[改定版] PhotoVisionTV 202HW 解約してもフル画面でテレビとスライドショーを見る方法
- カテゴリ: PhotoVisionTV 202HW
- 投稿日時: 2015/10/01(木) 22:04:14
PhotoVisionTV のテレビ全画面化の記事がやけに好評で、当ブログの中ではダントツのコメント数をいただいております。ありがたいことです。
もともとあの記事を書いたのは、Webのあちこちに点在している断片的な情報を読み解くのに苦労した経験から、半分自分向けにまとめようと思ったのがきっかけでした。ブログネタとして面白そうだったというのももちろんあります。
UARTにハンダ付けでシリアル変換基板を取り付け、シリアル通信ソフトでADBを有効にするプロパティに1をセット、その後ADBで photovision_tv_function_unlocker.apk をインストールするというのが一般的な方法でして、前の記事でもその流れを説明しています。
正直な話、ADB環境の構築は面倒です。一回つくってしまえばずっと使えますが、ただただ202HWでテレビを見たいだけの私のような人にとっては、敷居も高いし他に使うあてもなくてアレです。
そんな折、ADBを使わない方法をコメント欄でhoinamuさんに教えていただきました。シリアル変換基板とシリアル通信ソフトだけで、SDカードからapkをインストールするというものです。
試してみたらこれがすごく快適。とっても簡単にapkのインストールができました。おススメの方法です。なのでADBを使わない方法をまとめようというのがこの記事の趣旨です。
また、テレビの全画面化の情報はWebを探せば結構見つかるのですが、スライドショーの全画面化について記された記事はあまりありません。需要がないのでしょうね。PhotoVisionTV 202HWをフォトフレームとして使用しているひとがいないのでしょう。
ついでと言っちゃアレですが、こちらもあわせて紹介します。
【2015.10.24追記】
難関だったハンダ付けをしないで改造する方法を記事にしました。
ハンダ付け不要でUSB-シリアル変換基板と202HWをつなぐ方法
はじめに
本記事はPhotoVisionTV 202HW 解約してもフル画面でフルセグを見る方法を読んでいることを前提にしています。なのでハンダ付けの場所とかドライバの入手先などの細かいことは端折っています。初めて当サイトにいらっしゃったアナタ、ぜひ前の記事を先に読んでからこちらに戻ってきてくださいね。
必要なもの
- PhotoVisionTV 202HW
- SDカード
- WindowsPC
- ハンダ付け用品一式(20~30W程度のハンダごて、細い糸ハンダ、こて台etc)
- ジュンフロン線、ポリウレタン銅線などの細い線材
- ハンダ付けの腕と道具
- USB-シリアル変換基板
- シリアル通信ソフト(TeraTerm推奨)
- 202hw_func_unlocker_script_5.zip … (TVとスライドショー両方の制限解除可)
- photovision_tv_function_unlocker.apk … (TVのみ制限解除可)
スライドショー全画面化の方法
スライドショーの全画面化をするためには、202HWのシステムファイルである dpf-libs.jar を改変する必要があります。逆に言うとそれだけでスライドショーの全画面化ができます。
173210氏による改造ツール「Photovision TV 202HW 機能制限解除スクリプト」というのは実は、スライドショーの全画面化とテレビの全画面化の両方を行うファイルがパッケージされた「202hw_func_unlocker_script_5.zip」のことです。あれ、皆さんご存知でしたか? 私はつい最近知りました。テレビの機能制限解除ツールである photovision_tv_function_unlocker.apk も、ある意味このスクリプトの一部なんですね。
だけどテレビの機能制限解除さえできればよしというひとが多かったためか、apkファイル以外はあまり流通していません。なぜか作者様のサイトにもないのです。
apkのインストールにはroot権限は不要です。でもシステムファイルを書き換えるのにはそういうわけにはいきません。
ADBが塞がれる以前の本体ソフトウェアバージョンα18.1のころは、ADB接続するだけでrootだったそうです。ですがその後、UARTからこじ開けたADBに接続してもプロンプトは「#」ではなく「$」。これでは dpf-libs.jar を書き換えることはできません。ではどうやってrootを取るのでしょう。答えはこの記事の後のほうにあります。
