分裂、解散危機騒動に揺れたSMAPが18日放送のフジテレビ系「SMAP×SMAP」に緊急生出演し、グループの存続を宣言したが、パフォーマンス学の権威で、日大芸術学部教授の佐藤綾子氏(69)は5人の前途多難さを読み解いた。約3分に及ぶ“謝罪会見”について「世相に対する応急処置のような印象。一致団結して再出発するという感じは見られない」と分析した。
識者が、番組での5人の表情や動作から心理状態を分析した。
冒頭で黒いスーツ姿で登場した5人。時間は約3分と短かったが、佐藤氏は「適応動作が多く、いろいろなことが読み取れる」と指摘する。
当初から残留を決意していた木村拓哉(43)は前を見据え、独立に動いた4人は伏し目がちで謝罪の言葉を述べたが、「全員が顔の表情筋の動きを止めた状態で言葉だけを出している。これは大きなストレスを感じ、緊張感に覆われて心にゆとりがない状態。まばたきが多いのは落ち着きがない証拠で、話す速度も通常の半分ほどに落ち、伝える力が弱くなっている」と解説する。