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 安倍晋三首相は19日午前、解散騒動にあったアイドルグループ「SMAP」の存続について「政治の世界もそうだが、同じグループが長年続いていくには様々な課題があるのだろう」と述べた。「多くのファンの期待、願いに応えて存続するのは、良かったのではないか」とも語った。

 参院予算委員会での答弁。民主党の斎藤嘉隆氏が「衆院の解散が先か、SMAPの解散が先かと言われていた」などと指摘したのに答えた。首相は衆院解散については言及しなかった。

 また、遠藤利明・五輪担当相は閣議後の記者会見で「パラリンピックの活動を積極的に支援していただき、SMAPの皆さんが来ると本当に盛り上がる。それぞれの事情があるから我々が良いとか悪いとか言えないが、これからも応援していただければ本当にありがたい」と話した。SMAPは、2020年の東京パラリンピック大会での「日本財団パラリンピックサポートセンター」のサポーターをつとめている。

 菅義偉官房長官も閣議後会見で「国民の皆さんにとって、非常に心配された1週間だったのではないか。メンバーの皆さんが一堂に会して解散しないと表明したということで、本当に良かったのではないか」と述べた。中谷元・防衛相も閣議後会見で、安保関連法の「存立危機事態」を念頭に「存立危機を脱したということは、国民にとっても良かったのではないか」と述べた。