Raspberry Pi(ラズベリーパイ)は2012年に英国で誕生した、名刺サイズの超小型コンピュータです(図1)。プログラミングの学習用に作られたものですが、ものづくりの作品に搭載するコンピュータ、という電子工作用でも人気を集めています。
人気の理由のひとつに、電子工作との親和性の高さが挙げられます。通常のPCと異なり、Raspberry Piには電子工作のパーツであるLEDやモーターなどを直接つないで制御することができます。たとえば、複数のLEDをRaspberry Piにつないで点灯パターンを制御したり、サーボモーターをRaspberry Piにつないでロボットアームの関節を制御したりできるのです。
Raspberry Piと電子工作のパーツを使えば、何か作れそうな感じがしてきますよね。どんなものが作れるでしょうか。Raspberry Piによる電子工作の楽しさを十分実感できるものから作れるとよさそうですね。
『実例で学ぶRaspberry Pi電子工作 作りながら応用力を身につける』では、電子工作の世界では定番とも言える作例を6つ取り上げ、その作り方を丁寧に解説します。作品づくりをとおして、電子工作の基礎的な知識にも触れることができるので、電子工作にハマっていきたいという人には、特にオススメです。