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【ゴルフ】

片岡大育、6位から急落の33位

2016年1月19日 紙面から

◇ソニー・オープン<最終日>

最終ラウンド、14番でパーパットを外した片岡大育。通算10アンダーで33位=ワイアラエCCで(共同)

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 ▽17日、米ハワイ州ホノルル、ワイアラエCC(7044ヤード、パー70)▽晴れ、気温28度、強風▽賞金580万ドル、優勝104万4000ドル▽74選手

 【ホノルル(米ハワイ州)テッド・ムース】首位まで5打差の6位から出た片岡大育(27)=Kochi黒潮CC=は、1イーグル、3ボギーの71。米ツアー初出場で上位を狙ったが、通算10アンダーで33位に終わった。37歳のファビアン・ゴメス(アルゼンチン)が、通算20アンダーで並んだブラント・スネデカー(米国)にプレーオフで競り勝ち、ツアー2勝目を挙げた。宮里優作(35)は70位、谷原秀人(37)は73位だった。

 米ツアー初挑戦にして最終日は最終組から2つ前。しかも、同組のジェーソン・ダフナーとウェブ・シンプソン(ともに米国)はメジャー優勝経験者。前日まで物おじせずプレーしていた片岡にも、知らず知らずのうちに重圧がのしかかった。3日目までフェアウエーキープ率80%超の安定感を見せていたショットが、何度も左へ。同じつもりで打っているパットも微妙に狂った。

 リズムがおかしくなり始めたのは2番だという。安全にピン左9メートルに乗せてほっとしていたら、ダフナーが1・5メートル、シンプソンは50センチにつけてきた。「これが米ツアーか。自分も攻めなければ」。気持ちが揺れた。そして3番パー4の第2打。グリーン左エッジからわずか4ヤードのところに切られたピンを狙い、球がつかまりすぎてダイレクトに左の池へ。このボギーで流れが悪くなり、5番から3ホール連続してバーディーチャンスを逃した。

 「全部カップに触れていたけれど、カップインまで行かなくて、本当に1ミリくらいの差で入らなかった」。米ツアー最終日の魔物を感じた一日。だが、上位には入れなかったが、確実に足跡は残した。9番パー5ではグリーン右手前バンカーから直接放り込んでイーグルを決め、大歓声を浴びた。

 今季の日本ツアーの注目株の一人だが、海外進出の意欲も強い。「最終目標は絶対アメリカ。今回は推薦出場させていただいてありがたかった。今の段階で僕がしなければならないのは、もっとパッティングの精度やアイアンの距離感。そういったところを丁寧に」。コースを去り際、「また(米ツアーに)出たい。よろしくお願いします!」と元気に叫んだ。

 

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