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リコール対象のストーブタンク原因か 火事で1人死亡
1月19日 17時57分

リコールの対象となっているコロナ製の石油ストーブタンクが原因とみられる火災が先月大阪府内で発生し、男性1人が死亡していたことが分かりました。このタンクは630万台余りがリコールされていますが、これまでに修理を終えた割合は1.7%にとどまっていて、消費者庁は対象の製品を持っている人は、すぐにメーカーに連絡するよう呼びかけています。
消費者庁によりますと、リコールの対象となっているコロナ製の石油ストーブタンクが原因とみられる火災が、先月29日に大阪府内で発生し、80代の男性1人が死亡したということです。
消防などの調べでは男性がストーブに給油しようとした際に、リコール対象のタンクから灯油が漏れたことが原因とみられるということです。
コロナ製のタンクは、長期間使用していると給油口が変形し、ふたのしまりが不十分になって灯油が漏れるおそれがあるとして、8年前の平成20年にリコールの対象となり、コロナが無償で新たな部品を取り付ける修理を進めています。
対象となっているのは、コロナが昭和62年から平成12年にかけて製造した、多くの石油ストーブと石油ファンヒーターに使用されているタンクで、合わせて636万台にのぼります。しかし、先月までに修理を終えた割合は1.7%にとどまっていて、消費者庁は、対象の製品を持っている人は、すぐにメーカーに連絡するよう呼びかけています。

コロナ 「1人が亡くなったことは非常に残念」

リコール対象のタンクが原因とみられる火災が起きたことについて、コロナはNHKの取材に対し、「火災が発生し、1人が亡くなったことは非常に残念です」と話しています。また、リコール対象の636万台のうち、修理を終えた割合が1.7%にとどまっていることについては、「リコール対象の製品には古いものも多く、所在を把握するのが難しい状況にありますが、点検と修理を進める活動を強化していきたい」としています。

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