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香港で不明の書店関係者 新たに1人中国本土に
1月19日 7時42分

香港で、中国共産党に批判的な本を取り扱う書店の関係者5人が行方不明になった問題で、香港の警察は、1人が中国本土にいるとの連絡を中国の警察から受けたと発表し、これで5人のうち2人は中国本土にいることが判明しましたが、その経緯など詳細は依然、不明のままです。
この問題は、中国共産党に批判的な本を取り扱う香港の書店の関係者5人が、去年10月から相次いで行方不明になったもので、香港では、中国当局が関与しているとの見方が広がり、今月、市民による抗議デモが行われました。
5人のうち、先月下旬に香港で行方が分からなくなった書店の親会社の株主、李波氏について、香港の警察は18日、隣接する中国本土の広東省の警察から現在、中国本土にいるとの連絡を受けたと発表しました。香港の警察は、広東省の警察から、李氏が香港政府の関連部門に宛てたという手紙も受け取り、李氏の妻に見せたところ本人の筆跡と確認されたということです。
この問題を巡っては、滞在先のタイで行方不明になった書店の親会社の社長について、17日、中国の国営メディアが、過去に中国本土でみずからが起こした交通死亡事故を巡って中国の警察に出頭したとして、中国当局が身柄を拘束していることを初めて認めたばかりです。
香港の警察は、李氏が中国本土にいる経緯などを把握するために、広東省の警察に対して李氏との面会を求めています。

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