最大野党「共に民主党」の文在寅(ムン・ジェイン)代表は19日、「朴槿恵(パク・クンヘ)政権発足から3年で韓国は全般的危機に陥った」と診断した。
文在寅代表はこの日、国会議員会館大会議室で行われた新年記者会見で、上のような見方を示した後、「経済と民生は破たんし、民主主義は百尺竿頭(韓国語では非常に危険な状況という意味)にあり、南北関係は先が見えない」とも述べた。
そして、「過去3年間、国民は苦痛に追いやられ、苦しむ国民たちのそばに大統領は不在だった。ただ、国民の上に君臨する『不通(意思疎通が不可能な)』大統領でしかなかった」と叱責(しっせき)した。
また、「それでも朴大統領は経済の失敗と民生破たんに対して何の反省もなく、依然として他人のせいにし、国会を脅迫するだけだった」と声を荒らげた。
さらに、「朴槿恵政権で経済は完全に失敗した。成長のない経済、深刻な不平等に韓国経済の火種が消えている。経済成長率も2%台に落ちた。韓国経済を支えていた輸出も史上最悪に落ち込んだ」と非難した。
経済以外についても、「大統領は国民の圧倒的反対にもかかわらず、歴史国定教科書で親日・独裁美化に乗り出しただけでは飽きたらず、従軍慰安婦問題を売ってしまった。慰安婦被害者と国会の同意なしに『最終的かつ不可逆的』うんぬんし、歴史の真実を覆い隠し、日本の法的責任を免除させるという史上最悪の外交惨事を引き起こした」と痛烈に批判した。