サウジアラビア・湾岸諸国

2016年1月13日 (水)

エルドアン皇帝のISILイェニチェリ軍

Wayne MADSEN
2016年1月11日 | 00:00
Strategic Culture Foundation

オスマン皇帝の時代、イェニチェリ、傭兵は、個人的に皇帝の私兵として働くよう採用され、最後のイスラム教カリフ国でもあったオスマン帝国全土で大変な権勢を振るった。イェニチェリは、大半がアルバニア、セルビア、マケドニア、ボスニアと、ブルガリアの征服されたキリスト教徒から徴募された。キリスト教徒の家族は、オスマン皇帝の奴隷兵として、若い息子を軍務に強制徴募された。通常、家族が再び息子と出会えることは決してなかった。

暦を現代へと早回しすると、我々は新オスマン帝国指導者の復活を目にしており、ドイツ・ナチス総統アドルフ・ヒトラーが樹立した強力な大統領制政府を最近称賛したレジェップ・タイイップ・エルドアン・トルコ大統領が、現代のイェニチェリ、イラクとレバントのイスラム国(ISIL)を非公然に支援している。皇帝のイェニチェリ軍団と同様、イラクとシリアから、リビア、アフリカの角、そして北ナイジェリアにまでひろがる領土で“カリフ国”を自称するISILは、主に傭兵で構成されている。多くのISIL傭兵は、シリアとイラク国内の聖戦戦士に仲間入りするため、自らの自由意思でトルコを縦断してはいるが、最近の報道は、ウソの約束をされ、聖戦戦士軍に引き込まれる若者がいることを示唆している。

最終的に、イェニチェリ軍団は彼らの影響力と権限を制限しようとした皇帝に歯向かった。1826年、皇帝マフムト2世が、テッサロニキの悪名高い“血の塔”で多くの首をはね、6000人以上のイェニチェリを虐殺した残虐な作戦でイェニチェリ軍団を絶滅した。強力な近衛兵に対するそうした残虐な弾圧は、フランス王フィリップ4世が、教皇の傭兵軍、テンプル騎士団を、大量虐殺するよう命じた1307年10月13日の金曜日以来なかった。

トルコ軍と、トルコ国家情報機構(MIT)に、シリアとイラク国内の彼のISIL“イェニチェリ”支援を承認したエルドアン大統領は、明らかに、歴史をしっかり学んではいない。ISILカリフ国は、現在、彼らがシリア、イラクとリビアに対してそうであるのと同様に、トルコにとっても、長期的な危険となっている。

公式には、ISIL、ダーイシュや、他のいくつかの名称で知られているトルコとサウジアラビアのスンナ派聖戦戦士“外人部隊”は、東部戦線を始めつつある。バッシャール・アル・アサド大統領政権を保護するためのシリア内戦へのロシア参入に悩まされて、トルコのレジェップ・タイイップ・エルドアン大統領と、サウジアラビアのサルマン王に雇われたISIL傭兵 イラク軍による地上戦での大きな敗北、ISILは、サウジアラビア東部州のシーア派の間にテロをまき散らし始めた。

ISIL前進の基盤を構築するため、昨年5月、サウジアラビア諜報機関が、ISILテロリストのスンナ派軍団に、二つのシーア派モスクを爆破することを認めた。2015年5月22日、カティーフのクディーフ村で、シーア派のイマム・アリ・イブン・アビ・タリブ・モスクが、ISILテロリストによって、爆破された。金曜日のお祈りの際に起きた爆撃で21人が死亡した。5月29日、ダンマームのイマム・フセイン・モスクの駐車場で、別のISILテロリストが自爆した。攻撃で4人が死亡した。

2015年3月、エルドアンが、サウジアラビアのサルマン王との新オスマン同盟を強化するためにサウジアラビアを訪問した後、モスク攻撃がおこなわれた。トルコのMIT長官ハカン・フィダンは、世界中のイスラム社会で、ISILのために募集を継続し、トルコ-サウジアラビア枢軸に対する新たな標的を決定する自由を与えられている。こうした標的には、2015年5月の攻撃で見られたように、東サウジアラビアのシーア派少数派が含まれている。

2015年6月、サウジアラビアが率いるISIL傭兵が、クウェート市のサワビル地区のイマム・サディク・モスクへの自爆攻撃を手配した。27人のシーア派信者が死亡し、227人が負傷した。2015年11月24日、シリア国内の聖戦戦士ゲリラを攻撃する任務のロシアのSu-24爆撃機が、シリア側に突出している狭いトルコ領空に数秒間入り込んだ後、MITが、トルコ空軍に撃墜を命じた。シリアのISILのために戦っている、MITに支援されているトルコマン族聖戦戦士ゲリラに、パラシュートで脱出したロシア人パイロットを銃撃し、彼らを救出するため派遣された、ロシア海兵隊ヘリコプターをアメリカのTOWミサイルで攻撃するよう命じたのもフィダンだった。

昨年11月、トルコとサウジアラビアの許可を得て、ISILテロリストが別のシーア派モスクを攻撃した、今回はバグダッド南部郊外だ。6人が死亡し、19人が負傷した。モスク攻撃後の週には、バグダッド中のシーア派に対する残忍なISIL攻撃が行われた。

フィダンは、バージニア州ラングレー、中央情報局(CIA)7階にあるジョン・ブレナン長官事務所では大歓迎の客だ。ブレナンは、サウジアラビアのISILへの資金提供と、武器供与への隠れ蓑を提供するだけでなく、1990年代、CIAリヤド所長として、戒律を順守するイスラム教徒だけに許されているメッカの神殿訪問の許可を与えられ、イスラム教の本拠を表敬訪問した断固たるサウジ支持者でもある。奇妙なことに、CIA長官として宣誓をする際、ブレナンはアメリカ憲法を選び、聖書を避けた。

サウジアラビアは“急進主義”と戦うための多国籍同盟の立ち上げを画策した。サウジアラビア連合の一員だと発表された三国、パキスタン、マレーシアとインドネシアは、事前に相談がなかったので、自分たちが一員とされたことへの驚きを表明した。やはり、サウジアラビア連合の一員として発表されたレバノン政府も、反サウジアラビア・シーア派ヒズボラがレバノン政府の一員なので、反対を表明した。

サウジアラビアは、軍事協定の発表の後、サウジアラビアでシリアの反政府政党の会合を開催して。サウジアラビアと同盟国のトルコは、明らかにアンカラ-リヤドの勢力圏内にある連中を招いたのだ。サウジアラビア秘密会議に出席したのは、シリアのアルカイダと連帯している、アフラール・アシ・シャム・ゲリラと、トルコに本拠を置き、トルコが支援するシリア国民評議会だった。

リヤド会談から締め出されたのは、トルコ-ISIL共同作戦で、再三攻撃されている、主要なシリアのクルド政党、クルド民主統一党(PYD)、サウジアラビアと、トルコがキリスト教を軽蔑しており、コーランに触発された、キリスト教との最終対決を追求しているため、招かれなかった、主にキリスト教徒が多いアッシリア民主党、PYDの軍事部門であるクルド人民防衛隊(YPG)、YPGとより小規模なアラブ人と、キリスト教部隊と連合し、アメリカの支援を受けているシリア民主軍同盟、そして、特に注目すべきは、バッシャール・アル・アサドのシリア政権だ。

シリアとイラクにおけるISIL戦線がこう着状態なので、集団を東に進めるべき頃合いだ。2015年3月、エルドアンが、サウジアラビアのサルマン王との会談前に、アラビアの二つのシーア派モスクに対するISIL爆撃があったのと同様、2015年12月30日、エルドアンの二度目のリヤド訪問では、数日前に、人気の高いシーア派宗教指導者ニムル・アル・ニムルと、それほど著名でないシーア派宗教指導者4人のサウジアラビアによる処刑が行われた。広報目的で、サウジアラビアは、2004年に逮捕されていたファリス・アル-ザフラニという“アルカイダ”テロリストも処刑したと述べた。テヘランとマシャドで、反サウジ・シーア派暴動が起き、こられの都市で、サウジアラビア大使館と領事館が襲撃された後、リヤド政権は、イランとの関係を絶ち、アラブ首長国連邦、バーレーンとクウェートに、イランとの関係を停止し、格下げするよう圧力をかけた。

ニムル・アル・ニムルの処刑が、サルマンとエルドアンが望んでいたものの舞台を作ったのだ。シーア派と、東のイランとの対決だ。イスラム教でも穏健なイバード派が、サウジアラビアのワッハーブ派と、新オスマン・トルコにとって、目の上のこぶである、イランに好意的なオマーン・スルタン国も標的だ。オマーンのカブース・ビン・サイード国王は、健康がすぐれず、後継者が指名されていない。オマーンは、スンナ派国際・聖戦傭兵にとって格好の標的だ。

ペルシャ湾地域のスンナ派軍団用に、懸案のトルコの動きとして、トルコ軍とMITは、カタールに、軍事基地を建設中だ。カタールのトルコ軍基地は、サウジアラビア東部州、クウェート、イラク、バーレーンとイランや、オマーンのシーア派標的や、ISILが国家支配を目指して、タリバンに挑戦しているアフガニスタン国内の標的に対するISIL/ダーイシュ/スンナ派軍団攻撃を調整することになる。ISIL部隊は、イランが港や他の事業権益を保有しているフジャイラと、ラアス・アル=ハイマ首長国で、潜在的標的を精査することになろう。

このカタールにおける新オスマン作戦は、3000人のトルコ軍陸軍、海軍、空軍と、“特殊作戦”部隊で構成され、中東最大の米軍基地、アルウデイド空軍基地の陰に隠れて、作戦を行う予定だ。カタールのトルコ軍基地を補完する建造中の225メートル航空母艦“アナドル”が、ペルシャ湾とインド洋への新オスマン帝国進出に、追加の航空機、ヘリコプター、戦車や、上陸用舟艇支援を行うことになる。またしても、実績が、シリア、イラクとリビアのみならず、ペルシャ湾地域においても、首席中東顧問エルドアン皇帝と共に、バラク・オバマが、聖戦戦士によるテロを支援、扇動していることを示すだろう。

記事原文のurl:http://www.strategic-culture.org/news/2016/01/11/isil-janissary-army-of-sultan-erdogan.html
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イスタンブール観光地、アヤソフィア博物館やブルーモスク近くで爆発。観光業には大打撃だろう。こうした出来事を利用し、日本より一足先に「緊急事態事項」を導入するのだろうか?

衆院中継「妻がパートで25万」発言を追求する民主西村智奈議員に屁理屈で答える様子、見ていて恥ずかしい。
民主緒方林太郎議員の「拉致を政治利用したのか」との質問に、彼は「私が言っていることが真実だとバッジをかけて言う」と答えた。
言い換えれば、緒方林太郎議員が引用した蓮池透氏の著書『拉致被害者たちを見殺しにした安倍晋三と冷血な面々』(講談社)にはウソが書いてあることになる。
論理的に、どちらかが本当で、どちらかが間違い、あるいはウソ。

本が刊行されたのは知っているのだが、書店でみかけず、まだ拝読していない。個人的には、蓮池透氏を信じている。

「安倍さんは拉致問題を政治利用して総理大臣にまでなった」――拉致被害者家族・蓮池透氏が会見で「真相」を暴露! 〜安倍総理は国会で「誹謗中傷」「北朝鮮の思うつぼ」と“逆ギレ”!

昼に外出したので、午後見たのは共産党笠井亮議員と赤嶺政賢議員だけ。安保、戦争法案、辺野古基地問題に直結する重要話題の論議。質問はよかったが、回答がひどい。

ジブチ基地・軍事協力強化拡大画策を指摘する笠井亮議員に対し、防衛大臣、事前通告がないから読んでいないと木で鼻をくくった答弁。
こっそり、アフリカ基地を拡大し、NATO、アメリカとの活動を強化していること、知られたいはずがない。

「アフリカで、自衛隊をNATOと一緒に活動させろ」というのは、民主党長嶋議員が師事し、尊敬するブレジンスキーの著書に前から明記されている。(下記記事は翻訳ではない。)

北大西洋共同体(NATO)に日本を組み込む ブレジンスキー 2009年2月15日

赤嶺政賢氏が、国民、沖縄県民の願いより、アメリカ軍の要求を優先している現実を鋭く指摘するが、傀儡与党、見苦しい言い訳しかできない。理は赤嶺政賢氏側にあるのは明白。

大本営広報部をいくら読んでも、見ても、背後の理由は見えてこない。

【特別寄稿】安倍総理のアフリカ訪問の動機とは? ~中国、資源、そして米軍との軍事協力(米川正子 元UNHCR職員・立教大学特任准教授)

2016年 年始特別連載:辺野古基地建設反対「島ぐるみ会議」訪米団完全密着レポート~日本政府を飛び越えて―沖縄がアメリカと始めた直接対話

2016年1月 8日 (金)

シリアにおけるテロの跡を糊塗するため混乱を狙うサウジアラビア

Finian Cunningham
2015年1月5日
"Sputnik"

シリアへのロシアの痛烈な軍事介入の成功は、このアラブの国家を安定化させ、テロリストによる乗っ取りから救っただけではない。ロシアの作戦は、政権転覆を狙った犯罪的な秘密侵略戦争という外国が扇動している紛争の本質をも暴露したのだ。

選挙で選ばれたバッシャール・アル・アサド大統領政権に対する違法な反乱勢力を支援する上での、ワシントン、イギリスとフランスの様々な共謀の度合いが、ロシアの軍事介入によって暴露された。

それ以上に暴露されたのは、この地域の欧米傀儡政権の犯罪的陰謀だ。レジェップ・タイイップ・エルドアンのトルコが、シリアのテロリスト・ネットワークを支援するため石油と兵器密輸商売にどっぷりつかっていることが、ロシア空爆によって暴露された。

そして、ロシアによって暴露された、もうひとつの政権は、サウジアラビアだ。これこそが、石油豊富な独裁君主国が、一体なぜ、先週末のシーア派宗教指導者ニムル・アル・ニムル処刑によって、今、地域で、宗派間紛争を煽ろうとしているのかという理由だ。

ニムルは、サウジアラビアの原理主義支配者、ワッハーブ主義として知られている過激版イスラム教を信仰するサウド王家のもとでの圧政に対する勇気ある平和的な抗議ゆえに、地域のシーア派イスラム教徒の間で崇拝されていた。

ワッハーブ派の考え方では、シーア派やキリスト教徒や他の人々は、剣によって殺されるべき "異教徒"とみなされる。アサド政府打倒のためにシリア国内で戦っている、いわゆる聖戦士の多くも、ワッハーブ派を奉じているのは偶然ではない。ダーイシュ(「イスラム国」)や、ヌスラ戦線などのテロ集団が、サウジアラビアのワッハーブ派支配層から資金提供を受けていることを示す明らかな証拠がある。

宗教指導者ニムルの不当な処刑は、寛大な処置を訴えてから、数カ月後に行われた。サウジアラビアの不明朗な裁判手続きと、ニムルの無罪を立証する豊富な証拠ゆえに、中東における主要シーア派大国イラン政府のみならず、いくつかの国際人権擁護団体も寛大な処置を訴えていた。サウド王家が彼の処刑を強行したのは、地域、特にイランで、激情を挑発する意図的な行動であることを暗示している。

在テヘラン・サウジアラビア大使館放火、言葉の戦争や、サウジアラビアとイラン間の外交関係断絶は、爆発的な対応が、周到に準備されていたことを強く示唆している。今やサウジアラビア、バーレーン、スーダン、アラブ首長国連邦というアラブ同盟諸国は、次々にテヘランとの外交チャンネルを断ち切っている。評論家の中には、地域で全面戦争が勃発しかねないと懸念するむきもある。

重要なのは、サウジアラビアによるニムル処刑が引き起こした騒乱が、サウジアラビア支配層を後援しているワシントンや他の西欧列強を苛立たせたように見えることだ。今週始め、オバマ政権にとって "寝耳に水"だったので、"地域をどれほど煽ることになるのかを無視する不注意に対し… サウジアラビアへの怒りを表明した"とニューヨーク・タイムズは報じた。

すると、サウジアラビア支配層は、一体なぜ地域を混乱に陥れることを決めたのだろう? ロシアのシリアへの軍事介入が、諸外国のシリアにおける政権転覆陰謀を酷く損ねたためだ。更に、ロシアが、ダーイシュやヌスラ戦線や連中の様々な分派など一連の違法武装集団を打ち負かして、これらテロ集団と外国政府、特にアンカラとリヤドの、スポンサーのつながりを暴露したためだ。

アメリカ人政治評論家ランディー・マーティンはこう語っている。"現在あらわれているように見えるものは、ロシアが、シリア紛争のカモフラージュを吹き飛ばしたことによる余波なのです。テロ・ネットワークに対するロシアの軍事作戦が、ワッハーブ派サウジアラビア支配者の正体を劇的に暴露したのです。"

この評論家はさらにこう述べた。 "サウド王家は、シリアにおける連中の犯罪的な謀略や、既知のテロ集団とのつながりが暴露されてしまったので、自分たちにとって次善の選択肢は、シーア派イランと、そして、あるいはロシアとさえも、徹底的な戦争をあおり立てることだとサウジアラビアは判断したのです。"

マーティンは、12月25日のロシア空爆が、シリア首都ダマスカス近い東グータにある部隊拠点を攻撃し、イスラム軍としても知られているジャイシ・アル-イスラム聖戦部隊の指導部を殲滅し、指導者ザフラン・アルーシュや他の司令官を殺害したことを指摘した。