あ、さっきからroot、rootと言ってますが、rootとは何ぞやという方はこちらを参照ください。
Root化 (Android OS) wikipedia
では実際の作業に入りましょう。なお
202HW本体の分解
UARTとUSB-シリアル変換基板
202HWから配線を引き出す
については、前記事を参照ください。ひとまずそこまで進んでいるという前提で続けます。
バッテリ
分解を始める前に実施しておくべきですが、202HWのバッテリを適度に消費しておく必要があります。
おおよそ半分、50%も残っていれば充分です。
SDカードの準備と本体の仮組
PCを使ってSDカードに photovision_tv_function_unlocker.apk をコピーしておきます。
Photovision TV 202HW Function Unlocker ( photovision_tv_function_unlocker.apk ) は作者の173210氏のGithubで入手できます。入手先は前の記事を参照ください。
ファイルサイズは164KBですから、SDカードは小さい容量のものでも大丈夫です。
フォルダなどつくらずに、SDカードの一番てっぺんに入れておいてください。
ハンダ付けでUARTから配線を引き出しシリアル変換基板を取り付けたら、ますば202HWを仮組します。メイン基板単体でなく、バッテリと液晶ディスプレイをちゃんと取り付けます。
重要なのはバッテリです。バッテリをちゃんとメイン基板に接触させる必要があります。おススメはこの写真のような状態。メイン基板を元通りネジ留めしてます。ケーブルさえつながっていれば液晶ディスプレイは浮いていてもOK。
用意しておいたSDカードをスロットに挿入します。B-CASカードは不要です。
ACアダプタはまだ繋ぎませんが、後で接続するのでやりやすいようにしておきます。
まだ背面の電源スイッチを押してはいけません。
USB-シリアル変換基板のドライバインストールと設定
202HW(につないだシリアル変換基板)とPCをつなぐ前に、シリアル変換基板のドライバをインストールします。詳しくはご自分のシリアル変換基板の取説を見てください。わたしの場合は台湾のサイトからダウンロードしインストールしました。
インストールが終わったらPCと202HW(につないだシリアル変換基板)を接続します。
デバイスマネージャに新しいCOMポート、Prolific USB-to-Serial Comm Portが現れました。今回はCOM3です。
右クリックしてプロパティを設定します。
「115200bps、データビット8、パリティなし、ストップビット1、フロー制御なし」です。
などと説明していますが、この設定はたぶんやらなくてもいいです。
シリアル通信ソフトのインストールと設定
前記事では Multi Port Terminal 2 を使用していますが、本記事ではシリアル通信ソフトの王道、Tera Termを紹介します。
つい先日PCをWindows10にアップグレードしたのですが、私の環境ではmport2はちょっと挙動が怪しかったため乗り換えました。
Tera Term (テラターム) プロジェクト日本語トップページ - OSDN
インストールについては省略します。別段迷うこともないでしょう。
(202HWにつないだ)USB-シリアル変換基板とPCをケーブルで接続し、Tera Termを起動するとこんな画面になります。シリアルを選び、シリアル変換基板のCOMポートを選択します。
設定>シリアルポート で、このように設定します。ボーレート115200、データ8bit、パリティnone、ストップ1bit、フロー制御none、送信遅延0、です。基本的にmport2のときと同じですね。
ちなみに他の部分をいじる必要はありません。
202HWをroot化する
さてお待ちかねのroot化です。スライドショーの全画面化が不要なら飛ばしてください。
202HWは電源OFFでバッテリを充電しているときだけrootで立ち上がります。電源をいれると一般ユーザになってしまいます。
なので、電源を入れずにTera Termで作業します。
ACアダプタを接続します。途端に、Tera Termのコンソール画面に文字列の洪水が表示されます。まだ電源ボタンを押してはいけません。
