実体経済に大いに影響する中国の実体経済もなかなか厳しいようだが、原油(価格)の低下は良い方向に働く。中長期的に見れば実体経済の良さは必ず株価にも反映される。そういう意味であまりあたふたする必要はない。注意深く見ていく必要はあるけれども、ただちに株価対策うんぬんというような話ではないと思う。(党本部で記者団に)