四日後の12月29日、サウジアラビアのアデル・アル・ジュベイル外務大臣は、ジャイシ・アル-イスラムに対するロシア空爆を公式に非難した。リヤドで発言したサウジアラビア外務大臣は、この殺害で、今月末に、ジュネーブで開催予定のシリア和平交渉が困難になると述べた。アル・ジュベイル外務大臣は、記者団に"ロシアが一体何を考えているのかわからない。"と語り、困惑を表した。

ザフラン・アルーシュや他のジャイシ・アル-イスラムのメンバー殺害に対するサウジアラビアの公式対応が、シリア国内におけるテロ集団に対するサウジアラビアの関与を明らかに実証している。ジャイシ・アル-イスラム武装集団は、アメリカ政府と欧州連合によって、公式にテロ集団として指定されている、アルカイダ系列のヌスラ戦線と、戦士と兵士を共有していることが知られている。

ロシアのシリア軍事介入は、二つのことをなし遂げた。その第一は、欧米と、この地域における同盟諸国が、2011年3月以来、政権転覆目的で、シリアでこっそり、しかけていた秘密のテロ戦争を潰したことだ。この結果、政治的手法が、欧米列強が、長年抱いてきたシリアでの政権転覆という目標の実現を期待できる実現可能な唯一の代案となった。そこで、ジュネーブ交渉というわけだ。

この政権転覆計画に関する地域の強硬派、サウジアラビアは、ロシアが、シリアにおける空爆作戦を開始して以来、アメリカのジョン・ケリー国務長官が過去三カ月間、熱心に推進してきた政治的選択肢に反対している。"サウジアラビア当局は、ケリー長官の取り組みは失敗に終わると、ずっと言い続けてきたが、それも日曜日のイランとの外交断絶前からだ"と、ニューヨーク・タイムズは報じている。

ロシアの軍事介入がなし遂げた二つ目のことは、専門家ランディー・マーチンが指摘している通り、サウジアラビアとテロ集団の関係が誰の目にも明らかにされたことだ。

今週、サウジアラビア国連大使アブドゥッラー・アル・ムアリミは、地域におけるイランとの言葉上の戦争が、ジュネーブにおけるシリア和平交渉へのサウジアラビア参加を不可能にすることはないと主張した。

しかしながら、これは広報用イチジクの葉にすぎない。それが"異教徒"の敵、イランと交渉することを意味し、それは地域におけるイランの政治的評価を高めてしまうことになり、サウド王家が、シリアの大統領アサドは "退陣しなければならない"という最後通告に固執しているため、サウジアラビア支配層は、政治交渉を受け入れ難いものと考えている。

サウジアラビアが先月、シリアを侵略してアサドを打倒するという軍事的選択肢を保持すると主張し、石油豊富な王国が、一体なぜ、テロの脅威" が存在すると見なすどの国にでも侵略することができる、34か国による"対テロ"軍事同盟を立ち上げたのかという"理由はこれだ。

言い換えれば、地域におけるサウジアラビアの好戦的政策と、テロ集団とサウジアラビアの共謀が明らかになったのだ。そして、こうした悪辣なつながりを暴露したのは、シリアでのロシアの断固たる、壊滅的な対テロ軍事介入だ。

それこそが、サウジアラビア支配層が、シーア派宗教指導者ニムル・アル・ニムル処刑を強行した理由だ。連中が解き放ちたがっている混乱と殺りくは、シリアにおける連中のテロの跡を糊塗することを狙ったものだ。

本記事で表明されている見解は、もっぱら著者のものであり、必ずしもスプートニクの公式な立場を反映するものではない。

更に読む: http://sputniknews.com/columnists/20160105/1032718583/saudis-seek-chaos-terrorism.html#ixzz3wWdDK9NI

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七草粥、特に美味しいものではないが、恒例の食事。七草野菜パックにはシールが三枚も貼ってあった。何とか売るために、価格を何度も変えたのだろうか。

北朝鮮支配層と、この国の支配層が共謀したと思われる核実験も始めは脱兎の如く、最後は線香花火。

常識的に大きく損をするであろう北朝鮮に対して、戦争法制強化、平和憲法破壊推進、戦争予算増加などで、大きく利益をうけるであろうこの国の支配層から、秘密財政支援でもなければ、引き合わないだろう。

大本営広報部で、国会論議を瞬間報じた。

TPPについて、共産党の井上議員が、試算のデタラメを指摘し、今からでも撤退という正論。
傀儡首魁がウソ八百を言いかけたところで、大本営広報部、ウソがばれないよう、バスの民家突入やら、雪不足の話題に切り替えた。

アクセス・ランキングのトップが北朝鮮の核実験だというタワゴト。報道管制しているのだから、TPPがアクセス・ランキングのトップになるわけがない。

大本営広報部の上記番組Twitterで、そういえばTPPがあったという呑気なものが一つ。TPPで雇用が増えて欲しいというお目出度いTwitter書き込みもあった。増えるわけがないだろう。そうならない仕組みなのを知らせない報道管制、驚くほど効果があるのだ。

傀儡政権が中から破壊するTPP、戦争法案、緊急事態事項こそ正しく恐るべきだろうに。

民主党も、連合も、基本的には、自民党補完勢力であるという苦い事実に我々は直面すべきだろう。「本当の野党」が連合しなければ、自民・公明の与党、野党を演じている異神や、日本の未来を破壊する会などの与党夜盗連合に勝てるはずがない。
国政選挙の前哨戦が、宜野湾市長選挙や、八王子市長選挙だろう。こうした選挙での自称野党、自称労組の振る舞いを見れば、国政選挙での連中の行動は予想可能だ。

自称野党、自称労組の振る舞いを確認するという意味で、八王子市長選挙に立候補された五十嵐仁氏のブログ1月7日(木)『日刊ゲンダイ』の記事に私のコメントが出た の一部を引用させていただこう。あの集団、労働組合というより、労働者破壊組合だ、というのが、サラリーマン体験の個人的結論。

民主党議員の中にも「結集すれば、夏の参院選でも勝利する可能性が出てくる」ことが「理解」できる人はいます。民主党の有田芳生参院議員は、私への応援のメッセージを寄せてくださいました。
 しかし、連合が石森現市長と政策協定を結んだために、八王子の民主党は会派として応援する形になっていません。力を合わせて安倍政権と対峙しなければならない非常緊急の時に、どうして安倍側近の萩生田官房副長官の、そのまた「子分」である石森現市長の側に立つのでしょうか。
 このような形で「民主党が頼りにならないから、学者が書斎を抜け出して立ち上がり」、かく言う私も八王子市長選挙に出馬を決意することになったわけです。コメントでも指摘したように、「政党には過去の歴史や利害関係があるから、簡単には一つにまとまれないのかも知れ」ませんが、「でも、国民にとっては政党の都合など、どうでもいいこと」ですから、「アベ政治を許さない」「野党は共闘」の立場から、「ストップ・ジ・アベ」に向けて一緒に立ち上がっていただきたいものです。

2016年1月 6日 (水)

地域における大虐殺挑発を狙った、サウジアラビアの処刑

Finian Cunningham

公開日時: 2016年1月3日 14:19
"RT"

2016年1月2日 イギリス、ロンドンのサウジアラビア大使館前で、著名なシーア派宗教指導者ニムル・アル-ニムルの処刑に反対する抗議行動で、プラカードを掲げる抗議行動参加者  Neil Hall / Reuters

著名なシーア派宗教指導者のサウジアラビアによる処刑に対する中東全体での激しい反応が、処刑は、支配者サウド王家による意図的な挑発であったことを強く示唆している。
この挑発は、サウジアラビアの地政学的権益を推進するために - 既に引火点に近い -地域の様々な国々で、宗派間緊張をあおり、紛争を助長することを狙ったものであるように見える。こうした権益の中心にあるのは、いつも通り、激しいライバル関係にある、地域におけるシーア派大国イランだ。

週末、シーア派宗教指導者ニムル・アル・ニムルが、46人の他の囚人と共に処刑されたというサウジアラビア内務省による発表の後、地域全体、特に、イラン、イラク、レバノンやバーレーンなど多数のシーア派信者がいる国々で、予測通りの憤激がおきた。イランは、過激なスンナ派サウジアラビア支配者を“犯罪人”と非難し、“軽率と無責任の極み”の行為を実行したと糾弾した

イランの最高指導者、アヤトラ・ハメネイは、サウド王家を、過激テロ集団ダーイシュ、(「イスラム国」、また以前はISIS/ISILとして知られる)になぞらえた。注目すべきは、王国が敵対者を断首刑で処刑するやり方が、サウジアラビア政権とダーイシュ幹部が共有している、ワッハーブ主義として知られるイスラム教のシャリーア法の厳格な解釈によって同様に - 。

元イラク首相ヌリ・アル-マリキは、死刑発動は、サウジアラビア支配者の崩壊をもたらすだろうと述べ、他のイラク政治家連中も、不安定で、宗教的に緊張した地域全体で“地獄への門を開ける”だろうと語っている。

アメリカ合州国も欧州連合も、アル・ニムル処刑には懸念を持って対応し、両国とも、サウジアラビアによる死刑で、宗派間緊張が激化すると警告した。

アル・ニムルは、土曜日に、サウジアラビアにおけるここ三十年で最大の大量処刑とされるもので、46人の他の囚人とともに処刑された。報道によれば、死刑は、12箇所の刑務所で、報斬首または、銃殺隊で行われた。死刑判決を受けていた人々の大半は、2003年から、2006年の間、サウジアラビアにおける、欧米の権益に対する破壊的な攻撃を行ったかどで告訴されていたアルカイダ・テロ集団のメンバーだとされている。

ニムル・アル・ニムルは、週末に処刑された4人のシーア派活動家の一人だった。彼らは政府転覆とテロなど、いくつかの罪で告訴されていたが、この裁判を国際人権団体は、裁判手続きの茶番だとかたづけていた。アル・ニムルは、2012年に逮捕され、暴力的な抗議行動をあおったかどで告訴されたが、支持者は、尊敬されている宗教指導者は公には常に平和的な抗議行動を支持していたと指摘している。彼の発言で、最も良く知られているものは、“言葉の力は、弾丸の轟音より強い”だった。

10月、アル・ニムルは、彼の死刑に対する上訴で敗訴した。その後更にいくつか国際的な寛大な処置への訴えがなされていた。特に、イラン政府は、宗教指導者の命を救うよう呼びかけるいくつかの声明を出していた。

アル・ニムルに対する司法の誤りと、寛大な処置への訴えにもかかわらず、処刑を実施するという恐ろしい判断が、事件を大いに衝撃的なものにしている。

レバノンのシーア派レジスタンス運動ヒズボラは、サウジアラビアの行動を“暗殺”だと非難し、イラン革命防衛隊は、サウジアラビア支配者は“厳しい復讐”に会うだろうと断言した。

2016年1月2日 バーレーン、マナマ西部のサナビス村で、サウジアラビア当局による、サウジアラビアのシーア派宗教指導者ニムル・アル-ニムルの処刑に反対する抗議行動で、 "死は我々にとって当然のことで、神があたえたもうた尊厳は殉教だ" という垂れ幕を掲げる参加者、Hamad I Mohammed / Reuters

サウジアラビアと他のスンナ派アラブ諸国連合軍が、過去9か月、空爆を行っているイエメンでは、主として、シーア派フーシ派反政府派も、アル・ニムル処刑を非難し、彼の死に対して報復すると約束した。週末に、サウジアラビア国境のジザン州へのフーシ派によるロケット弾攻撃で24人のサウジアラビア軍兵士が死亡したことが報じられていた。この攻撃が、アル・ニムル処刑発表の前だったのかどうかは明らかではない。

サウジアラビア政権は、かつてイランとヒズボラを、イエメンにおけるフーシ派にる反乱をあおっていると非難した。テヘランは、武装反抗勢力を軍事的に支援しているという主張を否定した。しかし、サウジアラビアに反撃する方法として、イランとヒズボラが、今後イエメンでの軍事介入を強化するだろうというのは適切な仮説だろう。

サウジアラビアが様々な反政府派民兵、主としてワッハーブ派原理主義イデオロギーを共有する、いわゆる過激イスラム主義集団に資金を提供し、武器を与えてきた、シリアにおける、イランとヒズボラの関与についても同じ反応が予想される。これら集団には、12月25日、指導者ザフラン・アローシュが、ダマスカス近くで、シリア空爆で殺害されたジャイシ・アル・イスラム(イスラム軍)も含まれる。サウジアラビア政権は、やがて行われるジュネーブでの国連が後援する、シリアに関する和平交渉を危うくするとのべて、アローシュ殺害を公式に非難した。

サルマーン王率いるサウド王家は、ワシントンも、モスクワも支持しているジュネーブ交渉に賛成ではないことが知られている。シリアの政治的未来は、選挙で、シリア国民によって決定されるべきだというロシアの姿勢に対し、ワシントンが妥協したように見えることにサウジアラビアは動揺している。和平交渉の前提条件としてシリア大統領バッシャール・アサドは辞任すべきだ、というワシントンによる長年の主張が放棄されたのだ - その結果、サウジアラビア、トルコとシリアの過激派戦闘集団が、アサドは退陣すべきだと要求し続けている唯一の当事者となってしまった。

トルコ大統領レジェップ・タイイップ・エルドアンが、ニムル・アル・ニムル処刑のわずか数日前にリヤドで、サウジアラビアのサルマーン王と“戦略的サミット”を行ったことには、おそらく大きな意味があるだろう。

9月末以来の、ロシアのシリア軍事介入は、バッシャール・アサドのシリア政府を安定化させる上で大成功だ。オバマ政権でさえ、最近、シリアにおけるロシアのウラジーミル・プーチン大統領の戦略的成功を認めた。

この軍事的成功は、現地のシリア・アラブ軍の勝利に貢献した、イランとヒズボラと、イラクの功績だ。

シリアにおける秘密の政権転覆で、最大の敗者は、サウジアラビア、カタールとトルコという地域の同盟諸国とともに、ワシントン、ロンドンとパリが率いる枢軸だ。ワシントンや、他の欧米列強には、シリアでの最終的な政権転覆のため、秘密の反政府活動支援から、遅ればせながら政治的手段へと、戦術を切り替える抜け目のなさがあるが、サウジアラビアとトルコは、依然、秘密の戦争計画に固執しているように見える。

この意味で、ロシアが支援するシリア軍事同盟は、サウジアラビアとトルコにとって、特に不利な一斉攻撃だ。

サウジアラビアの観点からすれば、連中のシリアでの敗北と、イエメンで継続中の挫折を救済するための一つの方法は、地域を、宗派紛争の爆発で吹き飛ばすことだろう。もちろん、多くの人々にとって、そのような賭けは、常軌を逸している。だが、もしサウド王家が、スンナ派とシーア派の間の騒動を挑発できれば、それは、ワシントンとモスクワとを対立させることになり、地域全体で、より広汎な戦争をもたらすことになろう。

シリア政権転覆の権謀術数でわけがわからなくなった、サウド王家が、他国の領土に、混乱と流血の蔓延を引き起こしたがっているように見える。

著名なシーア派宗教指導者ニムル・アル・ニムルの処刑は、全く根拠のない野蛮な殺人なので、結論は一つしかない。死刑という全くの狂気は、地域で騒乱を引き起こすことを狙った病的な計算を徹底的に裏切ることになるだろう。

サウジアラビアは、シリア、イエメン、イラク、レバノンや他の国々で大連敗しているため、独裁者連中はおそらく、いちかばちかやってみても、自分たちにはほとんど失うものがないと判断し、地域における大虐殺を挑発したのだ。

Finian Cunningham(1963年生まれ)は、国際問題について多く書いており、彼の記事は複数言語で刊行されている。アイルランドのベルファスト生まれの農芸化学修士で、ジャーナリズムに進むまで、イギリス、ケンブリッジの英国王立化学協会の科学編集者として勤務した。20年以上、ミラーや、アイリッシュ・タイムズや、インデペンデント等の大手マスコミ企業で、彼は編集者、著者として働いた。現在は、東アフリカを本拠とするフリーランス・ジャーナリストで、RT、Sputnik、Strategic Culture Foundationや、Press TVにコラム記事を書いている。

本コラムの主張、見解や意見は、もっぱら筆者のものであり、必ずしもRTのそれを代表するものではない。

記事原文のurl:https://www.rt.com/op-edge/327796-saudi-arabia-nimr-cleric-executed/

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2016年1月4日付け記事「権謀術数を巡らしたトルコ、サウジアラビアの自業自得」で、

石油豊富な湾岸諸国に典型的な不労所得生活というサウジアラビア経済の特徴

と翻訳した部分、原文、実は下記の通り。

the rentier nature of the Saudi economy, typical of the oil-rich Gulf states

「不労所得生活」という部分は、rentier ランティエ フランス語。英語でレンテイア。リーダーズ英和辞典3版には、不労所得生活者とある。rent家賃、地代、金利などで暮らす人。プログレッシプ仏和辞典第2版では、「金利生活者」。これは、この場合には、あたらないだろう。

サウジアラビアの対イラン制裁発表後、すぐに湾岸産油国のカタールやクエートなどが続いた。湾岸レンティア国家に関する入手しやすい本、素人は下記しか思いつかない。

湾岸産油国 レンティア国家のゆくえ』松尾昌樹著 講談社選書メチエ

66ページに、こうある。

レント収入は、厳密には石油輸出収入に限定されるものではないが、湾岸産油国に限っては事実上、「歳入の大半をしめるレント収入=石油輸出収入」だ。

192ページ

湾岸産油国の場合、国によっては、自国労働者が全体の10%をわりこむ場合もある

およそ現代の日本にはほど遠い世界と思うが、

194ページには、

経済産業省が2005年に作成した予測によれば、1995年の時点での日本の生産年齢人口を将来的に維持しようとすると、日本の人口増加率を補うために、2030年までに1800万人の外国人を受け入れる必要があるとされている。・・・外国人労働者の割合は60%を越えると推計され、日本人労働者よりも、外国人労働者の数が多い社会が到来する可能性が示唆されている。

