安保法成立４か月 反対する人たちが国会前で集会

1月19日 23時31分

安全保障関連法の成立から４か月となる１９日、法律に反対する人たちが厳しい寒さの中、国会前で集会を開き、法律の廃止を訴えました。

１９日夜、国会前で開かれた集会には、主催者の発表でおよそ５８００人が集まり、雪が残る厳しい寒さのなか、「憲法９条を壊すな」などと書かれたプラカードを掲げて、法律の廃止を求めました。
集会に参加した日弁連、日本弁護士連合会の元会長で、貧困問題に取り組む宇都宮健児さんは、「戦争になれば、最前線に送られるのは貧しい家庭で育った人たちだ。最後まで戦い抜こう」などと訴えました。
安全保障関連法はことし３月末に施行されることになっていますが、去年の夏から集会に参加しているという千葉県の７０代の女性は、「平和な日本を引き継ぐという思いで参加しています。法律の施行は近づいていますが、まだ間に合うと思うので、廃止を求め続けたい」と話していました。