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ベトナム 中国の石油掘削装置移動に退去要求
1月20日 6時00分

ベトナム外務省は、おととしベトナムと中国が衝突する原因となった、中国の石油掘削装置が、ベトナム北部沖の、境界が未画定の海域に移動してきたことを明らかにしたうえで、中国政府に対して、直ちに現場海域から退去させるよう要求しました。
ベトナム外務省のレ・ハイ・ビン報道官によりますと、今月16日、ベトナムの関連機関が、中国の石油掘削装置が、ベトナム北部沖のトンキン湾の外の海域に移動してきたことを確認したということです。
掘削装置が確認されたのは、両国の間で境界がまだ画定していない海域だということで、ベトナム外務省は18日、首都ハノイにある中国大使館側に懸念を伝えるとともに、直ちに活動を中止し、掘削装置を現場海域から退去させるよう要求しました。
この掘削装置は、おととし、中国が南シナ海の西沙(パラセル)諸島の周辺に設置したことをきっかけに、ベトナムと中国双方の船が激しく衝突するなど、両国が対立を深める原因となったものです。
ベトナムでは21日から、今後5年間の国政の方針を決める最高意思決定機関である共産党大会が開催されるだけに、ベトナム政府は中国の海洋進出の動きに神経をとがらせているものとみられます。

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