とある。

そのころには、地殻変動のおかげで、日本も産油国になっているのだろうか?TPPで丸裸になっている可能性の方が遥かに高いだろう。

妄想はともあれ、近づく選挙、辺野古基地問題の方が切実。

【スピーチ全文掲載】「野党は四の五の言わずまとまるべき!」~「市民連合」大規模街宣で小林節・慶應義塾大学名誉教授が野党共闘の必要性を訴え 「参院選で勝てば暴走は止まる!」

2016年1月 4日 (月)

権謀術数を巡らしたトルコ、サウジアラビアの自業自得

Finian Cunningham
2016年1月2日
"SCF"

レジェップ・タイイップ・エルドアン・トルコ大統領が、サウジアラビア、サルマーン王とのサミットのため、適切にリヤドに飛んで一年が終えた。会談には、挫折の一年の後、二人の指導者が陣営を固めるかのような雰囲気があった。古い諺にある通り、同病相憐れむ。しかも、トルコとサウジアラビア指導部が互いに慰め合うべき病は深刻だ。

アンカラもリヤドも、地域における両国の軍事計画は、決定的に駄目になってしまったのだ。過去三カ月のロシアのシリア軍事介入は、トルコとサウジアラビアによって、密かに政権転覆の対象とされていたバッシャール・アル・アサド大統領の政権安定化に貢献した。ワシントンや他のNATO諸国も確実に、この犯罪的謀略の一員だ。だが“第一線役”を果たしていたのは、トルコとサウジアラビアだった。

ロシアによって加えられた聖戦傭兵に対する壊滅的打撃は、アンカラ・リヤド協賛の汚い戦争の流れを変え、アメリカ合州国ですら最近、ロシアのウラジーミル・プーチン大統領は、モスクワ長年の同盟国シリア国家の安定化という戦略的目標実現に成功したことを認めている。

ロシアの石油密輸と兵器輸送路空爆で、トルコがテロ旅団の活動を可能にしていた聖戦代理軍が利用していた補給線が切断された。アンカラのエルドアン政権による共謀のおかげで、傭兵連中が一日に数百万ドル稼いでいたと推計されるが、ロシア爆撃攻撃による石油密輸の大量破壊が、シリアで戦争をしかけているテロリストへの現金と兵器供給をだめにした。

エルドアン大統領が、12月29-30日、サウド王家と新たな“戦略的協力委員会”構築を話し合うためリヤドを訪問していたのも不思議ではない。トルコとサウジアラビアは今や、連中のシリアにおける政権転覆計画のための深刻な資金調達問題に直面している。

サウジアラビアのアデル・アル・ジュベイル外相は、もちろん公にはシリアには触れずに、サミットについてこうのべて、会議の不適切な部分を消し去るべく最善を尽くした。軍事、経済、投資協力を強化するため“会談は、二国間で、高位の戦略協力委員会を設置するという期待を生み出すに至った”。

だが行間を読めば、極めて重要で緊急なサミットの背景は、シリアなのだ。

シリアの情報筋によれば、隣国の政権転覆というトルコ-サウジアラビア取り組みは下記のような形で機能していた。トルコは、兵器と聖戦戦士の兵站補給を行い、シリア国境内に訓練キャンプを設け、一方、サウド王家は、2011年3月の紛争の発端にまでさかのぼる非道な企ての主要資金提供源なのだ。サウジアラビアは、アメリカ中央情報局(CIA)の暗黙の了解を得て、アメリカが供給する膨大な備蓄からの兵器も提供していた。

トルコ南東部と、北イラクの分離主義クルド人に対してエルドアンが再開した軍事作戦と、トルコのかつて繁栄していた経済の全般的下降のおかげで、アンカラは、新オスマン計画に資金を供給するための調達ができなくなっている。既に書いた通り、トルコ-シリア国境沿いのロシア空爆が、違法な密輸貿易資金源を潰してしまった。かくして、財政難のエルドアンは苦境におちいっている。

リヤドの長年のエルドアン・スポンサーも同様だ。石油豊富な王国は、980億ドルという記録的な財政赤字 - サウジアラビア経済の15パーセントもの額で、年を終えた。

サウジアラビアの支配者連中は、今やまずい財政を是正するため、未曾有の緊縮政策に乗り出さざるを得なくなった。フィナンシャル・タイムズの見出し記事は“サウジアラビア、過激な緊縮計画を公表”だ。サウジアラビア国民は、燃料、電気や水道の価格値上げに直面しているが、これは独裁者連中が、生活費を補助する気前の良い助成金で“平民”の不満を、常に金で片付けてきた、サウジアラビアの“社会契約”からの突然の離脱だ。

これは独裁制王国において、社会不安をもたらすことを意味する。何十年もの王家の気前の良さにもかかわらず、サウジアラビアは、とりわけ青年層の高い慢性的失業と貧困に苦しんでいる。これは、石油豊富な湾岸諸国に典型的な不労所得生活というサウジアラビア経済の特徴を反映している。サウジアラビアの総人口2700万人の三分の一もの数が外国からの海外在住労働者で、多くは南アジアから来ており、廉価な奴隷労働力となっている。おかげで、サウジアラビア国民の多数は失業したままという結果になっているが、サウジアラビア石油財源からの“給付”で、これまでの所、彼等を従順にしておけたのだ。

サウジアラビアの国家財政が弱まっている主要な要因は、世界市場での石油価格崩壊だ。わずか五年前、石油価格は、一バレル100ドルを優に越えていた。現在、それが約40ドルにまで下落しており、昨年一年だけでも、23パーセント下落した。

サウジアラビアの国庫歳入の約80パーセントが、石油売り上げに依存している。これと比較すると、ロシアは産業上で、ずっと多角的な経済発展をしているおかげでロシアの石油依存は、約15パーセントだ。

話はここでややこしくなる。サウジアラビアによる石油の過剰生産が世界市場で供給を飽和させることとなり、そこで商品としての価格を押し下げることになったのだ。

ロシアのエネルギー相アレクサンドル・ノヴァクが、市場価格下落の原因は一体誰か疑っている。ノヴァクは、ロシヤ24 TVで今週こうのべた。“サウジアラビアは、今年一日150万バレル増産し、事実上、市場の状況を不安定化させた。”

専門家の中には、サウジアラビアの一見自滅的な政策は、より弱い競合相手を駆逐し、ロシアと共に世界第二の産油国という市場での立場を守ろうとすることが動機だと主張するむきもある。より悪意ある説明は、サウジアラビアは、ロシア経済を損なおうとするワシントン計画を幇助し、扇動したというものだ。

いずれにせよ、結論は、サウジアラビアは、石油で地政学遊びをしたおかげで、自らの権益を更に損なう結果におわったということのようだ。

サウジアラビアの悩みに輪をかけているのは、彼等がイエメンで継続中の戦争だ。南の隣国を9か月も連続爆撃しながら、打倒された傀儡政権を再度据えるという点で、サウド王家は何も達成できていない。この戦争がおわる見込みは全くないように見えるが、それはつまり、王国国庫が負債状態なのに、サウジアラビアは、今年、更なる軍事支出を用意しなければならない。

しかし権謀術数が、トルコとサウジアラビア両国にとって逆噴射する一方で、他の国々にとって、おそらくはある程度、良いニュースだろう。国連が主導するシリア紛争に関する和平交渉が、今後数週間進む中、アンカラとリヤドの敗退は、交渉の席で、ロシアと同盟国シリアの立場を有利にする。

だれの得にもならない風は吹かない。甲の損は乙の得。少なくとも、自らの権謀術策がもとで、トルコとサウジアラビアが自業自得の報いを受けている旋風は、この地域の平和を本気で実現しようとしている当事者にとっては、つかの間の猶予となるだろう。

記事原文のurl:http://www.strategic-culture.org/news/2016/01/02/turkey-saudi-reap-machiavellian-whirlwind.html
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朝まで生テレビで、自民党議員の身分をいつわった発言。あの番組の象徴のようなもの
あの番組なり、司会者なりに、あきれているので、長年見たことがない。
ああいうものを、見る気力・体力がある方々には、心から感心するばかり。
人生は短い。

理不尽だが、岸井氏の発言を偏向だと非難した連中、ああいうインチキは批判せず喜ぶだろう。
正論でも、売国傀儡政権に不利なものは罵倒する。
暴論でも、愚論でも、売国傀儡政権に有利なものは持ち上げるのが御用評論家の役目。

沖縄タイムスが報じた著名元外交官虚言にあきれる。アメリカ人記者質問に答え、ジャパン・ハンドラー諸氏の横で堂々真っ赤なウソを語る著名元外交官氏の雄姿、youtubeで見られる。
大本営広報紙に広告を載せた連中、暴論でも愚論でも、売国傀儡政権に有利なものは持ち上げる。

Why Henoko? Okamoto, Perry & Yamaguchi Answer

彼は平然と「合理的な選択だった」と答えた。
珊瑚礁もなく、生物もいない。ジュゴンも、あとできがついたが、沖縄全島を回遊して、たまに辺野古に寄る、と珍説。

No coral reefs, no creatures.
It was only later that we found out that there are some Dugons going around the circle of entire Okinawa island and sometimes stopping by Henoko.

某掲示板で、当方のPaul Craig Roberts氏の記事翻訳を適当にコピー・ペーストした書き込みがあり、それに、多数の方々が様々なコメントをつけておられる。

原著者のPaul Craig Roberts氏、別の記事『核戦争の可能性』で、荒らし書き込みについて書いておられる。同じ意見だ。そこで、一部を再度掲載させていただこう。太字強調は小生によるもの。

大半のアメリカ人は、神話の中で暮らしているが、こうした神話は事実の影響を受けない。アメリカ人には、自分の先入観に合わない情報に出くわすと激怒する連中がいる。私は、新聞社で働いていた頃、読者からの手紙で、こうしたことがわかりはじめたが、同じ 譴責は、電子メールや、ウェブサイト・コメント欄でも続いている。

郵便や電子メールは、読者が筆者を酷評し、うっぷんをはらせるようにする手段だが、コメント欄では、集団で攻撃して、筆者を誹謗するだけでなく、ウェブサイト読者全員に私憤を読ませることが可能なのだ。

私が、このコラム記事転載を承認している、OpEdNewsやInformation Clearing House等のウェブサイトでは、荒らし連中や、様々な変人や、レーガン憎悪者や、無知な連中が、コメント欄で、私を誹謗し、評判を傷つけ、私が書いたものを歪曲し、私が読者に提供している情報を潰す為、最悪のことをしでかしている。荒らし連中やその同類は、真面目な欧米マスコミの不在を補おうとする様々な筆者達に対し、同じことをやっている。誰が攻撃されているか、お考え願いたい。売女マスコミのニューヨーク・タイムズや、ワシントン・ポストや、Fox Newsではないのだ。例えば、ジュリアン・アサンジや、グレン・グリーンウォルドだ。一人は強姦者だとされ、もう一人は文書窃盗の共犯者にされた。

私にはコメント欄の意味が全くわからない。コメントは、相も変わらず、筆者を称賛したり、くさしたりする投書か、あるいは、自分達が余り良く知らない主題を巡り、読者間の言葉で殴りあうような論争だ。

サイトにコメント欄があるのは、読者を引きつけて、ビジット、あるいは“ヒット”を増やし、サイトを広告主に売り易くする為だという主張を聞いたことがある。とはいえ、例えば、Information Clearing Houseは広告を掲載しておらず、OpEdNewsの記事に対して投稿されるコメントの率はごく僅かで、記事を読んだ読者の1パーセントでしかない。そこで私は、コメント欄をおいておく理由なる主張は、不合理だと結論づけている。

コメント欄は、新聞編集者への手紙のようなもので、読者が意見を言えるようにするためだという向きもある。だが印刷媒体の編集者は、手紙をよく読み、何か意義のあるものだけを公表している。ウェブサイト・コメント欄で、ありとあらゆる阿呆や、荒らし連中が、筆者の記事を読む人々に対して、意見を言っているのは、それとは違う。

新聞編集者達の解決策が完全だったと申しあげたいわけではないし、この発言で、コメントされる方々全員を、一派ひとからげで非難するつもりもない。言いたいのは、コメント欄に書きこむ為には、筆者より遥かに多くの知識や、学問や、より開かれた精神が必要だということだ。新たな情報や、分析、あるいは主流意見と異なる視点を、読みやすい記事でご提供するには、時間も思慮も大いに必要だが、中傷や、とんでもないことなら瞬時で書ける。

荒らし連中は、偽名やペンネームを使って、自分の正体を隠すことが多い。良くある手法は、著者が言っている内容でなく、著者個人を攻撃することだ。例えば、荒らし連中は、進歩的な左翼サイトで、悪のレーガン政権で働いた人物で、それゆえ信用できない人物だと、私の“正体を暴いている”。保守系サイトでは、私は、CounterPunchに記事を書く左翼だと“暴露”されている。筆者の正体を暴く、こうした行為は、そうした情報を無視したいので、先入観と合わない情報は聞きたくない連中の役にたつ。

サイトの中には、筆者も書き放題、攻撃もし放題にしているものもある。RTに、サイト報道に対する、荒らし連中による反論のし放題にしているコメント欄があるのは不可解だ。自己否定をするサイトの意義は、一体何だろう? コメント欄があるサイトは、実際、政治的な既得権集団が、そのサイトの報道や、筆者達をおとしめるのを認めていると同じことだ。サイトを評価するだけの実績が明らかでない匿名読者に、記事の評価を認めるサイトもある。ごく少数の読者しか参加しないので、サイト評価は、きわめて少数の正体不明の連中によって、決められかねない。

大統領や、政府高官や、売女マスコミ連中や、警官やら、強欲銀行幹部の不正の責任を、私が問うているのと同様、荒らし連中や、その同類の責任を、私は問うているのだ。

今年、いくつかのコラムで、ロシアやプーチンの意図に関する、ワシントンによる一貫した攻撃的なウソや、選挙で選ばれたウクライナ政権を打倒し、ワシントンの傀儡を据えつけたワシントンによるクーデターや、戦争を引き起こしかねない、無謀で危険な行為である、ロシアに対する軍事的熱狂に、NATOをワシントンが追い込んでいるのを指摘した。

荒らし連中は、こうした懸念を、破滅の予感やら、自国政府に対する不信の餌食となった常識を失った人物がわめき立てていることにしてしまう。連中は、核戦争は、不合理で、それゆえ、起こり得ず、社会の大惨事を予言する人など無視すべきだと言うのだ。ネオコンが、核兵器と、その使用を擁護し、大多数のアメリカ人が、プーチンは“暴漢”で“ヒトラーよりひどい”というプロパガンダを真に受け、ニューヨーク・タイムズが“アメリカ、核兵器の本格的更新を計画”と報じている事実にも関わらず。http://www.nytimes.com/2014/09/22/us/us-ramping-up-major-renewal-in-nuclear-arms.html?_r=1

理性的で洞察力ある人物で、アメリカの良心役を長らくつとめてきたノーム・チョムスキーが、ワシントンが、世界を核戦争に追いやりつつあると感じる、社会の大惨事を予言する人々の一員に加わってくれたことを嬉しく思っている。

2015年12月26日 (土)

サウジアラビア-ロシアの石油のかけあい?

