韓国酒類メーカー社長に「パワハラ暴言」疑惑

会社側、社長付き運転手の「恐喝」と主張

 慶尚南道昌原市に本社を置く酒類メーカー、舞鶴の崔在鎬(チェ・ジェホ)会長付き運転手、Sさん(42)がこのほど、崔会長から暴言を浴びせられたと暴露。これに対し、舞鶴が運転手は金銭目的で虚偽事実による脅迫に及んだものだと検察に告発した。

 Sさんは「崔会長からいつも暴言を浴び、時間外手当も受け取れなかった」などとマスコミに暴露した。これに対し、舞鶴は17日までに、Sさんを恐喝の疑いでソウル中央地検に告発した。Sさんは2014年7月から7カ月間、崔会長の車を運転した。

 舞鶴側は「昨年12月にSさんが会社に電話をかけ、『会長のパワーハラスメント騒動について、メディアからインタビューを求められた』『崔会長の横暴が明らかになれば、大きな打撃を受けることになるので和解金を支払え』などと要求した」と主張した。当時は別の食品メーカーの会長が運転手を暴行した事件が社会的に波紋を呼んでいた時期だったという。

 しかし、Sさんは本紙の電話取材に対し、「崔会長の暴言などについてメディアに告発しようとしたところ、会社側が電話をかけてきて、口封じされた」と述べ、会社側の主張とは食い違っている。

昌原=権慶勲(クォン・ギョンフン)記者
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