202HWの液晶画面は、電源ボタンを押していないのにもかかわらず、画面がちょっと明るくなってやがて充電中を示す電池のマークが表示され、しばらくすると消えます。このとき背面の電源スイッチのLEDは緩やかな赤点滅です。
Tera Termのコンソールに表示されていた文字の洪水は、しばらくすると止まります。止まったらPCのEnterキーを押してみましょう。
「root@android:/ #」と表示されました。rootで立ち上がりましたね。
一般ユーザからrootになることができるように細工をします。
PCのキーボードから以下のコマンドを打ち込みます。
cd /system/bin[Enter]
cat sh > su[Enter]
chmod 4755 su[Enter]
([Enter]はEnterキー)
rootのシェルをsuとしてコピーしアクセス権を付与する、というわけです。Androidのroot化では常套手段ですね。
これでroot化は終了です。
SDカードからTV機能制限解除アプリをインストールする
202HWの背面にある電源スイッチを入れます。Tera Termのコンソールにまた文字列の洪水が表示されます。これもしばらく待つと止まります。
202HW背面のLEDは緑点灯に変わります。
SoftBankのロゴに続いて(画面下またはリモコンのOKボタンを押して、次の画面へ)の表示にかぶって
「充電を開始します」
「SDカードが入っています SDカードを取り外さないでください データが破損する恐れがあります」
とポップアップして消えます。この時に202HWはSDカードをマウントしているのでしょうね。
リモコンのOKを押す必要はありませんので念のため。
Tera Termのコンソールに戻って、Enterキーを押してみましょう。
「@android:/ $」と表示されました。一般ユーザになりましたね。
以下のコマンドを打ち込みます。
pm install /mnt/sdcard2/photovision_tv_function_unlocker.apk[Enter]
([Enter]はEnterキー)
打ち込んだコマンドが長いので表示がスクロールしてしまっていますが、コンソールにはこのような表示が出るはずです。細部は違うかもしれませんが、最後に「Success」と出ていれば成功です。
テレビの機能制限解除だけでよければこれで終了。202HWの電源を切り、PCと切り離し配線を外して元通り組み立ててください。
機能制限解除アプリの使い方は前の記事を見てみてください。
dpf-libs.jarの吸い出し
スライドショーの機能制限解除には、システムファイルである dpf-libs.jar の改変が必要です。
改変はPCで行います。まずは202HWからSDカードに吸い出しましょう
TeraTermのコンソールに以下のコマンドを打ちます。
su[Enter]
dd if=/system/framework/dpf-libs.jar of=/mnt/sdcard2/dpf-libs.jar[Enter]
exit[Enter]
([Enter]はEnterキー)
これでSDカードに dpf-libs.jar がコピーされました。
SDカードを取り外しカードリーダなどでPCにコピーします。
ざっと説明をすると、一般ユーザから特権ユーザになったあと、ddコマンドでSDカードにコピー、てな流れです。特権ユーザでないとSDカードへの書き込みができません。
202HWにはcpコマンドがないのでddコマンドで代用しています。ddコマンドは使い方を間違うとシステムをぶっ壊してしまいかねないので、一字一句確認して慎重に入力してください。
Photovision TV 202HW 機能制限解除スクリプトの展開
173210氏による 202hw_func_unlocker_script_5.zip には、改変に必要な環境(プログラム)と差分ファイル、それらを自動で実行するバッチファイルが含まれています。配慮がすばらしいです。
ところでこの 202hw_func_unlocker_script_5.zip 、Webを探してもなかなか見つかりません。作者様のサイトにもありません。とは言ってもGoogle先生にきいて丹念に探せば見つかります。
他者が公開してもよいものなのかわからないので、ひとまずは当ブログにて公開するつもりもありません。なんとか自力で入手してください。
202hw_func_unlocker_script_5.zip をPCで解凍するとこのような構造となっています。
