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サイバー攻撃「DDoS」想定し訓練
1月19日 22時45分

行政機関などのホームページが、外部から大量のデータを送りつけられて閲覧できなくなる、「DDoS(ディー・ドス)」と呼ばれるサイバー攻撃の被害が相次いでいることを受けて、インターネットの接続会社の担当者が対処法を学ぶ訓練が、東京・大田区で開かれました。
訓練は、インターネットの接続会社など16社から合わせて200人以上が参加して、国際的なハッカー集団から犯行予告があり、攻撃が行われたという想定で行われました。
利用者からの「インターネットがつながらなくなった」という苦情を受けて、担当者は通信の状態を確認し、偽の信号を大量に送ってサーバーをダウンさせるタイプのサイバー攻撃だと判断しました。
そして、ほかの接続会社にも連絡して情報を共有したうえで、偽の信号を遮断して、サーバーの負荷を下げ、通常の通信状態に回復させました。
DDoS攻撃は、去年9月以降、行政機関などで被害が相次ぎ、18日の金融庁をはじめ厚生労働省などのホームページが一時閲覧できなくなりました。
接続会社で作る団体「テレコム・アイザック推進会議」で訓練を担当する古賀洋一郎さんは、「4年後の東京オリンピックでも攻撃の激化が予想され、攻撃の情報を業界で素早く共有し、対処できるようにしていきたい」と話しています。

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