神奈川県の団地で銃撃事件　37歳男が拳銃奪い発砲、警察官は重傷

フジテレビ系（FNN） 1月15日(金)1時5分配信

神奈川県の団地で、銃撃事件が起きた。37歳の男が、警察官の拳銃を奪い、4発発砲。警察官は、足や肩を撃たれ、重傷を負った。
周りの警察官が、一回り小さく見えるほどの大柄な男。
警察官へ発砲し、殺人未遂などの現行犯で逮捕された無職・松木貴嗣容疑者(37)。
無精ひげを生やし、足を引きずって歩いているようにも見える。
現場となったのは、松木容疑者が住む、神奈川・横須賀市久里浜の団地の7階。
14日午後2時半すぎのことだった。
「母親に殺されるかもしれない」と、警察に一報を入れたのは、松木容疑者とみられる男だった。
現場に駆けつけたのは、30歳の男性警察官。
しかし、団地の1階部分で、松木容疑者ともめているはずの母親と遭遇した。
母親は、外出先から帰ったところだったという。
そして、警察官と母親が、2人で団地の7階に上がると、廊下に包丁を持った松木容疑者が立っていた。
目撃者は、「女性の声で、『包丁持った男がいる!』って言って。ただならない声で叫んでました」と話した。
警察官が、「包丁を捨てろ」と言うと、包丁を捨てた松木容疑者。
警察官が、母親に「刃物を遠ざけてくれ」と指示し、母親が刃物を遠ざけると、その間に、松木容疑者が警察官ともみ合いになったという。
この時、松木容疑者は拳銃を奪い、4発発砲。
3発が、警察官の太もも付近2カ所と右肩に当たった。
警察官は、負傷しながらも、松木容疑者を馬乗りになって取り押さえ、殺人未遂の現行犯で逮捕した。
目撃者は「警察とかの怒鳴り声が聞こえて、『これ以上、暴れんじゃねえ!』とかって聞こえて。犯人は、おさえられたんだけど、暴れてて。警察が、何度も、そこの玄関の柵にバンバンバンってぶつかってて」と話した。
「わたしがやったことに間違いありません」と、容疑を認めているという松木容疑者。
母親は、松木容疑者について、「うつ病だった」と警察に話しているといい、警察は、事実確認を急いでいる。.

最終更新:1月15日(金)1時5分