Pepe ESCOBAR
2015年12月25日 | 00:00
Strategic Culture Foundation

“ロシアの石油会社が確実に生産を減らすのはいつか教えよう。石油価格が0ドルになった時だ”ロシア連邦エネルギー省次官キリル・モロツォフ。これは2015年の流行語の一つとなるに違いない。

世界的供給過剰を食い止めるために、OPECが生産を削減するのを拒否していようとも、石油価格が0ドルになるような話は忘れよう。

ロシアは、まるで明日などないかのように、石油採掘を続けるだろう。

概要はこういうことだ。ロシアは、2016年の石油生産レベルを驚くべき53300万トンで維持するだろう。これは、つまり一日平均、476万バレルの輸出だ。

より効率的な一連の精油所のおかげで、国内需要は減少したが、輸出は増えた。ルーブル安と、石油価格が下落すると税も減るおかげで、ロシア石油会社は、欧米メジャーと比較すれば、安い石油価格による損失は少ない。ロスネフチ会長のイゴール・セチンが、ロシア、特に西シベリアの油田は、生産経費が“世界で一番安い”と豪語したのは有名だ。

ロシアは、サウジアラビアとならんで、世界第一の石油生産国だ。そして、2015年、ロシアは、サウジアラビアより少なくとも三倍多くの石油を中国に輸出した。これはユーラシアにおける、ロシア-中国戦略的提携の重要なエネルギーの側面として、しっくりする。

益々奇妙なことに、両国の石油戦略は真っ向からぶつかるものの、ロシアとサウジアラビアが、ひょっとして同盟国になるかも知れない可能性と並行して、この過程が進んでいる。ロシアのウラジーミル・プーチン大統領は、軍事-技術的な場での“数十億ドルの計画 ”を示唆した。

これは、石油価格を押し下げるという自らの戦略で酷く傷ついて、ようやくサウド王家の目からうろこがおちた兆しなのかも知れない。これは、長期的に、サウド王家がロシア-中国戦略的提携とより緊密に連携する可能性も意味する。中国はサウジアラビアの最大の貿易相手国で、断続的に、最大の石油顧客なのだから。

2014年にサウド王家が石油価格を押し下げた主要動機は、ロシアのシリア支援の意思を屈伏させることだった。今や、経済的な評決は下ったが、要するに、実にもう悲惨な状態で、2015年、サウジアラビアは、GDP比で16%の財政赤字となり、スタンダード・アンド・プアーズのソブリン信用格付けが、“AA-/A-1+”から“A+/A-1”に引き下げられた。

ロシアは石油生産を継続した。更にモスクワは、ダマスカスを守るべく、華々しく空軍を送り、だめ押しまでした。

つまりモスクワと北京は、エネルギー提携を強化し、サウド王家は基本的にロシアから市場シェアをもぎ取ることに失敗したのだ。極めて重要なのは、例えばロシア第三位の石油生産者、ガスプロムネフチが、1月以来、エネルギーを北京に元で売っている事実だ。

先にあるのはシルク・ロード

石油価格は、2016年中、低価格であり続けよう。OPECはばらばらなままだろう。それでも、ロシアもイランも、なんとか生き残れている。サウド王家にとっての“なぐさめ”は、低価格戦略によって、多くの競合相手を市場から追い出せたことだ。

アメリカの石油インサイダーは、ロシアとサウジアラビアは、敵ではなく、味方でいる方が合理的だと主張している。OPECと、湾岸オイルダラー・クラブにとっては、単にロシアと共に石油生産を10パーセント削減するだけで、石油価格は倍増するが、それを、そもそも、サウジアラビアが潰しているのだ。これはロシアと、サウジアラビアそれぞれにとって、年間およそ1800億ドルの新たな利益を意味しよう。

それゆえに、ロシア-サウジアラビア石油協定は、日に日に現実味を帯びつつある。リヤドと密接な関係を持っている有力者連中が、それを実現させようとしている。そうなれば、文字通り、金で舗装された大道に至れよう。

サウジアラビアとアラブOPECが、ロシアと、そして更には可能性として、イランとも和解すれば、湾岸オイルダラー・クラブが、現代史における世界最大のインフラ・プロジェクトの一員となる道を切り開くことになろう。中国が率いる一帯一路、貿易、通商と、一級インフラによるユーラシア統合だ。中国新シルク・ロードは、ロシアと、ユーラシア経済連合(EEU)諸国と、前向きに統合するだろう。

サウド王家にとっては厳しい選択だ。ユーラシア統合に賭けて利益を得るか、それとも、ワッハーブ派のおかしな連中集団を騒がせ、兵器化し続け、典型的な逆噴射で、最終的に、連中がイデオロギー・マトリックスの方向を変え、メッカそのものを占拠しようとすることになるかだ。

だが、おびえた被害妄想のサウド王家が、合理的判断をするなどと期待してはならない。
記事原文のurl:http://www.strategic-culture.org/news/2015/12/25/a-saudi-russian-oil-splash.html
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以前、トルコ・ストリーム合意の記事を読んで、本当かと驚いた。爆撃機撃墜で、話は中断している。この話題も、眉に唾をつけたくなるが、何があっても驚かない。

東京大洪水』高嶋哲夫著の55ページを読みながら、大本営広報部が再三話題にするマンション杭偽装を思い出した。

「パンフレットをちゃんと見るように言ってください。要点はすべて書いてありますから。この辺りは埋め立て地で下は海ですが、基礎はその下の岩盤にまで、しっかり打ってあります。いい加減な記憶で見学者に答えないでください。」
「耐震強度偽装の事件以来、皆、過敏になっている。扱いにくいよ。」
「本来、そうあるべきなんです。それだけの注意を払って選ぶべき値段の買い物なんですから」

大洪水の描写を読みながら、鬼怒川氾濫を思い出した。

国の土台が大いに浸食されつつある状況を、大本営広報部・大政翼賛会は全く触れない。

『街の弁護士日記 SINCE1992at名古屋』2015年12月25日記事の事態に目をつぶって、競技場案の善し悪しやら、少女誘拐?やら、おかしな教師の外国での買春をまじめくさてっ語る皆様、記事を書く皆様、正気なのだろうか?それとも、皆様全員、アメリカ語を母国語なみに駆使する能力をお持ちなのだろうか?

おとしめられる日本語  日本の公式言語は英語である

2015年12月20日 (日)

「イスラム国」 それとも、ワッハーブ派植民地?

Tony Cartalucci
New Eastern Outlook
2015年12月16日

ISISのイデオロギー的ソース・コードは、リヤドのアメリカ同盟国で見いだすことができる。いわゆる“シリア反政府派”の懇談会が、最近、サウジアラビアで開催された。参加者の中には、機能していない様々な国外居住の“反政府派”指導者や、 - いずれも、2012年以来、アメリカ国務省が外国テロ組織に指定したアルカイダのアル・ヌスラ戦線の系列の - アフラール・アシ・シャム(レバント自由人イスラム運動)や、ジャイシ・アル-イスラム(イスラム軍)を含むシリアで活動している様々な過激派集団の司令官が含まれている。

BBCは、その記事“シリア紛争: 分裂していた反政府派、リヤドで統一交渉を開始”でこう報じている。

和平交渉に向けて、統一戦線を形成するための取り組みで、100以上のシリアの反政府派や野党政治家がリヤドで会談した。

サウジアラビアの首都での会議が始まると、最も強力な反政府集団の一つが非妥協的な語調を強めた。

アフラール・アシ・シャム(レバント自由人イスラム運動)は、バッシャール・アル・アサド大統領は裁きを受けねばならないと主張した。

アサドが認めている、シリアに本拠をおく反対派の人物の出席と、シリア国内でのアルカイダ系列の不在も批判した。

言い換えれば、アフラール・アシ・シャムが、 BBCが名を出した懇談会に参加している唯一の他の過激集団ジャイシ・アル-イスラム(イスラム軍)とともに、あからさまに、リヤドに、アルカイダのアル・ヌスラ戦線も出席を要求していたことは、いわゆる“反政府派”が全て、アルカイダと共に戦場で戦い、戦線から離れた場所では、政治的に支援しているアルカイダの直系であることを明らかにしている。

アフラール・アシ・シャムと、ジャイシ・アル-イスラム(イスラム軍)は、様々な常に変化し続ける名称のフロント集団下の連中が訓練し、資金提供し、武器を与え、支援しているアルカイダ・テロリストのアメリカと、サウジアラビアの広大なペテンの一環だ。その結果が、アルカイダとISISの他に説明のしようもない勃興と戦場での優勢、アメリカが提供する兵器や車両がアルカイダの手中に“落ちる”大規模な絶えざる流れだ。

シリアにおけるアルカイダの勃興は計画通り

アルカイダのそもそもの発端そのものが、アメリカ-サウジアラビアの地政学的野望の共同作品だった。シリアで、バッシャール・アル・アサド大統領の父親、ハフィーズ・アル・アサド大統領によって、破壊され、粉砕されたムスリム同胞団が・、1980年代、アメリカとサウジアラビアによって再編され、ソ連に対する代理戦争で戦うべく、アフガニスタンに送られた。

それ以来、この集団は偶然にも、あらゆる戦場や、バルカン半島であれ、チェチェンであれ、中東と北アフリカ (MENA)や、遥か遠くの東南アジアに到るまで、アメリカが影響力を強化したがっているあらゆる地域に関与することになる。

アメリカのイラク占領中、アルカイダは、イラク人を分裂させ、お互いに戦わせ、当初占領に反対していたシーア派・スンナ派統一戦線を破壊する上で、中心的役割を果たすこととなる。テロリストは、サウジアラビアに資金を提供され、今や悪名高いリビアの首都ベンガジを含めMENA地域全体から、NATO加盟国のトルコを経由して、連れてこられ、シリア国内の未来の反政府派による支援を得て、シリア領を経て、最後にイラクへと到る。

2007年、アメリカとサウジアラビアが、今回は、シリアとイラン政府を打倒するため、こうしたテロリスト連中を再度利用しようとあからさまに企てていてることが暴露された。ピューリッツァー賞を受賞したジャーナリスト、セイモア・ハーシュの2007年の9ページ記事“方向転換”が、これがどのように計画されているかのみならず、ほぼ確実に、宗派大虐殺を引き起こすことを極めて詳細に描いていた。

2011年になり、シリア紛争の最初の一発が放たれると、アルカイダをしっかり観察してきた人々は当初から知っていたが、ハーシュの予言的レポートが、とうとう現実になった。2007年に彼が予言した宗派大虐殺は、2011年以降、恐るべき現実となり、欧米の一体だれが反政府派なのかに関する意図的な欺瞞的歪曲が色あせたあと、それがずっとアルカイダであったことが明らかになるのは当然だった。

実際、アル・ヌスラを、外国テロ組織だと指定するアメリカ国務省自身の声明が認めているように、そもそも始めから、全国規模の作戦を展開していたのだ。

国務省声明にはこうある。

2011年11月以来、アル・ヌスラ戦線は、ダマスカス、アレッポ、ハマ、ダラ、ホムス、イドリブや、デリゾールを含む主要都市で、40回以上の自爆攻撃から、小火器や簡易仕掛け爆弾による作戦にいたる約600回の攻撃を行ったと主張している。これらの攻撃で、無数の無辜のシリア人が殺害された。これらの攻撃を通し、アル・ヌスラは、自らを正統なシリア反政府派の一環として描きだそうとしているが、実際はイラクのアルカイダAQIは、自らのよこしまな狙いのために、シリア国民の戦いを乗っ取ろうと企んでいる。

アル・ヌスラが、自らを正統なシリア反政府派の一部として描こうとしているという主張は、アメリカ国務省がしているだけでなく、アメリカが正統な反政府派だと主張する諸集団も、やはりアル・ヌスラを、そうしたものとして描きだそうとしているので、最後の点は特に興味深い。

アル・ヌスラとISISが強力な勢力に勃興したのは、シリアでのアメリカ外交政策が裏目に出た結果ではなく、アメリカ外交政策が計画通りにしっかり機能した結果なのだ。

ハーシュの記事は、シリア政府を打倒するための武装反政府派を作り出すというアメリカとサウジアラビアの取り組みは“イスラム教の戦闘的な考え方を奉じ、アメリカに敵対的で、アルカイダに同調するスンナ派過激派集団を強化する”という予想できる結果をもたらすだろうと主張していた。

そして、まさにその通りになったのだ。

ISISはワッハーブ派植民地

2011年の代理戦争の開幕段階で、シリアを圧倒するのに失敗し、“シリア脱構築”が次の目標となった。主犯ワシントンのクルド傀儡マスード・バルザニと、アルカイダに支配されているサウジアラビア-カタール-トルコの勢力圏の影響を受ける地域を切り取ることが、地域における欧米の野望で、現在の焦点であるように思える。分割され弱体化されたシリアは、地域で、イランを更に孤立化させ、弱体化させるという目的に役立つ。

サウジアラビアは、何十年以上、極めて言いなりになる従属国家でいる。シリアやイラクで、より小規模にでも、これを再現する取り組みは理想的だ。黒海からペルシャ湾に到る、サウジアラビア-カタール-トルコの勢力圏があれば、シリア、レバノンのヒズボラ、イランとロシアに対するシーア派の勢力圏の弧として、ワシントンにとって理想的だ。

ISISは、リヤドにおいて実に長期間支配的であり続けている全く同じ危険なイデオロギー、1700年代の遠い昔、サウド王家の権益に役立つように作り出されたイスラム教の極端な曲解、ワッハーブ主義によって、イラクとシリアの一部を“植民地化する”ための手段として機能している。

ワッハーブ主義は、主流のイスラム教から、信奉者を洗脳し、差別化する手段だった。これは主要スポンサーのサウド王家が、地域征服を実現し、長期的に地域を支配する手段として、それを利用しようとしたために必要だっのだ。この教義が、イスラム教のもとでは厳格に禁じられており、サウジアラビアの近隣諸国では比較的欠けている類の蛮行、暴力や戦争を認めたのだ。

以来ずっと、サウジアラビア国民を、サウジアラビアの虫のいい狙い、利己的権益に疑いを持たずにいつでも戦う用意がある従順で、熱心な過激派で満たし、サウジアラビアと、ウオール街と、ワシントンにいる連中のスポンサーが、国境内で権力支配を維持し、国境外の世界に影響を与えるための要石にするための手段として教義は利用されてきた。ISISは、謎につつまれたテロ集団という形ではなく、本格的な軍と“国”としての、この危険なイデオロギーの輸出だ。 ISISとサウド王家の間の類似は、表面的にさえ無視するのは困難だ。

サウジアラビアは、あらゆる類の違反者を斬首し、ISISも、あらゆる類の違反者を斬首する。サウジアラビアは、あらゆる類の反対派を容認せず、ISISも、あらゆる類の反対派を容認しない。サウジアラビアでは、女性、少数派や政敵は、人権とおぼしきあらゆるものを剥奪されるが、ISISでも同様だ。実際、地理的な場所を除いて、両者の区別をすることは困難だ。両者が、政治的、財政的、イデオロギー的、そして戦略的に、厳然とつながっていることで、いわゆる“「イスラム国」”は実際は、ワッハーブ派植民地に過ぎないという主張を、一層説得力のあるものにしている。

この表面的な検討や、ISISの明らかな補給線が、NATO加盟国トルコとサウジアラビア自身につながっていることに関する結論より、もっと悪事を証明していのは、2012年に書かれたアメリカ国防情報局(DIA)の公式文書が実際、(.pdf) 文字通り認めていることだ。

もし状況が展開すれば、東シリア(ハサカとデリゾール)に、宣言した、あるいは宣言しないサラフィー主義侯国を樹立する可能性があり、そして、これは、シーア派拡張の戦略的最深部(イラクとイラン)とみなされているシリア政権を孤立させるため、反政府派を支援している諸国がまさに望んでいることだ。

“サラフィー主義侯国”の樹立を求めているこの“支援している諸国”とは一体どこかを明らかにするため、DIA報告書は、こう説明している。

欧米、湾岸諸国と、トルコが反政府派を支援している。ロシア、中国とイランが政権を支援している。

2007年以来、計画されていた通り、シリアにおけるアルカイダの勃興に関する - “サラフィー主義”(イスラム主義)“侯国”(国家)の勃興は、アメリカ合州国と、特にトルコとサウジアラビアを含む同盟諸国によって計画され、推進されたことは明らかだ。トルコが兵站支援をし、サウジアラビアが、イデオロギー上のソース・コードを提供して。

アメリカ合州国が“ISISと戦うため”とされるシリア爆撃を一年以上ついやしながら、一体なぜなんの進歩もないのだろうかといぶかしがるむきにとって、シリアを破壊するために、アメリカが意図的にこの組織を生み出した事実が、そうなるまでは説得力ある説明として利用し、テロリスト軍の壊滅をできるだけ長期間引き延ばしたがっているのだ、というのが答えだ。

トルコとシリア国境近くのISIS補給線が脅かされているさなか、ロシアとアンカラ政権が一体なぜ戦争の瀬戸際にあるのかをいぶかっているむきにとっては、トルコこそがこの補給線を作り出しており、それがしっかり維持されるよう非常手段をとってきた事実も説得力ある説明になるだろう。

そして、サウジアラビアは、一体なぜ、アルカイダの明らかな共犯者を、首都リヤドでの、シリアの未来に関する懇談に招いたのかをいぶかっているむきには、シリアの将来に影響力を与える手段として、アルカイダを生み出す上で、そもそもサウジアラビアが、共謀に、主導的役割を演じているからにほかならない - サウジアラビアが、いまだに、大いに、明らかに、アメリカ合州国がそれに沿って進むことを問題と思わない共謀に関与しているというのが答えだ。

Tony Cartalucciは、バンコクに本拠を置く地政学専門家、著者で、特にオンライン誌“New Eastern Outlook”に寄稿している。

記事原文のurl:http://journal-neo.org/2015/12/16/islamic-state-or-wahhabi-colony/

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沖縄・米軍基地で山火事、現在も延焼中 米軍が消火活動と、ネット・ニュースで読んだ。

高倉健を思わせる宗主国宣伝業者が、コメンテーターで登場した昨日の報道番組冒頭で、皮肉にも、この事件を報じたような気がした。まだ延焼中。

思いやり予算というみかじかめ料をむしり、TPPで、更に医療・医薬品でむしり取り、巨大基地を作らせ、属国兵士を侵略戦争で肉弾に使い、水爆材料プルトニウムを生産させるため、原発稼働を強行させる宗主国が、殺人演習をして環境を破壊する実例を見て、彼氏一体何とのたまわったのだろう。見るのが遅かったので聞きそびれた。スターウォーズのファンだそうだ。

昼間の無着成恭氏インタビュー再放送。「日本はわりと早く日本はほろびるんじゃないかという気がする。」大本営広報部電気洗脳箱には珍しく硬派なのに驚いた。

ネット記事では、スポーツ選手、タレントなど多数の有名人が与党候補として、あげられている。高齢者向けのバラマキと、電気洗脳箱で庶民に植えつけた候補者の群れで、与党は圧勝だろうか。

下記の重要な提言、スポーツ選手、タレントに投票する方々や、バラマキをもらって投票する方々、見ないか、見られないか、見ても理解できないかのいずれか。

【実況ツイ録】ナチスの生みの親「緊急事態条項」は独裁者が喉から手が出るほど欲しがる「切り札(ジョーカー)」! 参院選まで7ヶ月、「ロックの会〜IWJ Night」で梓澤和幸、澤藤統一郎両弁護士が警鐘

2015年12月18日 (金)

レジェップ・タイイップ・エルドアン:突然背後から人を刺すパシャの肖像

James Petras
インティファーダ
2015年12月15日

彼は個人的な権力は強化したが、トルコ国家と国民の利益を損なっている。エルドアンは、自分のことを、欧米に必要不可欠な地域覇権を握る日の出の勢いの人物だと思い込んでいる。シリアとイラクにおける暴力から逃れる難民の大群で、彼はEUをゆすり、管理し、絶望的な難民をトルコの強制収容所に放り込むという約束で、何十億ユーロもせしめた。しかし、ヨーロッパ人は、パシャ(皇帝)からは、自分たちの金で、決して信用と忠誠を買うことはできないことを悟らねばならない。より詳細はこちらを。http://www.intifada-palestine.com/2015/12/recep-tayyip-erdogan-portrait-of-a-backstabbing-pasha/#sthash.LRbf7AXX.dpuf

