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自衛官の自殺未遂で海上幕僚長が謝罪1月19日 16時38分
3年前、海上自衛隊の潜水艦の乗組員が上司のパワーハラスメントが原因で拳銃で、自殺を図ったとされる問題について、海上自衛隊トップの武居智久海上幕僚長は「誠に申し訳なく、心からおわび申し上げます」と謝罪しました。
平成25年に広島県の海上自衛隊呉基地に停泊していた潜水艦の中で、当時乗組員だった坂倉正紀2等海尉が拳銃で自殺を図り、一時意識不明となったことについて、海上自衛隊は上司のパワーハラスメントが原因だとする調査結果をまとめ、去年、幹部3人を懲戒処分にしています。
武居海上幕僚長は19日の定例の記者会見で、「暴力を伴う不適切な指導で、隊員が自殺未遂に至ったことは誠に申し訳なく、心からおわび申し上げます。服務指導を徹底し再発防止に努めます」と謝罪しました。
また、懲戒処分をおよそ2か月半公表しなかったことについて、「家族の一部が公表を望んでいないと認識していたためだ」などと説明しました。
一方、元乗組員の両親は「家族が望んでいないから公表しなかったというのは事実に反する」などと主張していて、「上司のいじめで病気になり自殺を図った」としたうえで、裁判で国の責任を追及する考えを明らかにしています。
武居海上幕僚長は19日の定例の記者会見で、「暴力を伴う不適切な指導で、隊員が自殺未遂に至ったことは誠に申し訳なく、心からおわび申し上げます。服務指導を徹底し再発防止に努めます」と謝罪しました。
また、懲戒処分をおよそ2か月半公表しなかったことについて、「家族の一部が公表を望んでいないと認識していたためだ」などと説明しました。
一方、元乗組員の両親は「家族が望んでいないから公表しなかったというのは事実に反する」などと主張していて、「上司のいじめで病気になり自殺を図った」としたうえで、裁判で国の責任を追及する考えを明らかにしています。