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【芸能・社会】SMAP、今後は自力で新境地 育ての親・女性マネージャーは引退へ2016年1月19日 紙面から SMAPの存続表明により、解散で生じる業界内の混乱が回避されることになった。SMAPの育ての親である女性マネジャーは、騒動の責任を痛感し、自身の契約が終了する3月よりも前に退社し、芸能界から身を引く構えだ。“クーデター”の仕掛け人が責任を取り、メンバーが“元サヤ”に戻ることで、騒動はひとまず決着となる。 今のSMAPがあるのは、同マネジャーの力量があったからこそ。残留の姿勢を示していた木村を含め、その恩人との決別は心苦しかったとみられる。 SMAPがなかなか売れなかった時代、マネジャーは当時はタブー視されていたアイドルのバラエティー出演という大改革に挑戦。これに活路を見出し、SMAPを一気にスターダムにのし上げた。 その手腕を買われて、人気グループ「Kis−My−Ft2」(キスマイ)も手掛けることになった。 マネジャーは「キスマイBUSAIKU!?」(フジテレビ系)という、アイドルにあるまじきタイトルの番組を立ち上げるのに尽力。キスマイのグループ内で人気が高い3人と残り4人をあえて差別化する構図を打ち出す作戦をとった。 4人にもスポットライトが当たるようにと、SMAP中居のプロデュースによる派生ユニット「舞祭組(ぶさいく)」も結成させた。 今回の騒動を乗り越え、5人の絆は確実に深まったとみられる。マネジャーが財産として与えてくれた情熱や向上心を受け継いで、今後は大胆かつ斬新なアイデアを自分たちで生み出していかねばならない。 ジャニーズ事務所側としても、グループ解散は避けたいのが本音だったが、メリー喜多川副社長は、事務所でなくマネジャーを選んだ他の4人を簡単に受け入れることを断固拒否していた。 芸能界では、タレントを引き連れての独立はご法度−というのが暗黙の了解。事務所としては当然の判断だ。 「4対1」の構図となり、崩壊しかけたグループだったが、今月上旬に木村と中居が話し合い、「一緒にやっていきたい」との意思は確認しあった。 ところがメリー副社長も振り上げたこぶしを降ろさない。そこで木村が先週、京都で主演映画の撮影中にジャニー喜多川社長とメリー副社長に電話をかけ、グループ存続を直接訴えた。 世論の後押しも大きかったが、木村の心に宿る「武士の一分」(命をかけて守らなければならない名誉や面目)がSMAPを救ったといっても過言ではない。 (江川悠) ◆報道陣に姿見せず解散騒動をめぐりSMAPメンバー5人が生出演した番組「SMAP×SMAP」が放送された東京・台場のフジテレビでは、午後10時半すぎ、シルバーのワゴン計5台が地下駐車場から出発。報道陣からのフラッシュが一斉にたかれたが、いずれもカーテンで覆われ、メンバーの姿は確認できなかった。 ◆政党の分裂より注目されていた<江戸川大の西条昇准教授(アイドル論)> 「今回のテレビ番組でのメッセージは、記者会見で騒動の裏側を見せるような形ではなく、あくまでエンターテインメントとしてメンバーが語れることを語った、という印象だ。ここ数日間は日本中が揺れ、政党の分裂よりも注目されるニュースになった。この二十数年で蓄積された彼らの影響力の大きさを、あらためて感じた人も多かったのではないか」 ◆レコチョク 17日付ランキングSMAPの代表曲「世界に一つだけの花」(2003年)が、音楽配信サイト「レコチョク」の17日付のシングルデイリーランキングで1位を獲得。同曲は同ランキングで、14日付から4日連続1位となった。 SMAPのほかの楽曲では、「オレンジ」が7位、「夜空ノムコウ」が10位、「らいおんハート」が12位をマークした。 SMAPの解散騒動発覚(13日)後、存続を望むファンの購買運動が展開された。250万枚超の売り上げを達成しているSMAP最大のヒット曲「世界に一つだけの花」のCDは、レコード店やアマゾンなどインターネットサイト通販サイトなどで売り切れが続出。ファンが解散阻止に向けた購買運動で、300万超えを目指すような現象も起きた。 最新の25日付「オリコン」ウィークリーチャートでは、「世界に−」が75位を獲得。2006年1月30日付以来、10年ぶりにトップ100以内に入った。 最新シングル「Otherside/時が止まるまでは」は先週198位から10位に大幅ランクアップ。 そのほか先週の200位以下(圏外)から「華麗なる逆襲/ユーモアしちゃうよ」が47位、「Top Of The World/Amazing Discovery」が65位、「シャレオツ/ハロー」が85位、「Yes we are/ココカラ」が94位となり、合わせて6作品が100位以内に名を連ねた。 アルバムランキングでも、「Smap Vest」が先週の圏外から56位となり、14年ぶりのトップ100入り。「Mr.S」も91位にランクインした。 <中居正広(なかい・まさひろ)> 1972(昭和47)年8月18日生まれ、神奈川県出身。ドラマ「味いちもんめ」「砂の器」「ATARU」などに主演。バラエティー番組での司会に定評があり、「ナカイの窓」「中居正広のミになる図書館」など数々の冠番組がある。芸能界きっての巨人ファンとしても知られる。 <香取慎吾(かとり・しんご)> 1977(昭和52)年1月31日生まれ、神奈川県出身。2000年「慎吾ママ」としてシングル「慎吾ママのおはロック」を発売。03年、NHK大河ドラマ「新選組!」に主演した。サッカー好きとして知られ、05年からテレビ朝日のサッカー日本代表応援団長を務める。 <木村拓哉(きむら・たくや)> 1972(昭和47)年11月13日生まれ、東京都出身。93年にフジテレビ系“月9”ドラマ「あすなろ白書」に出演。以後、“視聴率男”として「ロングバケーション」「ラブジェネレーション」「GOOD LUCK!!」「HERO」など数々のドラマに主演。 <稲垣吾郎(いながき・ごろう)> 1973(昭和48)年12月8日生まれ、東京都出身。92年「二十歳の約束」でSMAP初のフジテレビ系“月9”ドラマに出演。クールさを気取る反面、おちゃめなキャラクターで人気を集める。妻子のいる50代の男性と同居していることも明かし、話題を呼んでいる。 <草なぎ剛(くさなぎ・つよし)> 1974(昭和49)年7月9日生まれ、埼玉県出身。97年の主演ドラマ「いいひと。」や04年の「僕と彼女と彼女の生きる道」が全放送回で視聴率20%超え(関東地区)を記録。得意の韓国語を生かし「チョナン・カン」の芸名でも活動。03年に「ベストジーニスト」殿堂入り。 PR情報
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