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【スポーツ】

伊調馨が五輪4連覇宣言

2016年1月19日 紙面から

特別賞を受賞したラグビー日本代表の大野均(左)、福岡堅樹(右)の肩車で万歳する大賞の伊調馨=東京都内のホテルで(福永忠敬撮影)

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◇日本スポーツ賞表彰式

 日本スポーツ賞(読売新聞社制定)の表彰式が18日、東京都内で行われ、レスリングの世界選手権女子58キロ級で10度目の優勝を果たし、大賞に選ばれた伊調馨(31)=ALSOK=は「日本人として誇りを持って、内容にこだわって4連覇を絶対したい」と力強く誓った。

 珍しくスカート姿の伊調が、カメラマンの求めに応じ、ラグビーW杯戦士にかつがれてガッツポーズするシーンも披露。試合ではほとんど見せない笑顔も存分に振りまいて大はしゃぎだ。「体の大きいごつい方に挟まれて、自分がきゃしゃに見えるかな」とニッコリ笑うと「気分が乗れば、たまにスカートをはきます。特に感想はないけど」と、報道陣の突っ込みを、マット上さながらに、さらりとかわした。

 過去2年間、国内外すべての大会で無失点を守っているが、こだわりを見せるのが得点の取り方だという。思い描いた通りのプレーに快感を覚えており、「細かくこだわるのが私のレスリング人生。そこが100点と言える内容で、納得できる試合をオリンピックでしたい」と、一切妥協しない構えだ。

 体調管理のため、自炊を始めて2年。高タンパクの納豆と豆腐はメニューに欠かせないという。お気に入りは「卵醤油掛け納豆」だそうで、「リオでも必要だと考えている」と笑う。

 8月の大舞台を見据えて、伊調は今月末から始まるヤリギン国際(ロシア)、2月にもアジア選手権(タイ)に出場する意向を示した。短期間の連戦は異例で「オリンピック前に、あえて難しいことに挑戦したい」と説明。納豆パワーで乗り切るつもりだ。(福沢和義)

 

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