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 カレーチェーン「CoCo(ココ)壱番屋」を全国展開する壱番屋(愛知県一宮市)が廃棄委託した冷凍カツが流通した問題に絡み、冷凍カツを横流しした産業廃棄物処理業者が入手した別メーカーのフライドチキンも、転売されていたことがわかった。愛知、岐阜両県は流通経路を調べている。

 冷凍カツは産廃処理業ダイコー(愛知県稲沢市)がみのりフーズ(岐阜県羽島市)に横流ししていたが、このフライドチキンも同じルートで流通。みのりフーズの実質的経営者が18日、「ニチレイフーズのものを業者に転売した」と朝日新聞の取材に認めた。みのりフーズが転売した食品の社名が明らかになるのは、壱番屋以外では初めて。

 転売された名古屋市の仲卸によると、みのりフーズからは壱番屋の冷凍カツの他に、約3年前に冷凍フライドチキンを買って転売した。食品が入った箱には「ニチレイフーズ」と記されていたという。