エルドアンは、パワー・エリートに反対する社会改革者として、権力の座への上昇を開始した。彼はイスラム教と社会福祉を主張する民衆煽動家だった。政治権力を得るやいなや、彼は家族やビジネス・エリートを富ませ、敵やライバルを粛清した。

政治力と、経済的なコネを使って違法な商取引で、富を蓄積した。

政治権力と、個人的財産を得て、帝国の権益に使えることで、彼は欧米エリートの間で、威厳と地位を得ようとした。彼はロシア軍戦闘機をシリア上空で撃墜して、何百ものトルコ企業を脅かし、主要な個人的収益源を失った。ロシアが、トルコへのエネルギー輸出を止めると脅すと、エルドアン批判者たちは、彼は、この冬、宮殿とビラを、牛糞で温めるだろうと言った。

エルドアンの二つの顔

トルコ大統領のレジェップ・タイイップ・エルドアンは、政治上の盟友、貿易相手や、軍事同盟を裏切る上で、長く、卑しい実績を誇っている。友情を誓って、‘友人たち’を爆撃し、市民を殺害する。‘真摯に’交渉し、ライバルを殺害する。民主主義者を演じておいて、ありきたりの扇動的独裁者になる。

エルドアンは、アナトリア州プチブルの平民的で厳格な価値観に訴えながら、21世紀のパシャにふさわしい世界最大の豪華大統領宮殿を建設する。彼は何度となく‘トルコ国家’への忠誠を誓いながら、公共資金によるプロジェクトに二重請求する建設業者から、何度となく賄賂やリベートを得て、トルコ国庫を略奪している。

最近では、エルドアンは、テロに反対し、ISISと戦うと主張しているが、トルコの主要新聞や地方新聞、ジャーナリストや大半の国内評論家たちは、トルコ-シリア国境を越え、ISISテロリストに向かう、膨大な量の違法な兵器の流れを実証している。

ISISとエルドアンの‘肉体関係’

エルドアンは、聖戦傭兵に抵抗するシリア・クルド戦士を爆撃し、テロリストに対して、ダマスカス政府を守っているロシア戦闘機を撃墜し、ISISがイラクとシリアから盗んだ石油を密輸し、販売し、負傷したISIS戦士に対して医療支援をし、更に、トルコ基地で、ISISテロリストを訓練し、武器を与えて、ISISを支援している。

ここには互恵関係がある。2015年7月20日、33人を死亡させた、スルチでのクルド‘社会主義青年’集会へのテロ爆撃や、10月10日、アンカラの‘平和と公正’行進会場で、組合活動家、専門職団体幹部や、民主的なクルド政党の活動家や党員を標的に、100人以上を死亡させ、何百人も負傷させたの大規模爆発を含め、自国内の反対派にテロをするのに、エルドアンは、ISIS工作員を利用している。

2015年の国政選挙では、ISISテロリストや、エルドアンの公正発展党(AKP)の暴漢が、エルドアンが、圧倒的多数を必ず勝ち取れるようにすべく、野党、特にクルド人民民主党(HDP)の事務所、集会や候補者を襲撃した。

言い換えれば、エルドアンの外国と国内における権益にとって、ISISは一石三鳥だ。

(1)シリアとイラクで、ISISに反対している非宗教的なクルド勢力を攻撃し、破壊して、トルコ国境に独立したクルド国家ができるのを防ぐ。

(2)シリアのバッシャール・アル・アサド指揮下の独立したバース党政府を攻撃し、破壊し、多文化的な非宗教的国家機構を解体し、スエルドアンのAKPに従属するスンナ派イスラム主義傀儡をダマスカスに据える。

(3)広範な支持を得ているクルドHDPや、左翼の労働組合連合(DISK)を含め、トルコ国内世論を攻撃し、恐怖に陥れる。

エルドアンは、現在ISISを構成している過激ワッハーブ派テロリストと十数年にわたり、戦略的同盟関係にある。彼は中東地図を、彼自身の拡張主義の野望に役立つように‘書き換える’つもりなのだ。これは、エルドアンが、一体なぜ大量の武器や物資を、テロリストに供給し、何千人もの傭兵を訓練し、負傷したISIS戦士に医療支援を提供したのかという理由の部分的説明になる。これはまた、エルドアンが一体なぜ、シリア領空で、エルドアンの同盟ISISを爆撃していたロシア戦闘機を撃墜するという未曾有の極端に挑発的な手段に出たかという説明にもなる。ロシアとシリアの軍のISISに対する成功が、彼の野望を脅かしたからだ。

‘イスラム教民主主義者’から、支配的な中東のパシャとなるという自負を持った残虐な独裁的イスラム主義支配者へのエルドアンの変身は、過去40年で、権力の座に上昇した歴史を通して見るべきだ。

レジェップを突き動かしているのは何か?

エルドアンは、早くから、過激イスラム主義政治への親近感を示していた。1970年代、彼は、巨大な多民族非宗教国家トルコを、神権政権(現代のISISの方針通りだ)に変えることに専心している、強烈な反共産主義で、非宗教的政党に反対する政党、国民救済党(MSP)青年部のトップだった。

1980年の軍事クーデター後、MSPは解党され、福祉党として再登場した。エルドアンは新たな(改名した)イスラム主義政党の指導者になった。

エルドアンと福祉党は、腐敗して、独裁的な軍へのトルコ大衆の不満につけこんだ。福祉党は、イスタンブールの労働者階級居住区に、強力な草の根組織を作り出すべく、イスラム主義の宗教的色合いを持ったポピュリスト的な社会福祉綱領を奉じていた。1994年、エルドアンはトルコ最大都市の知事に選ばれた。

知事として、エルドアンは、実力以上のことをしようとして過激イスラム主義を説いて失敗し、1998年に非宗教国家に対する扇動罪のかどで有罪判決を受けた。彼は、10か月の刑で、4か月服役した。

この時点から彼は戦術を変えた。彼のイスラム主義狂信は隠蔽された。彼は、党名を福祉党から、現代風な響きの公正発展党(AKP)へと変えた。エルドアンは、そこで一連の政治作戦を開始し、賢明にも敵対者が権力を得られるよう操り、それから…それぞれを背中から刺したのだ。

エルドアン:抱擁して、背後から

非宗教国家に対して扇動するという彼のかつての信念にもかかわらず、‘改心した’エルドアンは、2002年、彼の政治参加に対する軍の禁止を覆すため、ケマル主義で、非宗教的な共和人民党(CHP)と連携した。2003年に、彼は首相に選ばれた。AKPは、総選挙に勝利した後、CHPとのつながりを切った。2007年と2011年、エルドアンは首相に再選された。

エルドアンは、司法体制、警察と軍内部で影響力が強かった親米派のイスラム主義指導者フェトフッラー・ギュレンのヒズメットまたはジェマート運動と提携した。二人は非宗教的な軍や司法幹部、ジャーナリストや評論家の粛清を開始した。

エルドアンとギュレン主義者の国家機関が、300人の非宗教的な軍幹部、裁判官やジャーナリストを逮捕・投獄し、全員、イスラム主義者のエルドアンとギュレンに忠実な連中に置き換えた。

“大ハンマー作戦”と呼ばれた粛清は、全て反逆罪と陰謀の冤罪に基づいていた。ところが、欧米マスコミは、軍に対し‘民主主義を強化する取り組み’だと呼び、それをエルドアンの民主的権威にへつらう表現で説明していた。

それは民主主義とは無関係だった。粛清はエルドアンの個人的権力を強化し、彼が益々あからさまに新自由主義で、イスラム主義の政策を推進することを可能にした。司法関係者の粛清は、益々エルドアンが取り巻き資本家連中や家族を富ませることを可能にした。

エルドアン:ネオリベラル・パシャの誕生

更にエルドアンは、賃金、給与や年金を引き下げる一方、公共企業や活動を民営化するIMFが設計した‘安定化と回復’プログラムを奉じている。これが資本の大量流入を招き、外国投資家と取り巻き連中が、おいしい所を叩き売り価格で手にいれた。経済に対するこの‘取り巻き連中の自由競争’手法の最も象徴的なものが、2014年5月、かつて国有だった炭鉱が、エルドアンの取り巻きに買われ民営化された後、労働者の安全条件が破壊され、300人以上の炭坑作業員が死亡した、ソマ炭鉱爆発事故だ。国内と国際的な憤激にもかかわらず、レジェップはスキャンダルを無視し、抗議行動をする炭坑作業員に警官を解き放った。

エルドアンによるイスラム教と、残酷な新自由主義の組み合わせは、ブリュッセル、ウオール街やロンドンのシティーの支持を惹きつけた。投機的な外国資本の大規模流入が、トルコのGNPとエルドアンの富と自我を一時的に膨らませた!

支配の初期、エルドアンによる大資本に対する開発免許、税制優遇措置、政府契約が、大半の部門、特に建設と不動産部門の彼の取り巻き資本家連中に広くばらまかれた。

資本ブームが続いている間、彼の権力も増大し、エルドアンは、トルコ救世主という役に益々とりつかれるようになった。2010年には、権力の分担を巡って、エルドアンと、ギュレン主義のパートナーとの間で深刻な違いが広がった。エルドアンは素早く残虐に行動した。彼は再度‘ギュレン主義官僚’と目される連中の大規模粛清を開始した。彼等が、先に非宗教主義の軍を粛清した際には、彼のために忠実に働いた役人たちであったという事実にもかかわらず、彼は裁判官、警官や、公務員のギュレン主義シンパを逮捕、馘首、投獄、配転した。

エルドアンは、他のいかなる政党、運動や、集団とも権力を分け合うのがいやだった。パシャ・レジェップは権力を独占したがっていた。彼は‘ギュレンが支配している’と主張して、批判的な新聞や企業やコングロマリットを攻撃した。エルドアンは、彼に対して完全に忠実な資本家しか、政権からの恩寵を受けられないようにした。言い換えれば、取り巻き資本家連中の規模、力と重要性を強化した。特に不動産と建設業で。

パシャ・レジェップによる、市民社会に対する攻撃

トルコ、エルドアンの絶対権力の下で、腐敗した愚かな‘開発プロジェクト’が、ねずみ算式に増加し、公共空間の劣化と剥奪をもたらした。彼の恣意的で破壊的な政策は、継続的な市民団体の抗議行動、特に、2013年5月に始まった、イスタンブールの中央、ゲジ公園での抗議行動を引き起こした。

市民社会の抗議行動に対応して、エルドアンはあらゆる見せ掛けを投げ捨て、‘現代的民主主義者’の仮面をはぎ取り、イスタンブール中心部で、平和な抗議行動参加者を残虐に弾圧し、22人の死者、何百人もの負傷者、更に多数の逮捕者と長い刑期が宣告されることになった。エルドアンは次に、彼の残虐な暴力行使を批判した、リベラルな批判者や財界幹部を標的にした。

2013年、ゲジ公園運動の年は、転換点だった。エルドアンと家族が1億ドル賄賂スキャンダルに連座する一方、政権を批判するリベラルな人々は粛清された。

エリート階級からも、庶民階級からも、反対に直面し、エルドアンは一層熱狂的な‘イスラム主義’、愛国主義、誇大妄想、つまり‘新オスマン帝国主義’となった。

間もなく、彼はトルコ・クルド人に対する攻撃を再開し、後にISISとなる連中も含め、シリア国内のイスラム主義テロリスト支援を増強した。これらの政策は、イラクとシリアの非宗教的なクルド人に対して継続中の戦争を補完するよう計画されていた。

エルドアン:非宗教的シリアと“大親友”ロシアの背中を刺す

支配の最初から、エルドアンは、シリアのバッシャール・アル・アサドと、ロシアのウラジーミル・プーチン大統領と‘最高の関係’を作り出していた。彼はダマスカスやモスクワと無数の貿易協定を調印した。プーチンはアンカラで歓迎され、エルドアンはモスクワを訪問し、二人は10億ドルのエネルギー協定や、相互協力協定に調印した。

300万人ものロシア人観光客が、トルコのリゾートを毎年訪れており、トルコの主要産業の一つにとって、たなぼただった。

エルドアン政権は、威勢よく、大げさに、モスクワとダマスカスを抱擁しながら、組織的に、もっと背中を刺すための基盤を準備していたのだ!

2011年までには、後にシリアにおける残虐なイスラム主義者の反乱となるものの基盤をととのえるのに、エルドアンは深く関与していた。早くから、何百人もの武装外人イスラム主義テロリストが、トルコ国境を越えて、シリアに入国していた。彼らの存在は在来のシリア反政府派を圧倒した。武装イスラム主義者は、村や町を掌握し、キリスト教徒、クルド人、アラウィー派や、非宗教的なシリア人を暴力的に追放した。連中は油田を乗っ取った。エルドアンは、日ごとに、隣国シリアの愛すべき友人から、宗派暴力テロによる‘政権転覆’を要求する不倶戴天の敵へと変身したのだ。

シリア・クルド人の民族主義的熱望を損なうことと、非宗教的なアル-アサド政権の打倒に専心しているので、エルドアンは、最も過激な宗派、ワッハーブ派イスラム主義集団を奉じている。ISISや他のイスラム主義テロ集団とエルドアンの秘密同盟の動機は、いくつかの戦略的配慮によるもので、その概略は下記だ。

1)      同盟は、ダマスカスが敗北した場合に、武装したシリア・クルド人が、南東トルコの不満を抱いた膨大なクルド住民と連帯して、非宗教的な自治クルド国家形成に到るとエルドアンが恐れている、自治クルド居住地がシリア-トルコ国境で樹立されるのを防ぐのに役立つ。

2)     シリア内の聖戦戦士とエルドアンの同盟は、ダマスカスに、傀儡スンナ派-イスラム主義政権を押しつけるというアンカラの野望に役立つ。

3)     シリアとイラクの油田を支配しているISIS政権は、トルコに対する安価な燃料源で、政権にとって美味しい儲けを与えてくれる。レジェップの息子ネジメッティン・ビラル・エルドアンは、密輸されたシリアとイラクの石油をトルコで購入し、海外(特にイスラエルに)で販売し、年間約10億ドルを‘家族’に稼ぐBMZグループを所有し経営している。

密輸した石油、略奪した古代の遺物や、‘朝貢’税による現金を、シリアとイラクでのテロ作戦を維持するため、トルコやあちこちで、重火器や軽火器、軍用車両や、輸送車両や、通信機器を購入するために使っているISISに、エルドアンの家族が直接資金提供しているのは驚くべきことではない。情報に通じたトルコ専門家たちは、エルドアンの諜報機関の職員が、トルコ国内で活動し、国内の反エルドアン勢力、特にクルド政党のHDPや、広範なトルコの左翼や労働組合運動を攻撃するISISテロリストの徴募に直接関与していると考えている。トルコ諜報機関の作戦が、エルドアンに反対する百人もの人々や、市民社会活動家を殺害し、四肢を奪った今年のスルチとアンカラでの‘ISIS’爆弾攻撃に直接関与していると専門家たちは主張している。

エルドアンとISISは、お互いに利用しあう、共依存関係を発展させた。それぞれ公的には相手に対する敵意を宣言しながら、共同の戦略目標追求に余念がないのだ。

アンカラは聖戦戦士に抵抗しているシリア国内のクルド人を爆撃すべく、ISISとの戦闘という口実を利用している。ISISは、エルドアンの家族や取り巻き連中の企業との膨大な石油と兵器取り引きを隠蔽すべく、NATO加盟国トルコに反対するという口実を利用している。

パシャが熊を刺し、熊か噛み付き返す-余りにも多くの相手を刺してしまったパシャ

シリアの聖戦戦士やISISテロリスト・ネットワークに対するロシアの極めて効果的な空爆作戦は、バッシャール・アル・アサド大統領の正統な政府からの正式な軍事介入要請に答えたものだ。ロシアは、ダマスカスのバース党政権とは長年のつながりをもっている。介入は、シリアにおける、エルドアン地域的権力への野望と、違法な事業活動を損なう脅威だったのだ。何よりも、北シリアの広大な部分を併合し、‘飛行禁止空域’と呼ぶエルドアンの計画を終わらせてしまった。シリア国内でトルコが支配する‘飛行禁止空域’で、ISISや他の聖戦テロリストのためのトルコ軍事訓練基地を拡大し、イラクとシリアから密輸出されるISIS石油出荷の輸送経路を確保できるはずだった。

戦略的なエルドアン-ISISの石油密輸作戦をめったに爆撃しなかったアメリカと違って、空爆の最初の一カ月で、ロシアは何千台もの石油輸送トラックや、無数のISIS石油貯蔵所や、兵站センターを破壊した。密輸石油の流れを減らすことで、ロシアはビラル・エルドアンのBMZ社と、トルコの武器業者にとっての膨大な利益の主要な源を断ち切った。

暴力団と同様、エルドアン、かれの家族と取り巻き連中は、国内でも海外でも、膨大な腐敗した事業活動に浸かってきた。彼は、年間400億ドルものロシアとの貿易・投資関係があるトルコ資本家階級のより大きな利益の文脈の中では、もはや活動することができないのだ。2015年11月24日の、ロシア戦闘機をシリア領空で撃墜するというエルドアンの決定は、ISIS石油車列介入にロシアが成功したことに対する彼の怒りが主な動機だった。自分の家族の権益を守ることによって、エルドアンはより多くの同盟者の背中を刺してしまったのだ。ロシアだけでなく、トルコの資本家階級の多数までも!

