世界最高齢の男性・小出保太郎さん死去、112歳で
2016年1月19日13時24分 スポーツ報知
世界最高齢の男性とされる小出保太郎(こいで・やすたろう)さんが、19日午前0時17分、名古屋市内の病院で死去した。112歳。福井県出身。慢性心不全で入院していた。
1903(明治36)年3月13日生まれ。昨年7月にさいたま市の百井盛さんが112歳で死去したのに伴い、小出さんが男性で国内最高齢になった。同8月にはギネス・ワールド・レコーズ社(英国)が男性の世界最高齢と認定した。
厚生労働省によると、小出保太郎さんの死去で、国内最高齢の男性は東京都在住の111歳の吉田正光さんとなった。
若いころ、大阪市で紳士服の仕立ての仕事を学び、出身地の福井県敦賀市に戻ってから職人としてタキシードやえんび服を手がけた。
孫の菊池亜矢さん(49)は「気が付くとミシンの前に立っていた」と振り返る。ふんどしからジャケットまで自分で縫い、国内最高齢男性となった際も、80歳のころに作ったズボンをはいて取材対応に臨んだ。大勢の記者の前で、長生きの秘訣(ひけつ)を「無理をしないこと、何でも喜ぶこと」と笑顔で語っていた。