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同時に発表されたその他の中国経済統計もさえない内容となった。
12月の鉱工業生産は前年同月比5.9%増。増加率は予想の6.0%を下回ったことに加え、11月の6.2%から縮小した。
12月の小売売上高は前年比11.1%の増加。こちらもプラス幅は予想の11.3%を下回ったほか、前月の11.2%から鈍化した。
15年通年の固定資産投資伸び率は前年比10.0%となり、予想の10.2%に届かなかった。1─11月の伸び率は10.2%だった。
<不動産市場の低迷>
招商証券のエコノミスト、張一平氏は、中国経済が盛り上がらない最大の要因はセメントや鉄鋼といった原材料需要の動向を左右する不動産市場の低迷だと指摘。「2015年にとられた不動産に対する支援策の効果はまだ見られていない。16年の中国経済は一段の下振れリスクに見舞われるだろう」と述べた。
中国国家統計局が発表した2015年の中国の不動産投資は前年比1.0%増加。伸び率は約7年ぶり低水準となった。新規建設(着工面積)は14%減少した。
国家統計局は記者会見で、2015年の成長率は「苦労して達成」したと説明。中国経済の構造調整は重要な段階にあると付け加えた。
方正証券のアナリスト、郭磊氏はノートで「さえない価格のほか、一部産業で進行中の生産能力削減努力により、工業のパフォーマンスが押し下げられている」と指摘。「2016年には、商品相場底打ち、デフレ緩和、景気循環セクターの安定が見込まれ、中国経済とって一定の下支えとなるだろう。われわれは今年第2・四半期以降に一定の回復がみられると予想している」とした。
*内容を追加します。
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