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【芸能・社会】SMAP存続 木村「ただ前を見て進みたい」2016年1月19日 紙面から 分裂・解散の危機にあったアイドルグループ「SMAP」が18日、レギュラーを務めるフジテレビ系「SMAP×SMAP」(午後10時15分)に5人そろって緊急生出演し、騒動について謝罪するとともに、今後も5人が一緒に歩んでいくことを表明。グループの存続を明確にした。解散報道があった13日以降、全員がそろって公の場で語るのは初めて。最悪のシナリオは回避され、列島を激震に包んだ国民的グループの大騒動は“元サヤ”という形で収束を迎えた。 多くの視聴者がテレビの前にくぎ付けになったであろう午後10時15分。放送内容の一部を変更して放送された番組の冒頭で、代表曲「世界に一つだけの花」をメンバーが歌うシーンをバックに、視聴者から寄せられた8000通のメッセージの一部を紹介。国内外のファンからSMAPがいかに愛されているかを印象づけた。 続いて5人がスーツ姿で横一列に並んで登場。まず木村拓哉(43)が神妙な面持ちでまっすぐ前を見て口を開いた。 「先週からわれわれSMAPのことで世間をお騒がせしました。そしてたくさんの方々にたくさんのご心配とご迷惑をおかけしました。このままの状態だとSMAPが空中分解になりかねない状態だと思いましたので、きょうは自分たち5人がしっかり顔をそろえて報告することが何よりも大切だと思いました」 さらに稲垣吾郎(42)は謝罪の言葉を述べた上で「これからの自分たちの姿を見ていただき、応援していただけるように精いっぱい頑張っていきます」とグループ存続の意向を示した。香取慎吾(38)も涙ぐみ、目を真っ赤にしながらしばらく沈黙した後、「皆さまと一緒にきょうからまた笑顔をつくっていきたいと思います」と語った。 中居正広(43)は「今回の件でSMAPがどれだけ皆さんに支えてもらっているかということをあらためて強く感じました。本当に申し訳ございません。これからもよろしくお願いします」と謝罪した。 草なぎ剛(41)も「皆さんの言葉で気付いたこともたくさんありました」と、ファンの声が身に染みた様子。事務所への残留を決めていた木村の計らいで、ジャニーズ事務所のジャニー喜多川社長(84)に直接謝罪をする機会を設けてもらったことを明らかにし、「5人でここに立てたことに安心しています」と正直な胸の内を明かした。 木村は「最後に、これから自分たちは何があっても前を見て、ただ前を見て進みたいと思いますので、よろしくお願いします」と、約2分40秒にわたる“謝罪会見”を締めくくった。 ぎこちなさは幾分残ったが、メンバー全員が心機一転、明るい未来に向かって歩調を合わせていくことはアピールできた格好。解散騒動を乗り越えた5人は、ファンの言葉をしっかり胸に刻んで新たな船出を迎える。 ◆ファンの“勝利” 「解散反対」世論の声大きく一連の解散騒動の引き金となったのは、昨年1月、ジャニーズ事務所のメリー喜多川副社長(89)が「週刊文春」のインタビューに応じたことだった。 次期社長が確実なジュリー副社長と、SMAPの育ての親である女性マネジャー(58)との間に派閥があることを記者に問われると、メリー副社長は女性マネジャーをその場に呼び出し、「対立するならSMAPを連れて出て行ってもらう」と迫った。 さらに「SMAPは踊れない」とまで言われ、マネジャーはプライドを傷つけられた。メンバーも事務所に不信感を抱いたことから、マネジャーは8月にメンバー5人を連れて独立を画策。大手プロダクションが身元引受人となることで口約束が交わされた。 これは互いに弁護士を立てる事態に発展。11月に入り、マネジャーは今年3月、SMAPは契約が切れる9月に退社する意向を示し、反旗を翻したが、木村が残留を決意したことで“クーデター”計画は頓挫。身元引き受け側との口約束も白紙となり、木村以外の4人とマネジャーは行き場を失った。 メリー副社長は独立に同調した中居正広、稲垣吾郎、草なぎ剛、香取慎吾の4人に激怒。木村に示しがつかないとして、4人が残留に転じても認めない姿勢を示していた。 しかし、SMAP解散に反対する世論が大きく、事務所側もファンの声を無視できない状況に。関係者によると、17日の木村とジュリー副社長の話し合いは、今後どういう形でグループを存続させていくかの最終確認だったという。 まさに雨ならぬ“雪”降って地固まる。わだかまりが消えた5人が、再び“オリジナル・スマイル”を見せてくれる日が来ることが期待される。 <SMAP> 光GENJIのバックを務めていた「スケートボーイズ」から選抜された6人で1988年4月に結成。グループ名は「Sports Music Assemble People」(スポーツと音楽のために集められた人たち)に由来する。91年、シングル「Can’t Stop!!−LOVING−」でデビュー。96年に森且行が脱退した。「オリコン」で、デビューから55作連続のトップ10入りを果たし、最高記録を更新中。NHK紅白歌合戦には23回出場し、トリを6回務めた。2005年に東京・国立競技場でアーティスト初の単独コンサートを開催した。 PR情報
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