├ LICENSE.TXT ├ Readme.txt ├ run.cmd └ files ├ 7za.exe ├ adb.exe ├ AdbWinApi.dll ├ AdbWinUsbApi.dll ├ baksmali.jar ├ msys-1.0.dll ├ patch.exe ├ photovision_tv_function_unlocker.apk ├ SettingParam.patch ├ smali.jar └ zipalign.exe
filesフォルダ以下にあるのがツールと差分ファイルなど。上のフォルダにある「run.cmd」を管理者権限で実行すると、すべて自動的に処理されるという優れもの。
Readme.txtにも書いてありますが、別途JRE (Java Runtime Environment) は必要です。
run.cmd はADBで dpf-libs.jar を吸い出し、加工した後やはりADBでsystemに上書きします。その後TVの機能制限解除用のアプリのインストールも行います。
とてもよくできていますが、ADB接続を前提としているので今回の用途には不向きです。
なので、run.cmd をちょっとだけ改変することにしました。
改造版バッチファイル go.cmd
202HWからの吸い出しと上書きは手動でやることにしました。で、他の処理は run.cmd とまんま同じで、PC単独で動作するバッチファイルをつくりました。202HWとPCをつないでおく必要はありません。
他の処理というのは、jarファイルの展開、デコンパイル、差分ファイルのパッチ適用、再コンパイル、パッケージ化のことです。
つくったバッチファイルの名前は「go.cmd」です。
ダウンロードして解凍したら、go.cmdをrun.cmdと同じフォルダに入れてください。
dpf-libs.jarの改変
まずはgo.cmdと同じフォルダに、吸い出した dpf-libs.jar をコピーしておきます。
go.cmdを右クリックして「管理者として実行」を選びます。画面例はWindows10ですが、Windows7以降ならほぼ同じでしょう。
あとはバッチファイルが勝手にやってくれます。「何かキーを押して…」と表示されたら、何かキーを押してください。
万が一、途中で終了したいときは、ctrl+cで止まります。
正常に終了すると、dpf-libs.jar と同じフォルダに dpf-libs_mod.jar というファイルが出来上がります。
dpf-libs_mod.jar をSDカードにコピーしておきましょう。
フォルダなどつくらずに、SDカードの一番てっぺんに入れておいてください。
dpf-libs_mod.jarをシステムに上書きする
「SDカードからTV機能制限解除アプリをインストールする」と同様に、SDカードから202HW本体へ入れ込みます。ただし今回はインストールではなくコピーです。
SDカードをスロットに差し込み、Tera Termを起動してまた通信設定を行い、202HWにACアダプタを接続して背面の電源ボタンを押します。
背面のLEDは緑点灯。液晶画面には「画面下またはリモコンのOKボタンを押して、次の画面へ」の表示が出ます。
Enterキーを押してTera Termのコンソールに「@android:/ $」と表示された状態。
TeraTermのコンソールに以下のコマンドを打ちます。
su[Enter]
mount -o rw,remount /system[Enter]
dd if=/mnt/sdcard2/dpf-libs_mod.jar of=/system/framework/dpf-libs.jar[Enter]
chmod 644 /system/framework/dpf-libs.jar[Enter]
exit[Enter]
([Enter]はEnterキー)
最後のexitを入力していませんが、コンソールはこのような表示になります。
テレビの機能制限解除と違って、特になにもメッセージめいたものは出ませんがこれで完了です。
202HWの電源を切りSDカードを抜いて、PCと切り離し配線を外して元通り組み立ててください。
というわけでスライドショーの全画面表示に成功しました。
コメント
31件のコメントがあります
kyu様
記事にしてくださったのですね!
まだ、仕事で時間が取れず、できていませんが、また結果を報告させていただきます。
スライドショーの全画面化の手順をここまで丁寧にわかりやすく書いていただき、本当にありがとうございました!
