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通信大手2社 携帯とセットで電気料金割安プラン発表
1月19日 15時49分

家庭向けの電力小売りに参入する通信大手2社が、携帯電話とセットで契約した場合に、実質的に電気料金が安くなる料金プランを相次いで発表し、電力販売を巡る競争が本格化しています。
通信大手のKDDIは19日、沖縄を除く全国で家庭向けの電気の販売に参入することを発表しました。具体的な料金メニューは、携帯電話とセットで契約した場合、電気の使用量に応じて電子マネーがたまり、実質的に電気料金が安くなるということです。例えば、1か月の電気料金の平均が1万1000円余りの家庭の場合、今の大手電力会社の電気料金と比べて、年間で6300円程度安くなるとしています。また、スマートフォンのアプリを使って、月々の電気の使用量が分かるサービスも導入するとしています。KDDIの石川雄三専務は「通信を核としたいろいろなサービスを提供していきたい」と述べました。
一方、同じ通信大手のソフトバンクも、東京電力と関西電力、それに中部電力の管内で家庭向けの電気の販売に参入します。東京電力エリアの場合、1か月の電気料金の平均が1万1000円程度の家庭で試算すると、携帯電話とセットで契約すれば、今の電気料金より年間で8900円余り割安になるとしています。
ことし4月から家庭向けの電力小売りが自由化されるのを前に、ガス会社や鉄道会社など異業種の参入表明が相次いでおり、電力販売を巡る競争が本格化しています。

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