手軽にタイ料理っぽいものをちょっと食べたいなあというときには、いなばのタイカレー缶あたりが今までの定番でした。安くて美味しいからコスパもいいしね。
僕も大好きですよ。
いなばのタイカレー缶に比べれば、1缶270円(コンビニ価格)なので決して安いとは言いませんが、鶏肉の量と味付けを考えたらけっこうイケてるんじゃないかと思うのが、レトルトタイ料理界の大御所「ヤマモリ」の「Thai Deli(タイデリ)」シリーズです。
今回確認できたのは「バジルチキン」と「パクチーチキン」の2種類。
以前見かけたのは「グリーンカレーチキン」「レッドカレーチキン」「マッサマンチキン」のタイカレー3種類だったんだけど、今回それらは見当たりませんでした。世代交代?
このタイデリシリーズのコンセプトは「家飲みがもっと楽しくなるタイのおつまみ」。
缶詰のまま温めずに食べても美味しいってパッケージに書いてあります。
温めなくていいなんて、家飲みっていうよりも電車飲みって感じがしないでもないところにちょっと哀愁を感じます。
バジルチキン
タイ料理といえば必ずと言っていいほど登場するのが鶏肉のバジル炒め。
それをイメージして作られているのがこちらの「バジルチキン」ってことでOK?
よくある鶏肉のバジル炒め(ガイガパオ)とはちょっと違うんだけどね。
パッケージの表示だと「辛さ 5」とかなってますけどそこまで辛くない。ピリ辛程度ですよ。大げさだなあ。1缶当たり 85g 入りでカロリーは 154kcal です。
缶はもちろん缶切り不要のパッカーンするタイプ。ますます電車飲み感が漂います。
う〜ん考えすぎか。逆に缶切り必要タイプの方が珍しいもんね。
ひき肉ではなくて、適度な大きさにカットされた国産鶏肉を炭火焼したものに本格的なバジルソースがからめてあります。缶を開けた瞬間からそこはタイ。大げさか!って思ったでしょ?でもけっこうタイです。冷たくて固まってるけどね。
確かにそのまま食べても美味しいです。しっかりとタイ料理風味。バジルソースが絡みついた炭火焼の香ばしい鶏肉が「ザ・おつまみ」って感じですし。
タイ料理食べたいなって欲求もけっこう満たされます。バジルの香りが大事。
パクチーチキン
タイ料理に欠かせないのはやっぱりパクチーでしょ。さっきのバジルチキンには入ってなかったけどさ。
こちらはすでに名前が「パクチー」だからね。そりゃどんだけパクチーなんだろうって楽しみになりますよ。
ああ、夢を壊すようで悪いけどパッケージ写真は盛り付け例だからね。大きなパクチーはないからね。しょうがないよね。
こちらは「辛さ」ではなくて「パクチー」レベルで表現しています。
ヤマモリさんの言うことにゃ「パクチー 5」です。
バジルチキンの辛さ表現よりはいい線いってると思いますが、僕としては「パクチー 2.5」くらいな。なんだか PM2.5 みたいになってるけど。
こちらも 1缶当たり 85g 入りですが、カロリーは少し高い 159kcal です。
もちろん、こちらも缶切り不要のパッカーンタイプ。基本ですね。
出会って3秒で即食えなきゃ。
こちらも適度な大きさにカットされた国産鶏肉を炭火焼きしてものが使用されています。味付けは塩ダレです。
刻みパクチーがそこそこ多めに練りこまれている感じで、缶を開けた瞬間にパクチーの香りに包まれます。ただパクチーの香りといっても、フレッシュなパクチー感は残念ながらというか、缶詰だから当たり前なんだけどありません。
調理されたパクチーの匂い。それでも幸せだなあ。
こちらも、温めなくても美味しいということなのでそのまま食べてみましたが、確かに美味しいことは美味しいです。
でもさ、冷たいタイ料理ってなんとなく寂しいんだよね。そりゃピントもボケるわ。
バジルチキンとパクチーチキンを温めたらもっと美味しかった
さすがに全部冷たいまま食べるのは寂しすぎるので、レンジでピーしてみました。
煮崩れ感があるのはしょうがない。だって缶詰だもの。
でも、やっぱり温かい方が数段美味しいですよ。
バジルソースの香りも引き立つし、鶏肉も柔らかい。
調理済みのパクチーの香りだって、冷たい時よりずっといい香り。
もちろん鶏肉もうまうま。
つい我慢できずにプシュッとやってしまいました。たまにはいいよね。
BREWDOGのJACK HAMMER の強い柑橘系の風味とタイデリ缶がよく合うんだなあ。
そして、つまみとして堪能した後に残ったバジルソースとパクチーソースは、それぞれ熱々のご飯をぶち込んでよく混ぜて食べるとこれまた絶品でした。
つまみにもご飯のお供にもとってもよく合うタイデリ!気に入りました。
タイデリってちょっと風俗系の響きがあるような気がするのは僕だけではないはず。
でもそれは美味しさとは関係ない別のお話ですな。考えすぎです。
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