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【父の教え】
映画監督・大林千茱萸さん 自由には責任が伴う
自らの生き方をさらけ出し、いつも真剣に向きあってくれた。それが自分への最大の愛情表現だと、感謝の念を持ち続けている。(村島有紀)
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≪メッセージ≫
永遠の未完成、これ完成なり。何でも面白がる人に育ててくれてありがとう
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【プロフィル】大林宣彦
おおばやし・のぶひこ 昭和13年、広島県生まれ。自主映画やCM制作でキャリアを重ね、52年「HOUSE/ハウス」で商業映画に進出。故郷の尾道を舞台にした「転校生」「時をかける少女」「さびしんぼう」の“尾道三部作”などを監督。平成16年に紫綬褒章、21年に旭日小綬章。
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【プロフィル】大林千茱萸
おおばやし・ちぐみ 昭和39年、東京都生まれ。年間平均200本の映画を見続け、8歳から映画雑誌「キネマ旬報」に投稿し、「映画感想家」として活動。仏料理とマナーの教室「西洋食作法と美食の教室」主宰。「100年ごはん」を全国各地で上映中。