画像も入れられないし読みにくいしで、コメント欄では限界を感じたので記事化しました。
ただ、うちの一台でしか確認していないので、再現性がどうなのか心配しております。
うまくいった、ダメだったなど教えてください。
お久しぶりです。
再度ご表示下さい。
もう一台を、生きているSIMカードがありましたのでバージョンアップ後こちらの方法でチャレンジしましたが、KYU様の「Tera Termのコンソールに戻って、Enterキーを押してみましょう。」
「@android:/ $」と表示されました。一般ユーザになりましたね。」
の前の場面までは進むのですが、Enterキー押しても「@android:/ $」が表示されず前に進みません。もちろん、「pm install /mnt/sdcard2/photovision_tv_function_unlocker.apk」を貼り付けても変化無です。何が原因でしょうか?再度ご指導のほどよろしくお願いします。
追記 TVのみです、フォトの部分は飛ばしております。前にもありましたがどうも、Enterキーが効かない(入力できない)ような気がします。
素人さんこんにちは。
そうですか、ダメですか。
背面のLEDは緑点灯ですよね。あと「SDカードが入っています」という表示は出ましたよね。
root化してもダメでしょうか?
お世話になっております。
補足させていただきます。
当初からTVのみの予定でしたので、root化はパスしました。
はい、背面のLEDは緑点灯で「SDカードが入ってます」のメッセージはでました。
Tera Termのコンソールも、最後は「shiutdown」と表示されほぼkyu様と同じですが、どうしてもエンターに反応しません。
前回は、わからないうちに成功したのですが、今回は何時間やっても成功しないためご質問した次第です。
なお、こちらで説明の方法でしたら、フォトの改造も
「2hw_func_unlocker_script_5.zip」無しでできるのでしょうか?
素人さん
本文中にも書いたとおり、root化はスライドショーの機能制限解除のために必要ですが、173210氏のzipファイルがないとスライドショーの機能制限解除はできません。
必要はないはずですが、root化してもダメでしたか?
シリアル変換基板のTXと202HWのRXは間違いなく接続されていますか?
TeraTermの通信設定は合っていますか?
はじめまして、satと申します。
こちらの記事を参考にフル画面でTVとスライドショーを表示できるようチャレンジしているのですが、root化のところでどうしてもTeraTermに文字列が表示されません。
シリアル変換基板のTXと202HWのRXは間違いないかは確認しているのですが、どうしても表示されません。
なにか考えられる原因はありますでしょうか。
ちなみに接続する線は銅線なら何でもよいのでしょうか。
よろしくお願いします。
satさんこんばんは。
TeraTermのコンソールに表示されないとのことですが、なにも表示されないのでしょうかね。それとも入力を受け付けないのでしょうか。
202HWの電源を入れずにACアダプタをつないでなにも表示されないということでしたら、たぶんハンダミスだとおもいますよ。テスタで確認したほうがよいです。または通信設定が間違っているかと。
導線は銅線でもジュンフロン線でもエナメル線でも、電気を通すものならなんでも大丈夫でしょう。
kyu様
satです。
早速のご回答ありがとうございます。
ACアダプタをつないだ瞬間に出力されるであろう大量の文字列が何も表示されません。
ハンダミスだと思い、やり直したところ202HWのRXのハンダが完全に取れてしまい、そのあとハンダがのらなくなってしまいました。ど素人ながらこちらの記事を参考にチャレンジしておりますが、この3日間悪戦苦闘しております。
ハンダ付けの仕方についてどこか参考になる記事があればご紹介いただけませんか。
ど素人の質問で申し訳ありません。
ちなみに通信設定は何度か確認していますので間違いないかと思います。
satさん
あちゃー、もしかして初めてのハンダ付けでしたか。なかなか思い切ったことをしますね。
