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「混乗」の2社に立ち入り検査

01月17日 15時33分

長野県で起きたバス転落事故で、バスにはツアーを企画した東京・渋谷区の会社とは別に都内の旅行会社2社が募集した人も乗っていたことから、観光庁や東京都などは状況を確認するため、17日、この2社に対し立ち入り検査を行いました。

立ち入り検査を受けたのはいずれも都内の旅行会社で、渋谷区の「トップトラベルサービス」と杉並区の「フジメイトトラベル」です。
観光庁などによりますと、この2社は今回のバスツアーを企画した東京・渋谷区の「キースツアー」から座席の一部を譲り受ける形で参加者を募っていたということです。
バスの乗客39人のうち、この2社からそれぞれ2人ずつ、合わせて4人が乗っていて、このうちの1人が事故で亡くなったということです。
観光庁によりますと、自社でツアーを実施するほど客が集まらなかった場合、他社が手配したバスに乗り合わせることは業界では「混乗」と呼ばれ通常あることで、法律違反にはあたらないということです。
〔立ち入り検査の担当者は〕。
「フジメイトトラベル」への立ち入り検査を行った東京都観光部振興課の若林和彦課長は、報道各社に対して検査の状況などについて説明しました。
それによりますと検査には、社長と従業員の2人が対応し、自社で募集したスキーツアーの利用客が少なかったため、「キースツアー」が手配したバスに客を乗せてもらえるよう依頼した経緯などについて説明を受けたということです。
都はこの会社と「キースツアー」との契約に関する書類などを確認したということで、若林課長は「詳しい経緯をさらに確認し、今後の対応を検討したい」と話しています。
〔「混乗」の旅行会社は〕。
今回のバスに「キースツアー」から座席を購入する形で2人を同乗させ、このうち1人が亡くなった東京・渋谷区の旅行会社、「トップトラベルサービス」の須見弘社長が国の立ち入り検査後に報道陣の取材に応じ、「被害者の方に心よりお詫び申し上げます」と謝罪しました。
そのうえで今回のツアーについて「自社ではツアーを実行するほど、お客さんが集まらず、1年ほど前から付き合いのあるキースツアーからバスの座席を購入した。バス会社の名前は事故が起きるまで知らなかった。同様に把握していないケースはこれまでもあり、ツアーの主催者として反省している」と述べました。
このほか、バス会社が国の基準を大幅に下回る安い運賃で受注して運行していたことについて、「自社では往復1人7000円で座席を購入していた。相場通りと思っていたので驚いているほか、安全管理の問題点が多数あるということで、大変残念に思う」と話しました。

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