エルドアンのロシアに対する戦争行為まで、プーチンを同盟者、友人、パートナーとして彼は公に認めていた。二人の指導者は、十年以上、親密な関係を維持していた。トルコ軍は、飛行経路を含め、シリア国内でのロシア軍事作戦について、十分情報を得ていたのだ。そして、突然2015年11月に、彼はロシア爆撃機を撃墜して、関係の完全な決裂の危険をおかし、ロシアの対トルコ報復を招いた。

ロシアは、北シリアでの作戦と基地を守るべく、最も先進的な兵器体系に強化し、トルコの石油事業であるISISの爆撃を強化して即座に反撃した。

ロシアは、トルコに対し、ビザ制限と経済制裁を課して報復し、何十億ドルもの観光事業への逆風となった。戦略的なエネルギー協定は終了した。大規模トルコ建設契約は解除された。ロシア市場へのトルコ農産品輸出は事実上停止した。

自分の尻尾を噛んだパシャ

エルドアンの一方的な行動は、トルコの大きな輸出部門の広範な利益に明らかに反していた。ゲジ公園からギュレンに到る次から次の粛清によって、かつて新自由主義トルコ資本の‘広告塔’だったエルドアンは、腐敗した家族と取り巻き資本家連中というメンバーが限られた集団のために行動する、身勝手な独裁者と化した。エルドアンは、先見の明のあるスレイマン1世(賢人)というより、放埒なイブラヒム1世(狂人)というイメージの、現代パシャになったのだ。

エルドアンはロシアに対する彼の病的な怒りの発作による損害が外国をおこらせ、トルコ国内で孤立化しつつあることを悟るやいなや、彼は膝を屈して、NATOに向かい、支援を求めた。彼の権威主義的性格にふさわしく、レジェップ・エルドアンは‘目上’(NATO-アメリカ)の前では、両手両膝をつき、‘目下’(トルコ国民)の喉元をつかんでいる!

結論

エルドアンの専制主義への道は、無差別粛清、テロと欺まんで敷きつめられている。ゲジ公園の環境保護運動家やリベラルな抗議行動参加者や、穏健なギュレン運動イスラム主義者に対する暴力、ジャーナリスト、出版者、軍高官や、裁判官の投獄と馘首、労働者や資本家への弾圧、活動家や、民主主義者に対するテロ爆発、そして、クルド人とシリアに対する戦争。

エルドアンの被害妄想と強欲が動因の政治構想は、いかなる信頼や安定した関係をも排除する。魅力と反故にする約束の組み合わせを持ち合わせている自分は実に賢明だと彼は思い込んでいるが、彼は誰も騙すことはできない。彼はトルコとシリアのクルド人に対する戦争を再開したが、彼等は応戦している!

彼はロシアを攻撃し、これまでの所、トルコ経済に限定された、極めて手痛い報復を引き起こした。

彼は個人的な権力は強化したが、トルコ国家と国民の利益を損なっている。エルドアンは、自分のことを、欧米に必要不可欠な地域覇権を握る日の出の勢いの人物だと思い込んでいる。シリアとイラクにおける暴力から逃れる難民の大群で、彼はEUをゆすり、管理し、絶望的な難民をトルコの強制収容所に放り込むという約束で、何十億ユーロもせしめた。しかし、ヨーロッパ人は、パシャ(皇帝)からは、自分たちの金で、決して信用と忠誠を買うことはできないことを悟らねばならない。

彼のISISとの石油取り引きはぼろぼろだ。ロシア爆撃で、エルドアンが他の違法な利益源を探さなければならなくなるのは確実だ。最悪なのは、エルドアンの逆上した行動で、市場、同盟者と、国内の支持を失ったことだ。彼は四方八方を敵に囲まれている-イスタンブールのリベラルな大学教授、学生、大企業のオーナー連中や組織労働者。旅行業界の中小企業の人々。アンカラの建設業と石油会社。アナトリアの農民、そして、何より、マニサ県ソマの炭坑作業員。

どのような状況でパシャ・レジェップ(‘誇大妄想狂’)が取って代わられるかを一体誰が知ろう?

James Petrasは、ニューヨーク州立大学ビンガムトン校社会学名誉教授。

記事原文のurl:http://www.intifada-palestine.com/2015/12/recep-tayyip-erdogan-portrait-of-a-backstabbing-pasha/
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DEMOCRACY STRIKES BACK 立憲主義・民主主義と平和を考える早稲田大学の集い、早稲田大学大隈記念講堂、満員。通常、この種の催し、中高年が多いが、さすがに、若い方々もおられる。加藤周一の「学生生と老人の同盟」を連想した。

記事翻訳 TPP: 一体何がめでたいのか?の後書きで、加藤周一の「学生生と老人の同盟」について多少詳しく触れたので、ご興味あれば、ご一読願いたい。

吉良よし子議員、田村智子議員、いずれも早稲田卒業生だったのを初めて知った。

無料なのにシールまでいただいて恐縮。集会の不思議な英語題名、THE EMPIRE STRIKES BACK、スターウォーズのモジリだそうだ。2・26、5・15にも予定しているという。意味深な日付。

来る選挙では、売国政権そして、大本営広報部は、戦争法制から問題をそらし、もっぱら経済問題か何かを勝手に争点にするはずだ。

しかし、戦争法制を廃棄する政権を目指す争点しか、庶民にはあり得ない。大本営広報部の呆導、百害あって、一利ない。

第2部 講談、神田香織さんの出し物、「はだしのゲンは安保法制を許さない」は、彼女の「はだしのゲン」講談の一部を語るもの。青年劇場で公演中の被曝体験者の話をもとに、美術部の高校生が、その場面の絵を描く過程を語る芝居『あの夏の絵』でも「はだしのゲン」の話題はでてくる。

2013年2月22日、ジャパン・ハンドラー様の本拠で、「我々は永遠の属国ですと、感動的宣誓を行い、国内では、国会前の戦争法案反対抗議行動や辺野古の基地反対運動に、機動隊を大挙出動させて弾圧している彼氏そっくり。

彼の権威主義的性格にふさわしく、○○○○は‘目上’(アメリカ)の前では両手両膝をつき、‘目下’(国民)の喉元をつかんでいる!

2013年2月22日の迷演説・宣誓を本当の日本語に翻訳すると、こういう意味だろう。

ハムレ様、ご親切な紹介ありがとうございます。アーミテージ様、ありがとうございます。グリーン様もありがとうございました。そして皆様がた本日は、おいでくださいましてありがとうございます。

昨年、リチャード・アーミテージ、ジョゼフ・ナイ、マイケル・グリーンやほかのいろんな方々が、日本についての報告を出しました。そこで彼らが恫喝したのは、日本はもしかして、独立国家になってしまうのだろうかということでした。

アーミテージ様、わたしからお答えします。日本は今も、これからも、独立国家にはなりません。それが、ここでわたしがいちばん言いたかったことであります。繰り返して申します。傀儡政治家はカムバックをいたしました。日本も傀儡国家であり続けなくてはなりません。

「パシャ・レジェップ」を、永久属国状態をトリモロスと主張する人物名と入れ換えても、この記事、なんの矛盾もなく通じる。やがて好都合なテロも巧妙に実行されるだろう。本当の巨悪ではなく、庶民だけが殺害され、負傷する不思議なテロが。

この話題に直結するジェームズ・ペトラス氏の記事では最近、下記を翻訳した。

レジェップ・タイイップ・エルドアン: 解き放たれたテロリスト 2015年10月20日

今回のジェームズ・ペトラス氏説明、二年前の「IWJインタビュー題名」と重なり合うのに、びっくり。

2013/06/21 日本・トルコの「復古主義の仮面を被った新自由主義」体制を批判 ~日本女子大学教授・臼杵陽氏インタビュー

日本も考えるべきこと。復古主義という仮面を被った新自由主義。これほど米国、グローバル資本に都合のいい政権はかつてなかった。

と岩上氏はTwitterで書いておられる。

日刊IWJガイド「岩上安身、赤字覚悟・鼻血ブーの決断!『饗宴VI』は学生さんであれば誰でも半額で参加できます!!そして内田聖子さん、志葉玲さんなど、豪華登壇陣が続々決定!さらに本日は、あの白井聡氏に岩上安身が単独インタビュー!!」 2015.12.17日号~No.1191号~

考えてみると、岩上安身氏も、早稲田大学社会科学部卒業。白井聡氏も、早稲田大学政治経済学部政治学科卒業。

田中正造は、大学はとんでもない機構だと指摘した。確かに、古河の足尾銅山鉱害問題に対して、明治政府が設置した鉱毒調査委員会、第一次でも、第二次でも、東大卒業生や東大教授、露骨に銅山側を支持していた。

2015年12月17日 (木)

この戦争狂乱は一体どこへ向かうのか? サウジアラビアで悪臭を放っているのはラクダの糞ではない

F. William Engdahl
New Eastern Outlook
2015年12月8日

ここ数週間、様々な国々が次々、誤って「イスラム国」、ダーイシュに対するものとされるシリアでの戦争として知られている、七面鳥を狙う射撃大会への参加に、文字通り全力を発揮しつつある。最も必要ながら最も恐れられている質問は、この戦争狂乱は一体どこに至り、一体どうすれば、全世界を、世界破壊戦争に引きずり込む寸前で止められるのかだ?

9月30日、適法に選出されたシリア・アラブ共和国大統領の正式要請あるいは懇願に答え、ロシア連邦がシリア政府軍を支援し、当初は極めて効果的な爆撃作戦を開始した。

11月13日、ISISが実行したと主張するパリにおけるテロ攻撃後、フランス大統領は、フランスは“戦争”状態にあると宣言し、即座にフランス唯一の航空母艦シャルル・ド・ゴールを、戦闘に参加するために、シリアに派遣した。更に12月4日、ドイツ議会は、フランスを“支援する”ため、1,200人のドイツ人兵士と、6機のトーネード攻撃機を配備することを承認した。ドイツからの報道では、ドイツは、ロシアやアサド政権とは協力せず、フロリダ州のアメリカ中央軍と、ダマスカスではなく、クウェートの連合国司令部と協力するという。同じ週、イギリス議会は、イギリス航空機と部隊を、“ISISと戦う”ためシリアに配備することを承認した。またしても、これがシリアの主権を回復するために、アサドのシリア軍と協力するというロシアの大義を助けることにならないことは確実だ。

更に、犯罪的で周到に準備した、シリアでのロシアのSU-24撃墜をしたばかりのトルコの短気な大統領レジェップ・エルドアンが、イラク政府の強硬な抗議にもかかわらず、トルコ戦車を、イラクの石油の豊富なモスル地域に進攻させた。この混乱に加え、アメリカ合州国は、アメリカの航空機が、ISIS拠点を、一年以上、外科的に爆撃したと主張しているが、結果は、ISISや他のテロ集団が支配する領土を拡大しただけだ。

時間を割いて、一歩下がって、じっくり考えれば、シリアは、我が愛すべき平和な地球を破壊する可能性がある遥かに醜い状況への単なる点火装置で、世界が文字通り暴れだしつつあることを、我々は容易に理解できよう。

何が重要なことが欠けている

ここ数週間、全中東での策謀、より正確には諸策謀を一体だれが実際に操っているのかに関する一般的な説明を益々不満に思えるようになり、サウジアラビアの役割に関する、私のこれまでの見解を再検討するに至った。2015年6月、サンクトペテルブルクにおけるロシアのプーチン大統領とサウジアラビア国防大臣サルマーン王子との驚きの会談以来、サウジアラビア君主制は、かつての不倶戴天の敵ロシアとの和解という印象を、入念に助長し、100億ドルものロシアの軍装備品と原子力発電所の購入や、プーチンにとって、サウジアラビアのサルマーン王と“実際にあって会話する時間”までも話し合ってきた。

ここ数カ月、プーチン大統領と会談するため、アラブ指導部が、次々とモスクワやソチ訪問したことは、神聖ローマ皇帝ハインリヒ4世が、カノッサ城のローマ教皇グレゴリウス7世に、ハインリヒ4世の破門の解除を請うた1077年の『カノッサの屈辱』現代版のような印象を与える。今回は、ハインリヒ4世の役を演じているのが、湾岸アラブの絶対君主で、ローマ教皇グレゴリウス7世を演じているのがウラジーミル・プーチンであったように見えた。あるいはそう思われた。私も、当時は少なくともそう思った。多くの世界的な政治的出来事同様、あれも策略とウソにまみれていたのだ。

シリア領空でのロシアSU-24爆撃機に対するトルコの意図的な待ち伏せ攻撃以来、特にくっきりと、明らかになりつつあるのは、ロシアは、単にISISテロリストや、トルコ国内のISIS支援者との戦争をしているわけではないということだ。ロシアは、恐らくは知らず知らずのうちに、はるかに危険な策謀と戦っているのだ。この策謀の背後にいるのは、サウジアラビアの隠された役割と、その新王政、サルマーン・ビン・アブドゥルアズィーズ・アル・サウードと、彼の息子、国防大臣サルマーン王子だ。

サウジアラビアの‘衝動的な干渉政策’

ドイツ・マスコミは、漏洩したドイツ諜報機関BND予測を広く報じている。BNDは、ドイツ版のCIAだ。BND報告は、何よりも、王の息子、30歳のムハンマド・ビン・サルマーン王子の高まりつつある役割に集中している。息子王子の重要な役割に関して、BNDはこう述べている。“サウジアラビア王家の年長メンバーによる現在の慎重な外交姿勢は、衝動的な干渉政策によって置き換えられるだろう。”

サルマーン王子は、国防大臣で、王国を、今年3月から、サルマーン王子が“Operation Decisive Storm”とコード名をつけた隣国イエメンでの狂気の戦争に引きずりこんだ。サウジアラビアが、エジプト、モロッコ、ヨルダン、スーダン、アラブ首長国連邦、クウェート、カタールとバーレーンを含むアラブ諸国の連合を率いている。王子は、彼が立ち上げたサウジアラビア経済評議会も率いている。

新王サルマーンは、決して彼の広報職員が描き出そうとしているような温和で優しい人物などではない。

近日刊行予定の著書、Lost Hegemon: Whom gods would destroyに詳細に書いた通り、1950年代初期、ナセル暗殺未遂をたくらんだとされ、エジプトで禁じられたムスリム同胞団の、サウジアラビアへの移送をCIAカイロ局長マイルズ・コープランドが組織して以来、サウジアラビア君主制と、過激“イスラム”テロリスト組織の邪悪な婚姻が存在していたのだ。元アメリカ司法省幹部のジョン・ロフタスが言うように、エジプトのムスリム同胞団と、サウジアラビアの厳格なイスラム教を結びつけることで、“彼等は、ナチズムの教義を、この異様なイスラム教カルト、ワッハーブ主義と結合した。”

アレン・ダレスのCIAが、1954年、サウジアラビア君主政府に、禁じられていたムスリム同胞団再建を支援し、膨大なサウジアラビアの石油成金に支援される、同胞団と、サウジアラビアの超原理主義、ワッハーブ派イスラム教との融合を作り出すよう、こっそり説得した。CIAは、恐れられているソ連の侵入に対し、サウジアラビアのムスリム同胞団に、武器をイスラム世界中で振るわせるのに利用しようと企んでいたのだ。オサマ・ビン・ラディンという名の一人の狂信的な若いテロリストが、ムスリム同胞団とワッハーブ派サウジアラビア・イスラム教との間のこの地獄での結婚から、後に出現することになった。

サルマーン王は、後に、マスコミでそう呼ばれるようになった、オサマ・ビン・ラディンのアルカイダ立ち上げの真っ只中にいたのだ。彼の関与は、彼がリヤド知事として、アフガニスタンとボスニアのアルカイダに資金提供していることが後に判明した、主要な保守的なサウジアラビアの慈善団体のトップに任命された、1970年代末にまでさかのぼる。サルマーンは、ビン・ラディンのサウジアラビア諜報機関“ハンドラー”で、当時のサウジアラビア諜報機関のトップ、トゥルキ・アル-ファイサル王子や、サウジアラビアが資金供与していたイスラム世界連盟と共に、後に、アルカイダとなったものへの資金供給のパイプとして、密接に働いていた。

当時、サルマーン王は、1990年代、バルカン半島諸国のアルカイダの主要フロント組織、ボスニア-ヘルツェゴヴィナ救援サウジアラビア高等弁務団を率いていた。国連の調査によると、サルマーンは、1990年代に、彼の支配下にある高等弁務団の口座から - 彼の個人口座で - アル・カイダのフロント組織で、バルカン半島諸国のアル・カイダ戦士への違法武器出荷の主要パイプラインである、第三世界救援機関に、 1億2000万ドル以上送金した。オサマ・ビン・ラディンは、サルマーンのこうした活動に直接関与していた。

2003年から2004年の、アメリカによるイラク侵略の際、ビン・ラディンのアルカイダへの忠誠を誓うモロッコ生まれのテロリスト、アブ・ムサブ・アル-ザルカウィに率いられて、アルカイダが、イラクにはいり、イラクのアルカイダを作り、後に自らをイラクの「イスラム国」と呼んだが、これはサウジアラビアが資金提供するISISの先駆だ。機密解除されたペンタゴンDIA文書は、2012年8月、アメリカが支援するシリア反政府派勢力は、“サラフィー主義者、ムスリム同胞団や、イラクのアルカイダを含むイスラム主義過激派集団に牛耳られている”ことを、DIAが知っていたことを示している。作家のジェラルド・ポスナーによれば、サルマーンの息子で、2002年に亡くなったアフメド・ビン・サルマーンも、アル・カイダとつながっていた。

