こんばんわ、うぉるちんです。
はてなブログのトップページを見ていたら、旬のトピックとして"メディアクリエイター"というものが出ておりました。
ちょっと興味がわいたのでみんなの記事を見てみたよ。
メディアクリエイター論争とは
先日行われたブロガー新年会の時に端を発したものだったようです。
"やぎじんぺい"さんとかが主催したやつかな?すごい人だ。
要は、
学生の側が「メディアクリエイター」を推してて、
おっさんの側がそれをダサい!と言っている
ということのようです。
なかなか面白い動きだと僕は思います。
人って、自分の肩書きすごく大事にすると思うんです。サラリーマンだって、肩書きにしか価値を見出さない老害もたくさんいるし。独立して仕事始める時だって、「自分を社会のどの辺りに置くか」って意味でも肩書きは大事。同じ肩書きを名乗る事による連帯感や、物理的なメリットだってあるはずです。
そういう意味では、定期的に巻き起こっていい論争だと思いますね。むしろ健全。
おっさん側チームの僕も考えてみる
僕はどっちかというと新参者だから、自分をブロガーだなんて考えた事も無いし、ましてやメディアクリエイターだなんて。なので意見する立場に無いかもしれないけど、現状の僕ならではのフレッシュな思考を巡らせてみようと思う。
ブログを書くからブロガーってのは至極単純な名称だよね。運転するからドライバー。ゴルフをするからゴルファー。ヒッチハイクをするからヒッチハイカー。そんなものと変わらないのだ。
思うに、学生たちは"ブロガー"である以上の付加価値を求めたんじゃないかな。
今日は仕事ちょー疲れた!マジで雪とか最悪でメイク崩れちゃったし!
合コンも最悪。
明日は良い事ありますように。おやすみなさい。みなさん良い夢を〜
みたいなブロガーと同列に語られたくないと思っていたんじゃないのかな。
誰かに自分の活動を話す時に、「ブロガーとして活動しています」って言ったとする。相手の思うブロガーの概念が、上記の「今日は仕事ちょー〜」のイメージだったら、そりゃ「は、はぁそうですか…」ってなるよね。
彼らがメディアクリエイターを名乗りたくなるのは必然じゃないか。
実際学生たちのレベルは高い
ブログを書き始めてから、いろいろな方のブログを空いた時間に読みまくっていますが、すごくレベルが高いのは明白ですよ。
僕なんて普段は文章をそんなに書く事をしていなかったから、どうしてもまだまだ拙い文章になってしまうし、語彙も貧弱。おっさん、嫉妬してるもん。嫉妬。ちくしょうすげぇ面白いな!こりゃバズるはずだわ!って思うもん。
そんな学生の、実績の伴った向上心に対して、くだらない否定をするなんて老害認定されても文句は言えないんじゃないかな。正直恥ずかしいよね。
うん、同じおっさんとして恥ずかしいよ。はてなブログのユーザー文化が〜とか、伝統が〜とか言ってるのが事実だとすれば薄ら寒い。
そもそもブログなんて、ここ10年間くらいに出てきた存在ですよね。そんなものに伝統とか文化なんてあるわけないじゃないですか。そもそも、紙媒体としてのとてつもなく歴史のある「日記」という伝統をぶっ壊して出てきた「ブログ」に伝統を求めてもそりゃあナンセンスってもんだよね。置いてかれるよ若者に。
ブログは数ある武器の一つでしかない
トッププレイヤーの方々の活動を見ていると、「彼らはそもそもブロガーじゃない」ということが見えてくるよね。ちゃんと見てると。
"はあちゅう"さんだとか"イケダハヤト"さんだとかが今めっちゃ力入れてるnoteでの記事の有料販売だとか、若い学生たちもやっているよね?
これが成功するビジネスモデルかは、現時点で判断するのは早急だからなんとも言えないんだけど、若い学生たちもこぞって進出しているじゃないですか。
こういう実験をすることってすごく尊敬できますよね?おっさんはそんなにフットワークも軽くないし、有料化できるコンテンツもない。どれだけ実行までのプロセスをシンプルに、そして誰よりも迅速に行うかが、現代社会に必要とされるスキルかわかっていないのかな。
Baseで自分のスキルを売ったり、synapseでサロンやったり、正直すごいよね?学生たちだってトップの人たちはやってるんですよ。正直すごいよね?
そしてすごいのは、リアルので活動を大事にするよね。ブロガー新年会80人とか。これが新しいところだと思う。「オフ会」のレベルを超えてるっす。
これはブロガーではないですよ。アルファブロガーもピンとこない。何か新しい肩書きが必要な時流だってことでいいじゃない。
大事なのは肩書きの名前じゃない
そう、名前なんて関係ないんですよ。
メディアクリエイターという名称がダサいとかダサくないとか、高城剛がどうしたとか沢尻エリカがどうしたとか、くだらな過ぎて草が生え過ぎて茶を沸かすよ、ヘソで。それは本質を全く見ていない。ブログの枠を超えて活躍を始めた、しかもマネタイズにも成功し始めている学生の向上心、心意気、実績、そういう類の話なんだよ。
名前なんて、年月が経ってその文化が定着した時に始めて意味を持ってくるんだ。今活躍しているトッププレイヤーたちが、自らをメディアクリエイターと称しているのであればそれはそれでいいんだよ。
彼らが大成功を収めた時、メディアクリエイターがかっちょいいものになるよきっと!小学生のなりたい職業ユーチューバーを抜かす日がくるよ!
すごく夢のある話だと思うけどな。それを僕と10歳くらい歳が離れた若者が切り開いていこうという気概を示しているんじゃん。僕は素直に応援したい。
そして一つ聞きたい。
「おっさんもメディアクリエイターを名乗っても大丈夫ですか!?」
まとめ。これからの活動を楽しみに見てる
いろいろ話したけど、僕は素直にすげぇと思っている。それに尽きる。
そして、僕は、正しいとか間違っているとか、今はどうでもいいと思う。
「彼らはただの学生じゃねぇか、何言っちゃってんの?」とか、
「圧倒的に社会経験が足りない!キリッ」とか、
「学生の悪ノリの延長だろう、身の程を知れ」とか。
本当に気にしないでいいよこんなの。
当たり前じゃない。学生が社会経験が少ないのは。
その少ない経験の中から試行錯誤して何を生み出すか、その過程が重要じゃないか。僕は正直羨ましいよ。
論争の果てに分かり合えることなんてないだろうしね。
自分が成し得なかった学生ならではの楽しみ方に嫉妬しているようにしか見えないもん。
意識高い系をディスってる老害の図にしか見えませんね。
だって、こんな論争になって、おっさんたちに筆を執らせている時点で勝ちだよ。
多くの人間がこの話題について考えているんだよ。
その時点でメディアを作り出してるよ。
バツイチのおっさん予備軍も、すごく考えさせられたし、今これを書いている間たのしかったし、また視野が開けた感じがするよ。どうもありがとう。
おっさんが言うんだから間違いないよ!ということで。
それでは、ごきげんよう。
追記。参考にしている先輩のお言葉
ヒトデさん。
僕も学生たちの活動を素直に認めたい。それが嫉妬でも羨望であっても素直になることが大事。自分の感覚を若く保つ秘訣。
ポジ熊さん
ブロガーとしての矜持と、メディアクリエイターへと舵を切った学生たちへの柔軟な理解が文章から伝わってきます。それを踏まえた上での地に足がついた持論。