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バスが蛇行、添乗員がハンドル補助 阪急交通社のツアー

朝日新聞デジタル 1月20日(水)7時16分配信

 兵庫県で宝塚歌劇を観劇するツアーバスが17日、同県淡路島の高速道で蛇行運転を繰り返し、添乗員が10分ほど脇からハンドルを握り補助していたことが分かった。ツアーを主催した阪急交通社(本社・大阪市北区)によると、運転手は問いかけに対し、ハンドルを握ったまま、声を発しなかったといい、同社で原因を調べている。

 同社松山支店のツアーで、愛媛県東温市のバス会社が運行した。17日午前6時半に松山市を出発し、兵庫県宝塚市で宝塚歌劇を観劇する1泊2日の旅程だった。

 阪急交通社広報部によると、乗客42人を乗せたバスは午前10時ごろ、同県淡路市の神戸淡路鳴門道で、車線をはみ出す蛇行運転を繰り返し、休憩で立ち寄る予定の室津パーキングエリアを通過した。

 不審に思った40代の女性添乗員や乗客が、男性運転手(70)に「大丈夫ですか」などと声をかけたが、反応は薄かった。その後も蛇行が続いたため、添乗員が運転手の脇に立ち、10分ほどハンドルを補助。次の淡路サービスエリアに入るよう促したところ、運転手は自らハンドルを切り、無事バスを停止させたという。

朝日新聞社

最終更新:1月20日(水)13時25分

朝日新聞デジタル

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