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【ラオックス】中華系企業に変わって職場にゆとり

 今年の流行語大賞に選ばれた“爆買い”の火付け役は、何といってもラオックスだろう。国内最大規模の免税店を展開し、中国人観光客がバスを連ねてやってきた。

 販売員として働くA子さん(32)の年収は約400万円。同業の中ではいい方なのだという。

「以前は体育会系で恐ろしいほど残業をしている店舗もありました。賞与も金一封程度でしたし……。ところが、09年に経営者が代わってからのここ数年、働きやすくなったと思います。昇進の回転は速くなり、成果を出せば評価してもらえます。業績が良いことからボーナスも期待できますね」

 女性の登用には積極的で、部長職や役員もいるのだという。

「全社的なイベントがあり、社員同士の仲はいいですね。人間関係はフランクで穏やかな人が多いかな。問題が起こった時も会社のサポートがあるので安心して働けます。売り上げのノルマはありませんが、自身の数字が評価につながるので頑張る社員が多いように思います。勤務は早番遅番の2交代制。閉店後、片付けが済めば、すぐに帰宅できます。なので、プライベートとのバランスは取りやすい。顧客の9割が中国やロシア、韓国からの観光客なので語学のスキルは伸ばせますね。それにしても中国の方はパワフルです(笑い)」(A子さん)

 チャイナパワーで来年も躍進が期待できそうだ。

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