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「中国当局が人権団体のスウェーデン人拘束」報道1月20日 6時01分
中国で拘束されていた、人権団体のスウェーデン人の男性について、国営の新華社通信は、市民をあおって政府と対立させたなどとして、国家の安全を脅かす活動を支援した疑いで当局が調べていると伝えました。
国営の新華社通信は19日夜、人権団体のスウェーデン人の男性で、今月3日に中国当局に拘束されたピーター・ダーリン氏について、国家の安全を脅かす活動を支援した疑いで当局が調べていると伝えました。
記事では、ダーリン氏は、国外のNGOなどからの多額の資金を元に、北京の弁護士らと共に、中国で法律支援という形で市民らに研修を行い、中国の人権状況をわい曲、ねつ造して海外に報告していたほか、国内の敏感な問題で市民をあおって、政府と対立させたなどとしています。
さらに新華社通信は、関係者の話として、ダーリン氏らを「西側の反中勢力が中国に配置した手先だ」とも伝えています。
ダーリン氏と共に活動していた北京の弁護士らの事務所を巡っては、去年7月に公安当局から摘発を受けたほか、ことしに入ってからも、市民から多くの支持を集めていた著名な人権派弁護士らが相次いで逮捕されています。
こうした人権活動に対する締めつけの背景には、海外のNGOなどを通して民主主義などの価値観が国内に広く浸透し、政府批判が高まることに対する、習近平指導部の強い警戒感があるものとみられます。
記事では、ダーリン氏は、国外のNGOなどからの多額の資金を元に、北京の弁護士らと共に、中国で法律支援という形で市民らに研修を行い、中国の人権状況をわい曲、ねつ造して海外に報告していたほか、国内の敏感な問題で市民をあおって、政府と対立させたなどとしています。
さらに新華社通信は、関係者の話として、ダーリン氏らを「西側の反中勢力が中国に配置した手先だ」とも伝えています。
ダーリン氏と共に活動していた北京の弁護士らの事務所を巡っては、去年7月に公安当局から摘発を受けたほか、ことしに入ってからも、市民から多くの支持を集めていた著名な人権派弁護士らが相次いで逮捕されています。
こうした人権活動に対する締めつけの背景には、海外のNGOなどを通して民主主義などの価値観が国内に広く浸透し、政府批判が高まることに対する、習近平指導部の強い警戒感があるものとみられます。