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IAEA イランを監視する新部署設置計画
1月20日 7時30分

イランが欧米などとの最終合意に基づき、核開発を制限したことを受けて、IAEA=国際原子力機関は、今後の対応を協議するため特別理事会を開き、新たな部署を設置するなどして、引き続きイラン側が合意を守っているかどうか監視していく方針です。
欧米などとの最終合意に基づいて、イランが核開発を制限したことから、関連する経済制裁が解除されることになり、IAEA=国際原子力機関は、引き続きイラン側の取り組みを検証する役割を担います。
このためIAEAは19日、今後の対応などを協議するため、オーストリアのウィーンで特別理事会を開き、冒頭、天野事務局長が演説しました。
天野事務局長は「最終合意の履行によって、イランとIAEAの関係は新たな段階に入った。多くの努力によってここまで来ることができたが、これからも同じように努力しなければならない」と述べました。
また、イランが継続して合意を守っているかどうかを監視していくために、新たな部署を設置する計画を明らかにし、各国からも引き続きイランの動向を注視していく必要があるとの意見が出されました。
理事会のあとの記者会見で天野事務局長は、イランがまだ批准していない、抜き打ちでの査察を可能にする「追加議定書」の重要性などを指摘したうえで、「今のような勢いを持続することが大切だ」と述べ、イランに対してさらなる協力を求めました。

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