まずランドのピッチが1mmですから、導線の太さは1mm以下でないとダメで、コテ先は細いほうがよいです。コテ先は鉛筆のような形状だと熱が伝わりにくいので、先端に平らな部分があるものがよいです。
手順としたら、まず導線の先端をハンダめっきして、はんだ付けしたいランドにピンセットなどで位置決め、導線の上からハンダゴテをあててハンダめっきを溶かして完了、というような流れでしょうかね。ルーペ必須です。
目視だとハンダ付けがうまくいったかどうかわかりませんから、テスタで導通をあたります。500円くらいの安物でOK。デジタルのほうが使いやすいし安いです。
ランドの表面が酸化してハンダがのらなくなってしまったら、瓶入りの液体フラックスを使うかデザインカッターでカリカリと削るかします。その時ランドをはがしてしまわないように、パターンを切ってしまわないように注意します。
オススメWebサイトですが「表面実装 はんだ付け」などのキーワードで検索するとよいかもしれません。
ちなみに自分が全くの初心者だったら、こんな難易度の高いハンダ付けいきなりやりません。適当なゴミ基板を探してきて練習します。まあそうはいっても、素人に毛の生えた程度の腕前ですけどね。
kyu様
satです。
ご親切に回答ありがとうございます。
ハンダ付けは初めてではないのですが、おもちゃを修理する程度でしか利用したことがありません。
電子工作という意味ではやったことがなく、このような細かい作業をしたことがありません。無謀だったでしょうか。。。
こちらの非常に分かりやすい記事を見つけて自分でもできそうと思ってしまったことが間違いだったかもしれません。
さて、いろいろご教示いただいた内容(細いコテ先での作業、0.6mmハンダ利用、フラックス塗布)で試してみましたが、やっぱりランドにハンダが乗りません。
おそらくランドがはがれてしまっているのかもしれません。(作業中に何かはがれたような感じはなかったのですが。)
以下の写真はやはりランドがはがれってしまっている状態でしょうか。
https://goo.gl/photos/qGAoY...
satさん
鮮明な写真ありがとうございます。
何とも言えませんが、はがれてはいないように思います。表面が炭化した膜で覆われているのじゃないでしょうか。ダメもとでデザインナイフでコリコリ削ってみてはどうでしょう。下から金色のパターンが出てきたらラッキーということで。
まあどちらかというと、すぐ右上の四角いランドにハンダ付けされることをお勧めします。ちょっと難易度が上がってしまいますけどね。
となりのパターンとショートしてしまいそうなので、導線の絶縁はしっかりしたほうがいいでしょう。
kyu様
右上の四角いランドに接続し、試してみたものの文字列は出力されず、ハンダ付けをやり直す過程で同じような状態となってしまいました。
デザインナイフで削っても見ましたが、金色のパターンは出てきませんでした。
ランドとは簡単に取れてしまうものでしょうか。
万事休すですね。
satさん
コテの温度が高すぎるのでしょうか。または長時間当てすぎなのか。もともとの実装に使われている鉛フリーハンダとの相性なのか。いずれにしても残念でしたね。
ハンダ付けがこのHackの敷居を高くしていることは、前の記事のころから十分承知しています。ハンダ付けはある種の職人技なので、それなりの経験が必要ですよね。
実はいま、ハンダ付けという手法を使わずに済む方法を模索しているところです。よい結果が出たらまた記事にしますね。それまでしばらくお待ちください。
ご親切なご指導感謝いたします。
本日再チャレンジしましたがどうしても成功しませんでした。
TeraTermのコンソールに多数宇の文字は表示されますがエンターが効かないのでroot化も出来ませんでした。
シリアル変換基板のTXと202HWのRXは確認致しました(1台は成功していますので間違いないと思います。)。
TeraTermの通信設定も確認しました、ちなみにローカルエコはチェンクしています。
参考までにコンソールの末尾は
[ 22.505543] ~~~~~~serial_chars_in_buffer, 457, port not ready...
