便乗するようだが、ブログ界で話題の『メディアクリエイター』の記事を読んで、たくさん思うことがあったので記事にしてみます。
例の話題の大学生たちが、一方では叩かれて、もう一方では賛同されている様子を見ていて、僕自身「なんでもいいじゃん、人それぞれだよ。」って気持ちです。
ただこの波に乗って多くの若者が『ブログをビジネス』としてやっていこうと思ってしまうことが心配なんです、僕は。
なのでその辺の僕の考えを書いていこうと思います。
現状のブログで稼げる時代は終わります
これは断言できます。少し言い換えると「ブログで稼げる人はごく一部になります」かな。僕でさえブログ開設から1ヶ月で数千円を稼げてしまっている。これに疑問を感じない人はまず成功しない。
僕が彼らのライバルになるって話ではなくて、広告の形が必ず変わるからだ。
ブログのあれこれ
数年前にアフィリエイト商材を扱うブログが増えました。そしてたくさんのアフィリエイトブログが増えたせいで、アフィリエイトの存在を一般ユーザーが認知し、その結果アフィリエイターたちの収入は激減した。(今も稼いでる人はいるけどね)
そしてGoogleアドセンスが新しいブログの未来を作り、商材(広告)を自動で配信してくれる時代が来た。面白い記事さえ書く能力があれば、あとは勝手にお金が入ってくる。アフィリエイトブログより格段にコンテンツの内容が自由になり、PVさえ稼げれば完全にノンジャンルでもブログで生活ができる。
でもさ、AppleもGoogleも自分で広告作ってさ、広告をブロックできる機能を追加してきているじゃないですか。この矛盾をしっかり考えないと。
ある日Googleが「アドセンスはユーザビリティが低下するからやめるわ。」って言ったら、どうするの?月間50万PVはあるけど広告がないから、収入0ってこともある。その日からみんな普通の本来の『ブロガー』になっちゃうよね。
若者たちは「そんな先のこと知らねえよ」と思うかもしれないけれど、社会に出た大人たちは同じような経験をどこかでして、後悔や失敗していることを知っているから、例の若者たちを叩くんです。「大人の社会経験なめんな」と。
もうブログは変わり始めている
「はぁちゅう」さん「イケダハヤト」さんを始めとするネットビジネス・ブログ界の稼ぎ頭たちは、もう次のステップに入っています。
「有料サロン」や「noteを使った情報販売」。これって何かに似ていますよね?
そう「有料メルマガ」と「アフィリエイト」です。一大ブームが過ぎ去ったモノが形を変えて蘇ってきたんだと思います。
でも僕はこれが本来の形であり、誰でも稼げるブログの方が異常だと思うのです。
ブログもSNSも今までが異常だった
例えばですね、
大人気のアイドルがプライベートの写真をブログやSNSにアップしているじゃないですか。でもライブ会場ではポラロイド写真を販売しているんですよ(詳しくないですが)。「は?ネットではタダなのに、ポラロイド売ってるんじゃないよ!」ってことではなくて、その逆、「そのSNSの写真も売れば良かったのに、もったいない。」と僕はいつも思います。
そして去年あたりから、こういう商売ができるプラットフォームの設備は殿いました。
つまり、情報をタダでばら撒いて、広告収入で収入を得る時代は確実に終わる。今までは、大手のIT系企業が作ったブームに乗せられて、みんなが金になる情報を垂れ流している時代だったってことです。
さっきの話に戻りますが、これが未来の稼げるブログの形。「有料サロン」や「noteを使った情報販売」などが次の稼ぎ場。他にも沢山あるけど。例えばです。
それでもブログで稼ぐ方法はある。それは無くなるわけじゃない。でも今まで以上に能力が求められるはず。そしてもっと広告配信者がコンテンツを見る目が厳しくなるはず。
で、君たちはそんな場所で喰って行けるの?成功するのは、一部の上に立つ人間だけだよ。同じコミュニティにいるだけで、同じ力があるわけじゃない。
僕だって危ういよ
僕は友達と一緒にやってる鼻クソくらい小さな会社でWebやアプリのデザインやディレクションをやっているんだけど、「完全に将来ないな」って感じています。
「将来ないな」は『会社』ではなくてこの『職業』です。(会社もやばいけどね☆)
だって一文字もHTMLを書けなくてもホームページなんか作れる時代になったし、アプリだってそれに近づいてきている。まぁ僕が得意なのはデザインやコーディングじゃないので、当分は大丈夫ですが。
それでもWEBの進化スピードが死ぬほど早いので、必ず毎日なにかを学び続けないといけない世界。
若者を批判しているわけじゃない
潰れるか潰れないか分からない会社を友達とやっている僕が、若者たちに説教できる立場じゃないし。ただアドバイスというか、ブログで月に30万、50万稼いで「俺すげー!プロになろう!」ってのが良くない。一億稼ぐビジネスプランがあるなら、人生かける価値あると思う。
そして『メディアクリエイター』として活動する意思の強さのある人は、絶対サラリーマンになっても仕事楽しめるタイプだと思います。
そもそも会社で働きながらメディアクリエイターをやる人は、好きに活動するべきだしね。
まとめ
この記事は色々言っているけど、僕の予想で何の根拠もないです。今のネット社会はGoogleなどの大きな会社に支配されているから、予想でしかやっていけない世界なんです。せっかく作ったアプリが彼らの急なアップデートで使えなくなったりしちゃうんだもの。
だから常に予想して仕事をしています。そしてこの記事も予想。
僕なんて、30歳過ぎてて、結婚していて、すでに住宅ローンあって、春に北海道に移住するっていう気合だけの人間なんで、若者に偉そうに言いたくない。
でも『メディアクリエイター』っていうなら、『グノシー』や『スマートニュース』みたいなの作るくらいしなきゃ。『ブロガー』の最底辺のビギナーブロガーの僕はそう思います。
色々書いたけど、それでも何もやらないよりはアクションを起こせる人の方が、何にもやらない人の何倍も 偉いんだけど。だから
頑張れ若者!面白い世界を作ってくれ!
おしまい。
(最後に『メディアクリエイター』は本当にダサいから、名前だけは変えましょ?
その名前じゃ成功しないのは、おじさんたちはみんな知ってるんだ。)