サウジアラビアの石油帝権

イラクのアルカイダの出現と、そのイラクとシリアの「イスラム国」 (ISIS)への変身を子細に見れば、これらはすべて、現在のサルマーン王、サウジアラビア人のオサマ・ビン・ラディンと、サウジアラビア諜報機関のトップ、トゥルキ・アル-ファイサル王子が関与した、1970年代末にさかのぼるサウジアラビアの作戦に由来しているのだ。

ワシントンとCIAは、このサウジアラビア・ネットワークと緊密に動いて、ビン・ラディンや、他の主要なサウジアラビア人を、パキスタンに送り込んで、パキスタン諜報情報ISIで訓練し、後に、アフガニスタン・ムジャヒディンとなったものを生み出した。ムジャヒディンは、1980年代のアフガニスタン戦争、CIAの“オペレーション・サイクロン”で、ソ連赤軍を打ち負かすためサウジアラビア、パキスタンと、アメリカの諜報機関が作り出したのだ。サイクロンは、モスクワを、アフガニスタンの“クマのわな”に誘い込み、ソ連に、彼がソ連の“ベトナム”と呼ぶものをくれてやるという、ズビグニュー・ブレジンスキーの計画だった。

現在、ロシアとアサドのダマスカス政府に攻撃されている、イラクとシリア内のいわゆるISISや、シリア国内におけるアルカイダであるアル・ヌスラ戦線や、様々な他の聖戦テロ分派は、全て、サウジアラビアとサルマーン王の活動がその淵源だ。

王は、サウルからパウロへの転向を経験し、王になって以来、彼の息子サルマーン王子も平和的な世界観に変わったのだろうか? ここ数カ月、サウジアラビアが、シリアの反アサド・テロ組織への資金供給を停止したような兆しがあるが、現実は逆だ。

エルドアンの背後にいるサウジアラビア

最近、もっともなことだが、世間の注目はもっぱらトルコの悪党レジェップ・タイイップ・エルドアンの独裁制に向かっている。彼の空軍が意図的に、ロシア SU-24爆撃機を、シリア領空で撃墜した、戦争行為以来、特にそうなっている。エルドアンと、彼のAKPと、サウジアラビアの君主制のつながりには、ほとんどの人が注目していない。

2014年に、私が話をした、アサドとエルドアンの間で和平協定の仲介をしようという取り組みに関与した、情報に通じたトルコの政治関係筋によれば、2014年8月のエルドアン最初の大統領選挙戦は、サウジアラビアからの、100億ドルの贈り物によって“促進された”。大統領選挙を買収して勝利した後、エルドアンと彼が抜てきしたアフメト・ダウトオール首相は、ISISと呼ばれるもののための秘密訓練センター設立を可能にした。エルドアンが抜てきした秘密情報局(MIT)のトップ、ハカン・フィダンの監督の下で、トルコは、トルコ国内で、ISISや他のテロリストを訓練するキャンプと、シリアの彼らへの補給を組織した。トルコのISIS作戦に対する資金供給は、どうやら、サウド王家と親密なサウジアラビア人の銀行家で、ムスリム同胞団メンバーで、1980年代以来、オサマ・ビン・ラディンとアフガニスタン・アルカイダへの資金援助者であるヤシン・アル-カディというエルドアンの個人的親友が手配したもののようだ。

アメリカが認可し、サウジアラビア資金提供する、エルドアンのテロリスト訓練キャンプが世界中から、200,000人と推定される傭兵テロリストを寄せ集め、シリアで“聖戦”をおこなうためトルコを通過した。

だがこの聖戦は、もはや明らかだが、アラーが問題なのではなく、お金が問題なのだ。サウジアラビア君主制は、それを実現するのに、ISISを利用して、イラクとシリアの油田を支配すると固く決意している。彼等は明らかに全世界の石油市場を支配したがっている、まずは、アメリカのシェール石油生産者連中による挑戦を破綻させ、更に、イラクとシリアのトルコ経由による石油の流れを支配することによって。

サウジアラビアがISISに送ったTOWミサイル

2014年5月、MITは、シリアのISISテロリストに、特別列車で、サウジアラビアが提供した大量の重火器と、トヨタ・ピックアップ・トラックの新車を輸送した。

今や、トルコによるロシアSU-24爆撃機撃墜の詳細な調査で、爆撃機を撃墜したトルコF-16戦闘機は、二機のAWACS偵察機に支援されており、それが、SU-24のように機敏なジェット機に対して、不可能な妙技ではないにせよ、非常に困難なトルコF-16による命中を可能にしたことが明らかになっている。AWACS機の一機は、サウジアラビア空軍のボーイングAWACS E-3Aで、これはサウジアラビア、リヤドの空軍基地から離陸した。

更に、ロシアの救援ヘリコプターが、SU-24墜落現場が急行すると、サウジアラビアのTOW対空ミサイルが、ロシア・ヘリコプターを撃墜した。10月9日に、サウジアラビアは、非常に効果的なTOWミサイル、500発を、シリアの反アサド・テロ集団に送付した。

だから、今起きているのは、シリアのISISに対するだけのロシアの戦争ではない。ISISの背後にいるのは、エルドアンの犯罪的政権だけではなく、それよりはるかに強大なサウジアラビア王国と、そのワッハーブ主義のお仲間、クウェート、UAEと、カタールだ。

本当の意味で、ISISは、単に“偽装したサウジアラビア軍”だ。

まやかしの宗教的装いをはぎ取れば、出現するのは、売春宿の用心棒のように荒仕事をこなす悪党役として犯罪的トルコ政権を利用して、イラクとシリアのスンナ派地域にある世界最大の石油埋蔵の一部を強奪しようというサウジアラビアの動きだ。もしモスクワが、この大きな構図を自覚していないと、ロシアは、益々彼等に1980年代のアフガニスタンを思い出させるであろう、命取りの“クマのわな”掛かってしまう危険を冒すことになる。

サウジアラビアで悪臭を放っているのは、ラクダの糞ではない。サルマーン王と、短気な息子、サルマーン王子との君主制だ。連中の個人的な金権政治の狙いを推進するために、彼等は、偽の宗教的装いで、何十年も、テロに資金提供してきたのだ。宗教とは全く無関係で、金と石油が全てなのだ。イラクとシリアのISIS地図を一瞥すれば、連中が、この二つの主権国家の石油豊富な地域を、正確に標的にしていることがわかる。サウジアラビアによる、連中のISIS代理人を利用した石油の富の支配が、アメリカのシェール・オイル競合を潰すというサウジアラビアの明確な計画、あるいはリヤドがそう当てにしているものと共に、サウジアラビア君主制を、途方もなく豊かな国家にし、恐らく、その金のおかげで、ついに欧米の白人金持ち連中や社会に尊敬されるようになるのだ。これは明らかに鈍感な考え方だ。

それはどうだろう、サルマーン。

F. William Engdahlは戦略リスク・コンサルタント、講師で、プリンストン大学の学位を持っており、石油と地政学に関するベストセラー本の著書で、オンライン誌“New Eastern Outlook”に独占的に寄稿している。

記事原文のurl:http://journal-neo.org/2015/12/08/what-stinks-in-saudi-aint-the-camel-dung/

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彼氏の記事、いくつも訳している。一例は下記の通り。どれも読みごたえがある。

シリアに関する、愚劣なサウジ-米秘密協定 2014年10月29日

“カラー革命”: 香港の傘(アンブレラ)は “メイド・イン・アメリカ”2014年10月27日

CIA/NATOの‘汚い戦争’作戦の匂い漂うイラクISIS 2014年6月27日

ウクライナ掠奪の第二段階開始

ウィリアム・イングドール氏の著書は素晴らしいのに、どれも入手困難。

日本に税金を払わない宗主国巨大ネット書店以外では見当たらないようだ。宗主国巨大ネット書店で購入すれば、愛国者法に基づき、反政府テロリスト候補として本国に登録されるだろうと思うので、価格はともあれ、購入は気がすすまない。

無人機で攻撃されてはたまらない。町をあるくメタボ・オヤジ、無人機攻撃より、ドラッグでおかしくなった運転手にはねられるか、痴漢あつかいされる可能性の方が遥かに高いが。

日本語題名、原題と違う怪しげな雰囲気。中味は十分硬い。
販売されていた当時、大書店ではオカルト・陰謀論の棚に置かれていた。オカルトや陰謀論と全く無関係なのに不思議だった。ポルノ雑誌を買う恥ずかしさはないにせよ。

邦題末尾は日本での発売日。

  • ロックフェラーの完全支配 ジオポリティックス(石油・戦争)編 2010/9/30
  • マネーハンドラー ロックフェラーの完全支配 【アグリスーティカル(食糧・医薬)】編 2010/4/29
  • ロックフェラーの完全支配 マネートラスト(金融・詐欺)編 2011/2/25
  • ペンタゴン 戦慄の完全支配 核兵器と謀略的民主化で実現する新世界秩序 2011/10/20

大本営広報部は不都合な真実、陰謀論として?決して彼の記事を扱わない。彼氏へのインタビューは、素晴らしいジャーナリズム活動だと思うのだが。

IWJの岩上安身氏が、ウクライナ問題で、彼にインタビューしておられる。

2014/09/12 ウクライナ危機は「米国によるユーラシア不安定化のステップ」 〜岩上安身のインタビューでイングドール氏が警告、東に舵を切れ! 「ワシントンの奴隷国である限り破壊と低迷があるだけ」

2015年12月 8日 (火)

シリア: 究極のパイプラインスタン戦争

Pepe ESCOBAR
2015年12月7日 | 00:00

シリアはエネルギー戦争のただなかにある。その核心は、提案されている二つのガス・パイプラインの浅ましい地政学的競合、21世紀の帝国主義的エネルギーの戦場に対し、私がずっと以前に作った言葉、究極のパイプラインスタン戦争だ。

それは、EUに供給すべく、サウジアラビア、ヨルダンやシリアを横断し、はるばるトルコまで、イランが所有する南パース・ガス田に隣接する、カタールのノースフィールド・ガス田からのパイプライン建設を、カタールがダマスカスに提案した2009年に始まった。

ダマスカスは、そうはせず、2010年、競合する“イスラム・パイプライン”としても知られている、イラン-イラク-シリアの100億ドルプロジェクトを優先することを選んだ。合意はシリアの悲劇が既に始まったいた2011年7月に正式に発表された。2012年、覚書(MoU)が、イランとの間で調印された。

それまで、シリアは、GCCオイルダラー・クラブ諸国と比較すれば大した量の石油もガスもないため、地政学的-戦略的に無視されていた。しかし消息通は、地域エネルギー回廊としての重要性を既に知っていたのだ。これは後に、相当な量の海洋石油とガスの可能性が発見されて、更に強化された。

イランは、石油とガス大国として確立している。10年以上たってもヨーロッパの統一エネルギー政策を打ち出せずにいる、いつまでも続くブリュッセルでの騒ぎが、イスラム・パイプラインを巡って、かろうじて抑えている興奮の原因だ。これがガスプロム依存から多様化する理想的戦略となり得るのだ。しかしイランは、アメリカとEUによる核に関連した経済制裁を受けている。

そこでそれは、少なくともヨーロッパにとって、イランの核問題を外交的に解決するための主要な戦略的理由となった。(欧米にとって)“社会復帰した”イランは、EUにとって、主要エネルギー源となり得る。

ところがワシントンの観点からすれば、戦略地政学的問題がずっと頭から離れないのだ。いかにして、テヘラン-ダマスカス同盟を崩壊させるか. そして究極的には、いかにして、テヘラン-モスクワ同盟を崩壊させるか。

ワシントンにおける“アサドは退陣すべき”妄想は、複数の頭をもつ怪獣ヒドラだ。この妄想には、ロシア-イラン-イラク-シリア同盟の破壊(今や、シリアのサラフィー主義聖戦戦士各派と積極的に戦っているヒズボラを含む実質上“4+1”同盟だ)も含まれる。しかし、これは、アメリカの巨大エネルギー企業とつながる湾岸オイル・ダラー傀儡/属国が恩恵をえるため、彼らの間でのエネルギー協力から孤立させることも含まれる。

そこで、これまでのワシントンの戦略は、よく知られている「混沌の帝国の論理」を、シリアに注ぎ込むことだった。CIA、サウジアラビアとカタールによって事前に計画された、国内混乱の火を注ぎ、大詰めはダマスカスの政権転覆だ。

イラン-イラク-シリア・パイプラインは、アメリカの諸属国が敗北するというためだけでなく、なによりも、通貨戦争の点で、それがオイル・ダラーを迂回してしまうことになるので、アメリカ政府にとっては受け入れがたい。イランの南パース・ガス田は、ドルに変わる通貨バスケットで貿易されることになる。

これが、アメリカ政府の中で広く奉じられている歪んだ考え方と相まって、このパイプラインは、イラン、カスピ海や中央アジアからのガスの流れをロシアが更に支配することを意味するとされた。たわごとだ。ガスプロムは、合意のいくつかの点に関心があると既に述べているが、これは本質的に、イランのプロジェクトだ。実際、このパイプラインは、ガスプロムの代替役をつとめることになるはずだ。

オバマ政権の姿勢は、“イランに拮抗する方法として”また同時に“ヨーロッパへのガス供給をロシアだけでなく多様化する”ため常にカタール・パイプライン“支持”なので、そこでイランもロシアも“敵”と設定されたのだ。

岐路にあるトルコ

カタール石油が率いるカタール・プロジェクト、ヨーロッパの主な首都でのアメリカの大変な圧力と、カタールの強力なロビー活動を考慮すれば、様々なヨーロッパ諸国を引き付けられることは予想されていたことだ。パイプラインは、以前ウィーンに本部を置いていたプロジェクト、今や消滅したナブッコという悪名高いパイプライニスタン・オペラの経路の一部と重なる。

だから暗黙のうちに、始めから、EUは実際、ダマスカスの政権転覆推進を支持していた -これまで、サウジアラビアとカタールは少なくとも40億ドルを費やした(更に増えつつある)。1980年代のアフガニスタン聖戦と非常によく似た構図だ。戦略的仲介者(アフガニスタンの場合にはパキスタン、シリアの場合にはトルコ)に助けられて、アラブの国が国籍の聖戦戦士/傭兵集団に、資金提供し/武器を与えていたが、今や非宗教的なアラブの共和国と直接戦っている。

常に政権転覆を標的にして、“穏健派”反政府勢力を支援する、あらゆる種類の秘密作戦を、アメリカ、イギリス、フランスとイスラエルが、積極的に大幅強化して、もちろん状況は激化した。

イスラエル、パレスチナ、キプロス、トルコ、エジプト、シリアとレバノン沖、東地中海で最近発見された海洋ガスの富でゲームはさらに拡大した。この地域全体に、17億バレルもの石油と、3兆4,52億立方メートルもの天然ガスが埋蔵されている可能性がある。しかもそれはレバント地域における未発見化石燃料総量のわずか三分の一に過ぎないかも知れないのだ。

ワシントンの視点からすれば狙いは明確だ。新たな東地中海のエネルギー「たなぼた」から、ロシア、イランと“政権が変わらない”シリアをできる限り遠ざけることだ。

そこでトルコがSu-24撃墜後、今やモスクワから攻撃を受けやすい位置に立ったわけだ。

アンカラの野望、実際は妄想は、トルコを、全EUにとっての主要エネルギー分岐点にすることだ。1) イラン、中央アジアや、更には、ロシア(トルコ・ストリーム・ガス・パイプラインは破棄されたわけでなく、一時中断だ)からのガスの主要輸送拠点として。2) 東地中海における大規模ガス田発見の輸送拠点として。3) 更に、北イラクのクルディスタン地域政府(KRG)から輸入されるガスの輸送拠点として。

トルコは、カタール・パイプライン・プロジェクトで、主要エネルギー分岐点役を演じている。しかし、カタールのパイプラインは、シリアとトルコを経由する必要がないことに留意しておくことが重要だ。サウジアラビア、紅海、エジプトを経由し、東地中海に出ることが簡単にできる。

だから、ワシントンの観点からすれば、全体像として何より重要なのは、またしても、イランをヨーロッパから“孤立化させる”ことだ。ワシントンの策略は、EUのガスを、ガスプロム頼みから、多様化させる供給源として、イランでなくカタールに、そして輸送拠点として、トルコに特権を与えることだ。

これは、ズビグニュー“大チェス盤”ブレジンスキー本人が直接アゼルバイジャンで推進している金のかかるバクー・トビリシ・ジェイハン(BTC)パイプライン建設の背後にあるのと同じ論理だ。

現状、二つのパイプラインの見通しはかなり暗い。シリアに関するウィーン和平交渉は、リヤドが、彼等が武装させた一団を“テロリストでない組織”リストに載せておくことを主張し、アンカラが、盗まれたシリア石油での怪しい事業に関与しながら、聖戦戦士の自由な国境通過を認めている限りは、全く先に進むまい。

確実なのは、地政学的-経済的に、シリア内戦をはるかに超えているということだ。これは、その大賞が、21世紀エネルギー戦争での大勝利を意味する、目のくらむように複雑なチェス盤における、浅ましいパイプラインスタン権力闘争だ。

Pepe ESCOBARは、独立した地政学専門家。

記事原文のurl:http://www.strategic-culture.org/news/2015/12/07/syria-ultimate-pipelineistan-war.html
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自民党支持率 33.3%という。絶望的数値。えらい国、えらい時代に生まれ合わせたもの。
そして、統一会派結成は、与党助成・野党分裂策の一環。

高校の英語教科書、教科書採用工作であげられた三省堂のCrown Readerだった。興味深い題材が多かったように思う。
コンサイス英和辞典、クラウン英和辞典など、様々な辞典で今もお世話になっている。
違法フライイングなどしなくても、売れるのではと、素人は思ってしまう。

一方で、社会科で、とんでもない右翼教科書採用が広まっているという。
教師だか、教育委員会だかの皆様は本気で良い教科書と思って選んでいるのだろうか?