[ 22.513809] usb_wwan_close,465: serial->disconnected=0
[ 32.096995] SR UNLOCK
[ 42.252864] [k3v2_cpu_exit] 889 cpu=1unction_unlocker.apk
[ 42.257566] CPU1: shutdown
pm install /mnt/sdcard2/photovision_tv_function_unlocker.apk
このように表示されますがエンターが効かないので完了しない状態です。
バージョンアップが原因でしょうか?
なにか、助言頂ければ幸いです。
よろしくお願いします。
素人さん
さて困りましたね。
シリアル変換基板のTXと202HWのRXがちゃんとつながっているというのは、テスタで導通をみたということですよね。であれば問題はないはずです。
コンソールに表示がされるので、202HWのTXとシリアル変換基板のRXは間違いなくつながっています。だけど逆は確かめようがないので、テスタで見てくださいとお願いしました。
わたしの手元にある202HWでは、記事に書いた手順で一般ユーザーのプロンプトが出ます。いまは1台しかありませんので、他の個体についてはわかりません。
素人さんも一台成功していますよね。その時と同じことをすればいいはずなんですよ。
今回と前回、何か違うことをしていませんか。たとえばバッテリーを一回も外していないとか、背面のメインスイッチで電源を落としていないとか。始める前に初期化したとか。どんな些細なことでもいいので思い出してみてください。
で、やったことを全部やってみましょう。順番があるのかもしれません。タイミングがあるのかもしれません。
Webのあちこちにある情報によると、どうもこのタイミングがいまいちはっきりしないという記述がちらほらと見つかります。だから確実な手法を確立すれば、世のため人のためになること確実です。
なお、コメント中に書いていただいたコンソールの表示を見ると、CPU1: shutdownと表示される前にコマンドを打ち込んだ形跡がありますが、何度も何度も入れてみたのでしょうか。ローカルエコーの結果が表示されているだけかとも思いますけどね。問題の切り分けのため、ローカルエコーはOFFにしたほうがよいと思います。
健闘を祈ります。
kyu様
トータルで約6時間の格闘のすえ成功致しました。
ご指摘のとおり、ローカルエコーによる表示では効果がありませんでした。
数回の繋ぎなおしのすえこれを最後にしようと思い再繋ぎ直しの結果ローエコにチェックを入れずにOKでした。
その違いが何なのかわかりませんが、ローエコにチェックを入れない状態入力が出来ない場合のローエコにチェックを入れての表示では効果が無いことがわかりました。
もう1回チャレンジする機会がありましたら再度報告させていただきます。
いろいろとご協力いただき有難うございました。
素人さん
よかったですね。成功おめでとうございます。
数回繋ぎ直したとのことですが、配線を物理的に切断、繋ぎ直したのでしょうか。それともシリアル変換基板とPCを繋ぎ直したのでしょうか。文面から判断つきかねます。
何度かの繋ぎ直しで効果があったとのことなので、ここのところちゃんと書いて欲しかったです。
kyu様
説明不足でしたので捕捉させていただきます。
当初は、折角したはんだ付けですので、ハンダ付け以外の部分を何回も付けたり外したりしました。
しかし、進展が見られない為、ハンダ付けを2回やり直し結果として当初を含め3回目でOKでした。
1回目のはんだ付けでは1週間ほどそのままで何回もPCとつけて試しましたので、要因はTXとRXのはんだ付けではないかと思いますが、kyu様がおっしゃるとおり操作タイミング的なものが原因にあるのかもしれません。
なんだかなぁと思ったので書きます。
TeraTermのコンソールで入力が受け付けられないという事象の根本的な原因は、ハンダ付けの不良だったわけですね。
で、結局、テスタで当たってくださいというアドバイスは完全に無視だったわけですね。
