バイオ・ヘルスケア産業で雇用5万人創出を計画=韓国政府

【ソウル聯合ニュース】韓国政府はバイオ・ヘルスケア産業の質的、量的成長を促進するためのファンドに新たに1500億ウォン(約145億円)を投じ、投資規模を4350億ウォンに増やす。保健福祉部が18日の2016年度(1~12月)の業務報告で発表した。資金が行き渡れば、バイオ・ヘルスケア分野で新たに5万人の雇用が創出されると見込む。

 政府は今年のバイオ・ヘルスケア分野の雇用数を2015年の71万人から今年は76万人に増やすという目標を定めた。同分野の付加価値も昨年の60兆ウォンから65兆ウォンに引き上げる計画だ。関連市場の規模については2012年の世界13位から来年は7位に成長させることを目指す。

 保健福祉部は、昨年国会を通過して6月から施行される予定の「医療海外進出および外国人患者誘致支援に関する法律」により、外国人を対象とする医療機関の広告が可能になるとともに外国人患者支援策が施行されることで外国人患者数が昨年の28万人から今年は40万人に増えると予想した。これにより、今年後半には関連業界で外国人患者の誘致が本格化する見通しだ。

 国内では、遠隔医療モデル事業を本格推進する。遠隔医療で医師の診療を受ける対象者は昨年の5300人から1万200人に増える。モデル事業に参加する病院の数も148から278に増えるという。

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