2016-01-19
■社員が辞めるのは少し失恋に似てる 
前にもどこかで書いたけど、社員がやめたり独立したりするっていうのは少し失恋に似た感情になるんだよね。
社長業も13年もやってるとやっぱり辞めた人というのは少なくない。
うちは離職率が低いほうだけどそれでもこの10年で軽く100人以上はいるはず。
最初期からずっと一緒にやってきてる人もいれば、途中で目標が変わって別の道を歩んだ人も居る。
創業者にとって、手塩にかけて育てた社員というのは、彼らには悪いけど自分の手足も同然。だから彼らが独立したり転職したりするというのは、文字通り身を斬られるような苦痛がある。
毎月、社内の会議で「今月はこの人が辞めます」という報告があるんだけど、一人ひとりの顔が浮かぶ。寂しい気分になる。けれども彼らが気まずい思いをしなくて済むように、そっとしておくことにしている。
それでも、僕は基本的に辞めていく社員を引き止めたりしない。
よほど自暴自棄だったり、全く見込みのないことをやろうとしたりしていたら、老婆心から「とりあえず会社に籍だけは残したらどうか」と提案することはあるけれども、辞めていくことそのものをやめさせたりしない。
というのも、僕も大昔、会社を辞めたくても辞めさせてもらえない辛さを経験したことがあるからだ。
逆に社員の立場で考えれば、会社を辞めたくなる理由はいくつもある。
給料が不満なのかもしれないし、職場の人間関係に不満があるのかもしれない。仕事内容に不満があったり、家庭の事情で実家の方で仕事を探さなければならないこともあるだろうし、進学したり、自分の可能性を広げるためにもっと別の業種で働いたりしたいと思うこともあるだろう。
そういう人を感情に任せて無闇に引き止めては彼らのためにならないし、結局、会社のためにもならない。自分で自分の可能性を広げようとする人を会社に留めることによってスポイルしてしまうからだ。
僕は辞めていく社員ともなるべく円満な関係で居たいと思うし、ときどき彼らと会って酒を呑んだり近況を聞いたりするのが好きだ。辞めていった元社員が転職先で活躍していると自分のことのように嬉しい。元社員や元部下の結婚式に出ることもある。そういうのは格別に嬉しいものだ。むしろ彼らを自分の会社にしばりつけておくよりはずっといい。
それでも社長の中には、社員が辞める苦痛に耐え切れず、辞めていく社員を無理に引きとめようとしたり、或いは「二度とこの業界で働けなくしてやるぞ」とありえない恫喝をしたりする人が少なくないと聞く。
社長同士の付き合いは、ものすごく緊張感のある会話になるので、そういうみっともない話は交わさない。けれども僕は何度か、眼前で辞めていく社員にそういう恫喝をする社長を見たことがある。
まあ普通の場合は、そんなこと言われても辞めていくし、辞めたあとも普通に働くことができる。
ごくごくたまに、同じ業界の(よく知らない)社長からFAXやメールで「うちに勤務していた○○という者は職務怠慢と業務上横領で懲戒解雇と致しました。つきましては彼が求職してきても決して雇わないことをご忠告いたします」などと、嘘なのか本当なのかわからない手紙をもらうことがある。もちろん僕は無視するが。
そもそも、会社とは闘いなのである。
本当に横領で懲戒解雇しなければならないような状況なら、前科が付くはずだし、事件になってるはずだ。まあ百歩譲っても、そういう問題人物が競合他社に転職したとして、本来は競争相手の競争力が下がることがあっても上がることはない。ビジネスの世界はサバイバルなのだから、わざわざ身内の恥を晒してまで敵に塩を送るバカがどこにいるのだ。
そういうところに頭が回らなくなっている段階で、この社長はもう冷静な判断能力を喪失しているのである。
そして、年をとるとやはり判断力が低下してくる気がする。
特に80歳を過ぎて判断力が全て万全、ということはむしろ稀であり、僕は以前は「そういう人はどうせすぐに死んじゃうから無害ではないか」と思っていたんだけど、この業界にかぎらず、個性的でアクの強い経営者ほど意外と長生きしてしまい、そしてずっと経営に口を挟みたがる。
そういう老齢の経営者が死ぬのをじっと我慢して待っていると、気がつけば自分もサラリーマンならとっくに引退しているべき年齢に達していて途方にくれる、という状況も過去にいくつか見てきた。高齢化社会の罠だなあ。
60歳の経営者が80歳になるまでの間に、22歳の新入社員は42歳になってしまい、42歳の中堅社員は62歳で引退してる。
あんがい老害じみた経営者というのがしぶとく現場に居続けることによって、そして年をとればとるほど、むしろ感情面では退行しがちなので、すぐに「裏切り者!」だとか「絶対に許さない」だとかの言葉が出てきて行き過ぎた態度をとってしまう。
とはいえねえ
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