« X-Pro2 XF100-400mmF4.5-5.6R LM OIS WRでカワセミを | トップページ

2016年1月18日 (月)

X-Pro2のAF速度と高感度性能

Adscf8599

X-Pro2のAFの実感について、いくつかの質問をいただいていましたのでお答えします。まず動体追随性ですが、ようやくXでもこのような動体が向かって来る追尾写真が仕事クオリティで撮れるようになりました。
私がXシリーズを導入する前に使っていたカメラがEOS1DMark3とEOS5DMark2ですが、ちょうどそれらを超えたぐらいの感じです。でもまだ最新のEOS7DMark2や今年出るだろうプロ用一眼レフのレベルではないと思われます。
どんな感じかというと「十分に早いのですが、まだまだお利口ではない」といった感じです。なのでこのような空バックの動体追尾写真はかなり得意なのですが、背景が木々だったり、明暗差が大きい光る水面があったりすると、迷ってしまいます。
でもそれは撮るカメラマンが、カメラに足りないAFインテリジェンスを加えればいいだけのことなのです。
被写体や状況に応じて適切なAFエリアやAF方式を選んで使う事ができるかどうか、そこにかかっているわけです。
なので私はそういうインテリジェンスをカメラに伝えやすい、ファームアップでの改善案をフジフィルムに伝えようと思っています。ファームアップで画期的に便利になり、AF進化の1、2年分に相当するような改善方法があると思っています。
(X-Pro2 XF50-140mmF2.8 R LM OIS WR + XF1.4X TC WR
F6.4 1/2135sec ISO3200 ASTIA ZONEエリア, AF-C, 手持ち)
Adscf3537
こちらは高感度性能の作例です。ISO12800を使っています。縮小画像のこれでもおおよそ判るかと思うのですが、他社製プロ機のように、高感度撮影時のノイズをなめてボカシてごまかすのではなく、フィルムの粒状性に似せたノイズにして、むしろ写真表現としての質を向上させています。この12800は使えます。
そして12800が綺麗だということは、6400や3200は今まで以上に綺麗になったということです。これまでは3200から6400に上げるときには悩んだのですが、躊躇せず6400を使えます。そして6400でまだ暗い時には12800が待っています。
(X-Pro2 XF100-400mmF4.5-5.6R LM OIS WR F6.4 1/2000sec ISO12800 ZONEエリア, AF-C, 手持ち) )

|

« X-Pro2 XF100-400mmF4.5-5.6R LM OIS WRでカワセミを | トップページ

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/147491/63083058

この記事へのトラックバック一覧です: X-Pro2のAF速度と高感度性能:

« X-Pro2 XF100-400mmF4.5-5.6R LM OIS WRでカワセミを | トップページ