抗癌剤治療がうまくいかなくなってくる頃、免疫療法やサプリメントなど、エビデンスのない治療を受けたいと患者が相談してくることがあります。いわゆる怪しい治療です。自由診療であり、高額な費用負担が求められることも多いようです。そのようなとき自分は、(1)本人がその治療をすることで気持ちの支えになること、(2)本人や家族に負担が大きくないこと──を条件に容認することにしています。

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