「折角したハンダ」とおっしゃってますが、失敗しているハンダ付けには何の意味もないわけで、確かめるためにはテスタで当たるのがいいですよとアドバイスました。テスタなんて安いものだと500円くらいで買えますし、一度買えばいろいろな用途にずっと使えるものです。でもそこのところは完全に無視だったわけですね。
たぶんタイミングではないですね。こういうタイミングでこうすればこうなるということは記事中に書いた通りです。2例目もありますのでそれ以上でもそれ以下でもなさそうです。
記事に書いたことはちゃんと読んでもらっていないようですし、アドバイスしてもどこ吹く風となると、なんだかバカバカしくなってしまいますね。
今まではコメントいただいたことはすべて返すという方針でしたが、今後は書いてあることはあえて繰り返さない、返信しないことにしますわ。アホくさいんで。
よくあるQ&Aサイトとかでよく言われていますが、素人とか初心者とかいうのは免罪符ではありません。なんでもきけばいいってものでもないんですよ、ハイ。
kyu様
当方の質問及び対応に関しご気分を悪くされたことを心よりお詫びいたします。
当方もあと少し確認したい部分もありますが今後は閲覧のみとさせていただきます。
申し訳ありませんでした。
kyu様
このページを参考に、無事スライドショーの全画面化することが出来ました。ありがとうございます。
最初はハンダ付けなしの方法で試していたのですが、ピンが上手く固定できず結局ハンダ付けで配線しました。
ただ全画面化出来ても、スライドショーの「圏外」表示は消えないのですね。
ここだけはソフトバンクの意地なのでしょうか・・。
猫寿司さんこんにちは。
圏外表示は消えないんですよね。残念ですが。
勝手な憶測ですが、メールで送った画像ファイルを表示するなど、スライドショーは3Gネットワークと密接な関係にあるのかもしれません。
作者様に要望を出してみるのもテかもしれませんよ。
感謝、感謝、全画面化が完了しました。
皆様の情報のお陰です。
ハンダとレジスト落とし(クリップ)の両方を
試し、ハンダのみで完了しました。
PCはXP
基板はマルツPL2303SA
Teratermです。
百均のLEDキーホルダーを分解しボタン電池で通電の確認を出来るようしてみました。
pm install以下の打ち込みが出来なかったの
ですが、ジャンパのハンダミスで5Vから3.3V
の変換不良になったのでしょうか?
燃え尽きてしまいました。202HWロスです。
全画面化が目的のはずが、、、
gengoさんこんばんは。
うまくいったのでしょうか、それとも駄目だったのでしょうか。気になります。
うまくいきました。不躾でごめんない。
有用な情報を頂きまして有難うございました。
gengoさんこんにちは。
そうですか、うまくいって良かったです。
企業などではほぼ駆逐されていますが、WindowsXP、まだまだ使われていますね。
四苦八苦して、win10がうまくいかず、
XPのPCがあることに気付きました。
XPでハイパーターミナルも使ってみましたが、
使いこなせませんでした。
何度もおっしゃる通り通電の確認をすることが
成功への道でした。
私の場合、文字化けもコマンド不通も接続不良でした。
kyu様 あけましておめでとうございます。
二台目の全画面に成功しました。
TXとRXにハンダせずにクリップを接地して、
GNDはハンダしました。レジスト剥がし無しです。
win10でteraterm、マルツ基板使用です。
クリップと基板の真鍮色部分で通電確認し、
teraterm起動し、文字化けして直ぐに
転送レートを一致させると正常に文字が現れ、
apkを打ち込むと一度目の作業で成功しました。
有難うございました。
うまく出来て嬉しい一方で物足りないような感じで、
次回機会があればroot化も試して見ようかと、
テレビを見ていても人気が無いと画面が消えるのは、
仕様なんですね、
gengoさんこんにちは。
二台目成功しましたか。詳細なレポートありがとうございます。
人感センサは確かにうっとうしいので、無効にできればいいなぁと思ってました。時間ができたらトライしてみます。