米ＢＯＡの株価下落－増収困難やエネルギー業界融資懸念、コスト高で

2016/01/20 03:41 JST

　　　　（ブルームバーグ）：19日の米株式市場でバンク・オブ・アメリカ（ＢＯＡ）の株価が下落。増収が難しいとの幹部発言に加え、経費削減が不十分との声も出た。

ポール・ドノフリオ最高財務責任者（ＣＦＯ）は19日アナリストとの電話会議で、米景気が回復しても増収は「容易ではない」と発言。同行は2015年10－12月（第４四半期）に貸倒引当金を２億6400万ドル（約310億円）積み増したことも明らかにした。原油値下がりが主因だという。エネルギー関連融資は213億ドルで融資残高の２％相当だとドノフリオＣＦＯが述べた。石油探査・油田サービス会社への融資がその大半だという。

同ＣＦＯは「将来のエネルギーセクターについて検証し対応するに伴い引当金は９億ドルを超える可能性がある」と述べた。

第４四半期の費用は２％減の139億ドルだった。オッペンハイマーのアナリスト、クリストファー・コタウスキ氏は、ＢＯＡのコストは「まだまだ高過ぎる」と述べた。

株価はニューヨーク時間午後０時12分現在、前営業日比2.6％安の14.09ドル。

原題：BofA Falls After Revenue Growth Seen Elusive, Energy Loans Sour（抜粋）

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更新日時: 2016/01/20 03:41 JST