社会人でキャリアを積んでくると、価値を提供してくれる人間にしか会いたいと思わなくなります。
無意識に人と人の能力を見極めて、区別するようになるのです。
これは寂しいかもしれないですが事実です。
ですから、ぼくは一回一回人と会う時には非常に力を入れています。
一度でも「価値がない」というレッテルを貼られてしまうと、その人との関係が終焉を迎えてしまう場合もあるからです。
普通の飲み友達であればそんなことはありませんが、仕事が絡んでくるとそこはドライなモノなのです。
そんな中で、他人に「この人は価値がある。また会いたい」と言ってもらえる人間になるにはどうすればいいのでしょうか?
それはいたってシンプルです。
というワケで、ぼくが人とコミュニケーションをする際に実践していることを今日はかきます。
1、相手のSNS、ブログを事前にチェックしておく
ぼくは人と会う前に相手のSNSやブログをチェックしておきます。
相手が最近、どんなことがあったのかを知って、会っているイメージを膨らませるためです。
特にぼくは仕事上、ブロガーと会う機会が多いのでブログをチェックして特に良かった記事の感想を率直に伝えることが多いですね。
他にもフェイスブックやインスタグラムを見て、おいしそうなご飯屋さんに相手が行っていたとしたら、話の途中にその話を入れたりします。
「そういえば、〇〇さんこの前渋谷の〇〇に行かれてましたけど、とても美味しそうなお店ですね。」という具合です。
ちょっとしたことですが、それによって、相手は「わたしのことをちゃんとチェックしてくれているんだな」と信用を寄せてくれるのです。
SNS、ブログのチェックは話のネタを作るための必須材料なので事前に閲覧しておくことを強くオススメします。
2、話す目的を決めて、世間話を一切せずにすぐに本題に入る
SNSやブログで情報収集してからは、その人と具体的にどんな会話をしようか?イメージします。
どのように今回の目的の話を切り出していこうかと導入部分から想像し、どんな話を盛り込んで、相手に興味を持ってもらおうかと想像します。
もちろん、それ通りに会話が進むワケでもないんですが、相手との会話を事前に繰り広げておくことで、「自分が相手にどんなメリットを提供できるのか?」を具体的に考えることができるので、とても大事な作業なのです。
また何より大事なのが、「世間話をほとんどせずに本題に入ること」だとぼくは思ってます。
世間話をしても何も価値は生まれませんからね。優秀な人ほど世間話を嫌います。
「今日は寒いですね。明日は雪らしいですよ。」などどいう天気の話を繰り広げたりしたらもうイケてません。
ですから、ぼくは「こんにちは。」と挨拶してからできるだけすぐに今日話したい本題に移ろうとします。
「この人は余計な無駄話をしようとしないな。この時間で何かを得たいと本当に思ってるんだな」と印象を持ってもらうためです。
そして、スムーズに今日集まった目的について語り合うからこそ、人とのコミュニケーションは盛り上がると思っています。
3、相手の良いと思った所を褒める(肯定する)
これはとても重要です。
とにかく会話の中で相手が良いと思った所があったら率直に褒めましょう。
ぼくの経験上、優秀な人ほど「自己承認欲求」が強いです。
彼らは心の中で自分がやってることを認められたいと考えています。
それを満たすことは、コミュニケーションにおいてとても重要なこと。
ポイントとして重要なのはただ褒めないことです。
「〇〇だから、あなたの〇〇な所が本当にすごいとおもったんですよ。」と理由付きで褒めましょう。
人は褒められるのは好きですが、ヨイショされるのは好みません。
ヨイショと勘違いされないためにも常に具体的に褒め、相手を肯定するのです。
4、よく笑う
人はいつも愉快でありたいとおもっています。
愉快であるために何より大事なのは「笑う」ことなのです。
ほとんどの人は「何か面白いことがあったから笑う」と思っていることでしょう。
しかし、それは違います。
「まず笑うから、その事象自体が面白くなる」のです。
笑うとその空間の熱量が一気に上がり、笑ってる人に吊られて相手も笑うようになるんです。
ですから、まずあなた自身がよく笑う人間になりましょう。
場所にもよりますが、「手を叩いて笑うようにする」とより愉快な空間を演出することができます。
ぼくはこれをお笑いコンビキングコングの西野亮廣さんから学んだことです。
西野さんは本当にちょっとしたことでも手を叩いて大声で笑って、それに吊られて周囲もどんどん笑いの連鎖に巻き込まれていくんですよね。
ですから、西野さんの周りは本当にいつも楽しそうで、愉快です。
それを間近で見させていただいてぼくも手を叩いて笑うようになったんですが、もう毎回の飲み会が盛りが上がるんですよ。
騙されたと思ってやってみてください。
コミュケーションの真髄は「この人と一緒にいるといつも楽しいな」と思っていただくことです。
よく笑う人ってハッピーじゃないですか。ハッピーなところに人は集まるんです。
いつも仏頂面で悲壮感タップリな人と関わろうとはみなさん思わないでしょう。
ですから、まずあなた自身がよく笑う人間になり空間を盛り上げれる人間になりましょう。
5、本音を語る
最後に一番大切なことを。
1〜4の項目をできたとしても、本音で語れない人間は人との信用関係を結ぶことはできません。
あなた自身が相手に対して常に本音で話すことです。
自分がどんな人間になりたいのか?相手の考えについてどう思うのか?相手にどんなことを提供できるのか?を包み隠さずに本音を伝えることです。
自分が本音を出せば、相手も本音で答えてくれます。
素晴らしい人間関係というのは常に「本音で語り続けられる関係」なのです。
自分自身をさらけ出すことに躊躇してしまう人もいると思いますが、そこを一歩飛び越えて相手と向き合うことで相手との距離が近づき、信用し合える関係を結ぶことができるでしょう。
終わりに
いかがでしたでしょうか?
ぼくは心がけているコミュニケーションのポイントを書き出しました。
どれも重要ですが、特に最後の「本音で語れること」がぼくはコミュニケーションの大部分を占めていると思っています。
ぜひのこのポイントを押さえて「また会いたい」と言われる人間になりましょう。
わっしょい!