通し矢(三十三間堂)
成人式の日は通し矢。だったはずが、ハッピーマンデーに追い出されて開催日が不定に。今年は1月17日。
この日だけは三十三間堂の拝観料も免除される。
開始は9時からと言う事だが、着いたのは14時前。成人男子の部、成人女子の部共に予選が終わってて、称号者の部の予選真っ最中。称号者はベテランぞろいですな。
長~い三十三間堂の本堂の西側の広場の南半分に射場が設けられている。ギャラリーびっしりだけど、人垣は四~五重程で間もなく最前列に躍り出た。とは言え、やや射手から離れだ場所だったので、人の頭越しに射手を見る。
予選は1人2射で2射とも的を射れば決勝進出。
成人女子の部決勝。振袖に袴の姿が凛々しい。
決勝戦は「射詰め」と言ってサドンデス。1人1射ずつを繰り返して、的を外したらそこで脱落。
一度に12人ずつ射場に並び、前方の4つの的を射る。なので、3人で一つの的を共有する。的に当たったかどうかは的前審判が判定し、○か×の札を掲げて知らせる。的の横の掲示板に表示されると同時にそれを見た射手の後ろの記録係が手元にも掲示する。
射詰めの進行にも依るが、2位以下が同着の場合は順位決定戦が「遠近」で行われる。遠近では1人1射のみで、的の中心からの距離の近いもの順に上位となる。射終わったら、的から矢を抜いて的に近かった矢から順に上から下に束ねて射場まで運ぶ。上から二位の矢、三位の矢、…と成るわけだ。
射場に並んだ射手に、二位の矢を示して「これは誰の矢?」と問う。と、そこで名乗り出た人が二位。三位以下同様。みんな自分の矢が分かるのね。因みに、参加者はゼッケンを腰に付けるの。
称号者決勝の射詰めでは的が小さくなる。正鵠を射る射手が現れたら無条件に1位決定。複数いたら?今回は一人だけだったので不明です。
黄色いジャケットは日本弓道連盟の京都支部の方。ルールが判らず最前列であーだこーだと同行していた家人と話していたら、群衆整理担当の方が見かねて要所要所で説明してくださいました。感謝。
一応、観客席は設けられているけど、立ち見。樹が邪魔だったり、誤射の危険があるためかやや引っ込んだ場所にあるので見えにくい。射手のすぐ横が無難な感じ。
来年の通し矢は1月15日です。
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