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IS 800人超の子どもを戦闘員の教育訓練1月20日 8時00分
過激派組織IS=イスラミックステートが、イラクの支配地域で800人以上の子どもを連れ去り、戦闘員としての教育や訓練を行っていることが明らかになりました。
これは、国連人権高等弁務官事務所などが19日、イラクの人道状況についてまとめた報告書の中で明らかにしました。
それによりますと、ISが拠点としているイラク第2の都市モスルで、戦闘員にするため、800人から900人の子どもを連れ去ったことが確認できたとしています。
子どもたちはその後、年齢別に分けてキャンプに入れられ、5歳から10歳の子どもには独自の解釈に基づいた宗教の教育を行い、10歳から15歳の子どもには軍事訓練を施しているということです。
さらに、ISはこうして訓練した子どもたちを実戦に投入しているほか、戦闘で敗れたり逃げ出そうとした戦闘員の処刑を子どもに命じることもあるということです。
また、逃げ出した少年の戦闘員が、住民の通報で捕まえられたうえ、ISに処刑されることもあるということで、国連は一連の行為を戦争犯罪に当たるとして非難しています。
一方、ISを支持する住民に対する報復として、政府軍やそれを支援する民兵が違法な処刑などを行っている疑いもあるとして、国連はイラク政府に対して、ISから奪還した地域で法律の順守を徹底するよう求めています。
それによりますと、ISが拠点としているイラク第2の都市モスルで、戦闘員にするため、800人から900人の子どもを連れ去ったことが確認できたとしています。
子どもたちはその後、年齢別に分けてキャンプに入れられ、5歳から10歳の子どもには独自の解釈に基づいた宗教の教育を行い、10歳から15歳の子どもには軍事訓練を施しているということです。
さらに、ISはこうして訓練した子どもたちを実戦に投入しているほか、戦闘で敗れたり逃げ出そうとした戦闘員の処刑を子どもに命じることもあるということです。
また、逃げ出した少年の戦闘員が、住民の通報で捕まえられたうえ、ISに処刑されることもあるということで、国連は一連の行為を戦争犯罪に当たるとして非難しています。
一方、ISを支持する住民に対する報復として、政府軍やそれを支援する民兵が違法な処刑などを行っている疑いもあるとして、国連はイラク政府に対して、ISから奪還した地域で法律の順守を徹底するよう求めています。