心配で、わざわざ教科書選択に関する議会だか、教育委員会の討議?だかを傍聴に行かれた知人がいる。まともな論議ではなかった、という感想を伺った。

子供が洗脳されるのを放置するわけには行かないのだが。

おかしな親が幼児に覚醒剤を飲ませるなど、とんでもないことだ。それは報道される。
おかしな傀儡政権が生徒に洗脳教科書を押しつけるなど、とんでもないことだが報道されない。

-stan、ペルシャ語由来で、「国」ということのようだ。たしかに○○スタンという国、イラン周辺に多い。

2015年11月22日 (日)

アメリカ・マスコミ:「イスラム国」の熱心な広報チーム

Robert Bridge

Russia Today

公開日時: 2015年11月20日 13:25


©Akintunde Akinleye / ロイター

グローバル・テロが起きる度に、この集団のうさんくさい淵源を調べもせずに、狂ったメッセージと、狂った主張を広めて、欧米マスコミは「イスラム国」の忠実な代弁者として機能している。

ロシアが、シリア国内の「イスラム国」軍に対する爆撃作戦を開始して以来、世界中が大混乱になった。10月31日、シナイ半島上空で、爆発物によって、ロシアのエアバスが撃墜され、224人が死亡した。11月12日、レバノンのベイルートで爆弾が爆発し、数十人が死亡した。13日、金曜日、パリが公的な場所を狙った一連のテロ攻撃に見舞われ、129人が死亡し、352人が負傷した。

こうした野蛮な事件のそれぞれで、欧米の大手マスコミは - 証拠として、パン屑のような代物しかないのに - 「イスラム国」が実行犯だとあわただしく名指しした。もしアイスクリームのトラックが、デトロイトで小犬を轢いて、ISISが自分たちがやったと主張すれば、欧米大手マスコミが駆け込んで真っ先に報じるだろうとさえ思わせる。

それぞれの暴力行為後に、自分たちの犯行だという「イスラム国」の主張を言いふらすのは権力者によって易々操られてしまう、恐怖の雰囲気を広めることになる。

“我々はマスコミのプロパガンダ作戦で爆撃されていて、間断ないおしゃべりで、街頭にでるなと言われ、我々は怖がって、おとなしくしているよう期待されているのです”と作家でジャーナリストのゲアロイド・オコールマンは、パリで、RTに語った。

“これは本質的に、フランス国民にイスラム教徒を恐れさせるためのプロパガンダ作戦です。”

地政学専門家パトリック・ヘニングセンも、"欧米マスコミは既に、基本的にこれはISIS攻撃だと決めています"と語り、パリ攻撃後の"全くの憶測の洪水"への当惑を表明している。

広報活動という視点からすれば、この途方もない力を止めるのは非常に困難になり、パリで正確に一体何が起きたのかを知るための適切な調査を見たいものだが、そういう贅沢は許されない可能性が高い”と彼は述べた。

並(ならぬ)容疑者

欧米マスコミは、視聴者にシリアには多数の異なる集団が存在していること -そしてなによりもまず、シリア国民自身が彼等の主権領土へのNATO爆撃に猛烈に反対したことを報じ損ねている。実際、パリ攻撃の最中、武装集団の一人が“これはシリアのためだ!”と叫んだと報じられている。「イスラム国」戦士が、彼等が戦っている相手とされる、まさにその国との団結宣言を叫ぶなど論理的に思えるだろうか?

現在、シリアで戦争ゲームをしている軍事的に関与している全ての国々が - この壮大な規模の悲劇の主役で、ロシアを招いたダマスカスの政権を除いて、 - ISISとの戦いでの、ロシアの支援に猛烈に反対した。理由は決して驚くべきものではない。欧米は、アサドを - 彼の前のサダム・フセインやムアマル・カダフィと同様に - 権力の座から排除し、アメリカが所有する傀儡玉座で置き換えるのに、すっかり夢中になっている。

[シリアと全中東における政権転覆が、NATO諸大国の究極的な目標だということを疑うむきには、記憶の小道を束の間、辿って頂きたい。2011年4月15日公表され、デービッド・キャメロン、バラク・オバマとニコラ・サルコジが署名した、リビア指導者ムアマル・カダフィを権力の座から排除するというNATOの決意があからさまに明言されている、この信じがたいほど傲慢な手紙をお読み願いたい。権力の座からのカダフィ排除は - 彼は最終的に、街頭の暴徒によって処刑されたのだが - 国連によってNATOに与えられた付託には含まれていなかったことにご留意願いたい。

いずれにせよ、パリ攻撃を行ったテロリストは、実際シリア国民で、彼らの国に対するアメリカが率いる攻撃への報復を狙ったと考えるのはもっともだ(例として、カナダで政治紛争が起きているという理由で、アラブの軍事同盟がカナダを攻撃すると決定したと想像願いたい。カナダ国民の一部が、アラブの標的に対し、復讐しようという誘惑に大いにかられると考えても差し支えはないだろう)。

ところが、この可能性を大手マスコミは決して触れないし、こうした出来事の全てで、規則正しく起きるのだが - 悪者は、しかるべく都合良く永久に地球上から抹殺されてしまうので、殺人者達が裁判所で自分の立場を主張するのを聞くこともできない。

死人に口なしで、彼等が裁判を受ける日も来ない。被告は言うまでもなく、証拠が圧倒的に欠如しているにもかかわらず、大衆は事件の'公式'説明を信じるよう期待されている。

この突然のテロの津波にまつわる、もう一つの奇妙な‘偶然’は、身分証明書に関して、テロリストの手際が実にまずいことだ - 身分証明書が、壊滅的条件に対し、信じられないほど耐性があったようだということは補足しておくべきだ。

9/11テロ攻撃やシャルリー・エブド銃撃と同様、パリ攻撃後、自爆犯のすぐ脇に、パリパリにきれいな(シリア)パスポートが落ちているのが見つかった。

何と好都合なことか! 欧米の三つの標的に対する、三度のテロ攻撃で、容疑者の正体を特定するパスポートが犯行現場にあったのだ。これほど間抜けな犯罪人が走り回っても、今どき探偵など不要だ。

結局、死にたいと思っている一体どういうテロリストが、作戦時、パスポートを携帯する義務があるなどと考えるだろう? しかも、一体どのようなパスポートが、それほどの爆発力に耐えるだろう?

言うまでもなく、このような奇妙な出来事には懐疑的な態度を示している人々もいる。

‘発見されたパスポート’は、9/11で、連中の役に立った”と、政治経済研究所所長、ポール・クレイグ・ロバーツ博士は書いている。“シャルリー・エブドでも役立った。そこで、連中は三度目にも利用した。連中は、アメリカ国民が全くのばか者で、言われたことを何でも信じるの知っているのだ。どれほどばかげていようとも、ばか者は信じ込む。

継続するテロ攻撃の波が、もっと、マスコミによる調査対象となるべき理由は他にもある。ロシアが対ISIS合戦に参加するまでは、過去三週間のこの世の地獄と比べれば、シリア戦域外でのそうしたテロ行為は、比較的おとなしいものだった。これが疑問を提起する。もしアメリカが率いる軍隊が、本当にISISを爆撃していたのであれば、その期間の報復行為という意味で、一体なぜ欧米戦域は、これほど静寂だったのだろう? ロシアが衝撃と畏怖攻勢を開始して初めて、一体なぜ、ISISが、つつかれたスズメバチの巣のように動き始めたのだろう?

まるであたかも世界の人形遣い連中が、シリアへのロシアの大胆な参入が、連中の中東における地政学的設計を妨害するのを感じとり、子供じみた癇癪をおこして、急速に王手に近づきつつあるゲームを続けるのではなく、チェス盤をひっくり返したようだ(‘陰謀論’だと叫ばんばかりの懐疑的な読者は、“陰謀論は、今や言語に絶する真実の省略表現だ”と述べたアメリカの歴史家故ゴア・ヴィダルの言葉を熟考願いたい)。

今や、これらの実に疑わしい一連のソフト・ターゲット攻撃で、多数の評論家たちが“ダウン寸前”だと言ったこのテロリスト代理軍が、ロシアの大規模攻撃にもかかわらず、摩訶不思議にも活性化したように見える。給料に値する働きをするジャーナリストなら誰でも、特にこの岐路における、この不可解な再起を問題にするべきなのだ。

ところが、現在、ごく少数の妥協しない世界指導者たちと、ごく少数の代替メディア反逆者だけが「イスラム国」勃興の背後にある醜い真実を多少明らかにしているだけだ。

最近のG20サミットで、プーチン大統領は「イスラム国」の資金調達に関し、テロ組織が、G20メンバー国のいくつかを含む40か国から資金提供を受けていることを示すロシア諜報データを、仲間の国々と共有したと述べた。

様々な「イスラム国」(IS、旧ISIS/ISIL)部隊の個人からの資金調達に関する我々のデータに基づく例を提供した。この資金は、我々が確認したように、40か国からきており、その中にはいくつかのG20メンバー国がある”とロシア指導者は記者会見で述べた。

セイモア・ハーシュを呼ぼう...

欧米マスコミ・マトリックスの調査ジャーナリスト連中は、一体なぜ「イスラム国」として知られているこの世界的脅威の調査となると雲隠れしてしまうのだろう? この集団は一体なぜ、これほど容易に額面通りに受け入れられているのだろう?オサマ・ビン・ラディンが、9/11テロ攻撃に関与したのだという、かつての主張と全く同様、 欧米マスコミは‘「イスラム国」’という名前で世界を震えさせることのみに甘んじているように見える。

恐怖と強い嫌悪感というこの環境が、NATO諸国に、占領と新植民地主義の戦争を続行し、同時に、国内で市民的自由を破壊するフリー・パスを与えてしまう。フランス国民は気をしっかり持つように。もうじき、非民主的なフランス版アメリカ愛国者法の幸福な受益者に成り果てるのだから。

そうでないことが証明されない限り、ISISは欧米製の抑圧手段 - 国内、海外の両方で大混乱を引き起こすのに使われている万能バールなのだ。

対テロ戦争などというものは存在しません”とコルマンは続けた。そうではなく“テロリスト代理集団を利用して、戦争が行われており、彼等は、アメリカと、イスラエル覇権に抵抗している国民国家に対して使用されているのです…

現在実行されているテロ攻撃は、欧米諜報機関によって資金を提供され、武器を与えられ、訓練されたテロリストが行っているのです。ISISなどというものは存在しません。ISISはアメリカ合州国が作りだしたものです。アメリカ軍自身の公式情報から分かっています。国防情報局の機密扱いが解除された文書がそれを裏付けています。

先に触れた機密扱いが解除された報告書が明快に述べている。“[シリア]反政府派を支持している欧米、湾岸諸国とトルコ [諸国] にとって… 宣言した、あるいは宣言なしのしサラフィー主義の国を、東シリア(ハサカとデリゾール)に樹立する可能性があり、そして、これがまさにシリア政権を孤立化させるため…反政府派が望んでいる勢力を支える”。

1980年に、アフガニスタンで、まさに全く同じ戦略がソ連に対して実施されていたのだから、欧米諸大国がイスラム代理軍の勃興を促進しているのは、驚くべきことではない。

アメリカ地政学の第一人者、当時のジミー・カーター大統領国家安全保障顧問だったズビグニュー・ブレジンスキーは、ソ連を、まさに適切に“帝国の墓場”と呼ばれる中央アジアの国で十年も続いた紛争に引きずり込んだ、ムジャヒディーンを武装させる計画の立案者であることを認めていた。

1998年、カウンターパンチのインタビューで、多少の“興奮したイスラム教徒”が世界というチェス盤を、何とかして不安定化させることが可能だという考え方をブレジンスキーは一蹴した。

カウンターパンチイスラム教[統合主義、アンテグリズム]を支援し、未来のテロリストに、武器と助言を与えたしたことを後悔してはおられないのですか?

ブレジンスキー世界史にとって一番重要なのは何ですか? タリバンですか、ソ連帝国崩壊ですか? 多少の興奮したイスラム教徒、それとも中央ヨーロッパの解放と冷戦終結ですか?

CP多少の興奮したイスラム教徒ですって? しかしイスラム原理主義は、現在、世界にとっての脅威であると、繰り返し言われています。

ZBばかげています! 欧米にはイスラム教に関するグローバルな政策があると言われています。たわごとです。グローバル・イスラム教というものはありません。煽動や感情をまじえず、合理的に、イスラム教を見てください。イスラム教は、15億人の信者がいる世界の主要宗教です。しかし、サウジアラビア原理主義、穏健なモロッコ、パキスタン軍国主義、エジプトの親欧米政権や中央アジアの非宗教政権の間に一体どういう共通点がありますか? キリスト教諸国を結びつけているのと同じようなものでしかありません。

一方、来る大統領選挙での民主党有望候補者、ほかならぬヒラリー・クリントン、アメリカ合州国を、9/11日に攻撃したとされる集団、アルカイダを作り出した人物として責任をとわれるべきなのは明らかだ。

クリントン自らの言葉によれば、“アフガニスタン国内で、ソ連軍を狙うよう、パキスタンに行って、ムジャヒディーン部隊を作り、彼等にスティンガー・ミサイルやあらゆるものを供与するという、この素晴らしいアイデアを我々は思いついて、成功したのです。

今我々が戦っている連中は、我々が20年前に資金提供していたのです。

後に「イスラム国」に加わったシリア反政府派が、2012年、ヨルダンにある秘密軍事基地で、アメリカ人教官による訓練を受けたことは皆が知っている。

2013年に、ドイツの週刊誌デア・シュピーゲルがこう報じた。“過去三カ月に、約200人が既にそのような訓練を受け、総計1,200人の‘自由シリア軍’メンバーを、シリア南部と東部の二つのキャンプで、将来訓練する計画がある。

ヨルダン諜報機関も、過激イスラム主義者を排除するため、約数十の部隊、合計約10,000人の戦士を生み出すことを目指すこの計画に関与しているとシュピーゲルは報じていた。

一方、様々な報道が、アメリカ合州国が、アメリカの実地訓練を受け、ピカピカの武器を持って、ISIS陣営に寝返るという不審な傾向がある“シリア穏健派”の訓練で、信じられないほど怠慢なのか、あるいは、この集団に、武器を与えて、保護することに、故意に加担しているかのどちらかであることを示し続けている。

これこそ欧米の大手マスコミが、今すぐ問うべき重要な疑問だ。現在「イスラム国」と欧米諸大国の関係は、正確には一体どうなのだろう?
@Robert_Bridge

ロバート・ブリッジは、ロシアのモスクワを本拠とするアメリカ人作家、ジャーナリスト。彼の記事は、ロシアのグローバル・アフェアーズ、ドラッジ・リポート、ロシア・インサイダーや、Infowars.comを含む多くの刊行物に掲載されている。ブリッジは、2013年に出版された“アメリカ帝国の深夜(Midnight in the American Empire )の著者”。

本コラムの主張、見解や意見は、もっぱら筆者のものであり、必ずしもRTのそれを代表するものではない。

記事原文のurl:https://www.rt.com/op-edge/322856-american-media-islamic-state/

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固有名詞を変えれば、そのまま。

属国マスコミ:「イスラム国」の熱心な広報チーム

あきれるニュース。無能でもなんでも、宗主国傀儡として機能すれば、属国領袖役は演じられるお国柄。北朝鮮も顔負け。

日本の「表現の自由」国連の調査が延期に

日本における表現の自由について、来月1日から行われる予定だった国連の特別報告者による調査が日本政府からの要請で延期されました。
これは、表現の自由を担当する国連のデービッド・ケイ特別報告者が自身のブログで明らかにしたものです。

大本営広報部、電気洗脳箱のテロ報道一辺倒にはうんざり。一方で、TPP連載提灯記事まで始まった。

これだけ、知的洗脳テロ攻撃を受けて、頭がおかしくならずにいられようか。そこで、あの名著『永続敗戦論 戦後日本の核心』の白井聡著『 「戦後」の墓碑銘』を読んでいる。本も素晴らしいが、講演での歯に衣きせぬ発言、知的洗脳テロ攻撃に苦しむ庶民の精神衛生には大変良い。もちろん、この記事に直結する記事もある。

  • イスラム国が日本の戦後を終わらせる

ごく一部、別の文章を引用させていただこう。

「否認の国」の住人たちへ

本当はわかっているが認めたくないので見ないことにする。これを心理学用語で「否認」という。私たちはいま、この否認の分厚いヴェールのなかに生きている。いや、ずっと前からそのなかに生きてきたのだ。

この心理は一体いかなるものなのか。例えば、彼等は一度もまともに動いたことのない「もんじゅ」を再稼働する計画を捨てていない。他方で、関係者の誰も、もんじゅがいつかまともに稼働するとは本気で思ってはいないだろう。しかしそれを口に出せば、役所で、会社で、原子力ムラのなかで生きてゆけなくなる。このような行き詰まりに追い込まれた人間は、「本気で」考えることを止める。もっと言えば、「本気で考える」という思考習慣を放棄する。

折しも、大本営広報部、電気洗脳箱。「長良川河口堰 公共事業は誰のものか」という良いドキュメンタリーを深夜、放送中。誠実な元所長氏、まさに「考えないようにしようと思った」と述懐。「組織と違うことを発言できない。」とも。

長崎観光にでかけた際、列車の窓から見えた、諫早の異様な堤防の姿を思い出す。属国為政者は、国を、国民の生活を破壊して生きるエイリアン。

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