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日中韓FTA交渉 主張の溝埋まらず協議継続
1月19日 23時09分

18日から東京で行われていた、日本と中国、それに韓国の3か国によるFTA=自由貿易協定の交渉会合が終わり、貿易自由化の水準を引き上げたい日本や韓国と、慎重な中国との間で主張の溝が埋まらず、引き続き協議を続けることになりました。
日本と中国、それに韓国による3か国のFTAを巡る9回目の交渉会合は、各国の首席交渉官が出席して、18日と19日の2日間、東京で行われました。
この中で、日本は工業製品の関税を早期に撤廃し、TPP=環太平洋パートナーシップ協定に近い、高い水準の貿易自由化を求めました。
また韓国は、去年中国と結んだ2国間のFTAを基本としつつ、自由化の水準を引き上げたい考えを示しました。
これに対して中国は、国内産業の保護などを理由に関税撤廃に慎重な姿勢を崩さず、主張の溝は埋まりませんでした。
今回の交渉は、去年11月に3か国の首脳が交渉加速で一致したことを踏まえて協議が進展するかが焦点でした。
各国はことし4月に韓国で事務レベルの交渉会合を開くことを決め、引き続き協議を続けることになりました。

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