「スマスマ」の次回収録は21日を予定していた。同番組は唯一メンバー5人がそろうテレビのレギュラー番組。それまではメンバーが個々に仕事をこなすことになっていたが、騒動表面化後はメンバーの声を取ろうとマスコミ各社が張り込みを続けるなど、報道合戦が激化していった。
さらに、昨年1月にメリー喜多川副社長(89)のインタビュー記事を掲載して騒動の発端となった週刊誌「週刊文春」が、21日発売の同誌でさらなる“爆弾記事”を掲載するとの情報が飛び交っていた。
5人の“けじめ”は、ジャニーズ事務所が、日に日に過熱する報道合戦を牽制する狙いと、さらに第2弾の記事掲載で新たな混乱が生じるおそれがあったため、その事前対策をしたとみられる。
そして何より、節目の25周年に起きた騒動を一番心配していたファンに、少しでも早く自分たちの言葉を届けたい思いがあったようだ。
今回の騒動は、メリー氏との“確執”で、昨年夏ごろから大手芸能事務所関係者のバックアップを得てSMAPの育ての親である女性チーフマネジャー、Iさん(58)が5人との独立を探り、Iさん側の弁護士とメンバー一人ひとりが面談したという。
そのうち稲垣吾郎(42)、草なぎ剛(41)、香取慎吾(38)が独立に賛同。中居正広(43)は態度を保留し、木村拓哉(43)は妻で歌手、工藤静香(45)の説得もあり、弁護士と会うことすらしなかった。