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バス事故で死亡の並木さん 生徒に人気の塾講師
1月19日 16時30分

長野県軽井沢町でスキーツアーのバスが道路下に転落した事故で、頭を強く打って重体となっていた千葉県松戸市の大学生、並木昭憲さん(21)が18日夜に死亡しました。並木さんは去年1月まで、塾の講師のアルバイトをしていて、生徒に人気だったということです。
並木昭憲さんは去年1月まで3年近く、千葉県松戸市の地元の塾で講師のアルバイトをしていました。塾によりますと、並木さんは中学3年生を中心に、英語や社会、国語を教えていたということです。楽しく分かりやすい授業をしてくれると、生徒に人気だったということで、中学3年生を担当していたときは、高校受験の合格発表の日、授業がないのに塾に来て、合格の知らせを生徒と一緒に喜んでいたということです。
並木さんと2年間一緒に講師を務めた女性は「並木さんは明るく一生懸命な人で、生徒のことを細かく見ていて、とてもいい先生でした。将来は教育に携わりたいと話していて、個性を伸ばせるような教育をしていきたいと語っていました。きょうも出勤したら並木さんがいるのではないかと感じ、まだ実感がもてません」と話していました。
また、多くの大学生が亡くなった今回の事故について「今まで勉強して、将来の夢を見つけて、これから社会に出て自分の夢をかなえていく時期だったので、これからという人をたくさん亡くしてつらいし、2度と起きてほしくないです」と話していました。
また、自宅近くに住む71歳の女性は「活発で優しく、頭が切れる子だなという印象で、礼儀正しく、きちんとあいさつをしてくれました。ニュースを見て信じられませんでした」と話していました。また、女性は「私も同世代の孫がいるのでひと事とは思えません。会社の対応はあってはならないことだと思います」と話していました。

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