原田亜紀夫
2016年1月19日20時00分
2020年東京五輪・パラリンピック組織委員会は19日、昨年9月に白紙撤回をしたデザイナーの佐野研二郎氏制作の旧大会エンブレムに関連した費用は、計1億900万円だったと発表した。全額、組織委が負担する。
内訳は、応募・選考関連経費が約900万円、ポスターやホームページなどの制作費が約100万円。商標調査・登録費用は3100万円(調査費2300万円、登録費800万円)で、昨年9月時点で想定していた4700万円からは1600万円抑制された。このほか、昨年7月に東京都と共催した発表イベントの費用が6800万円だった。昨秋の想定からは100万円減ったという。
組織委は現在、新エンブレムを選び直す作業に入っており、今月9日に最終候補の4作品を選定した。4作品を商標調査にかければ、1点当たり約2300万円の費用がかかる見込み。このほか、応募や選考にかかる費用などは精査中という。(原田亜紀夫)
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