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 昨年9月に出版された作家村上春樹さんのエッセー「職業としての小説家」は、紀伊国屋書店が初版の9割を買い取る異例の流通で注目を集めた。版元スイッチ・パブリッシングは、中小出版社に厳しい取次会社の取引条件をよくし、街の書店に確実に届ける配本の実現をめざしたのだという。新井敏記社長に本意を聞いた。