どのような社会にも2割8割の原則が成立する。
そして、アンケートは8割の結果が示される。
重要なのは8割の人達が占める状況の変化。
昭和の時代は、恐らく、
親の8割が子供達の為に資産を承継させたいと答え、
子の8割が親からの資産の承継を期待すると答えた。
今回のアンケートでは、
親の9割が「自分や夫婦のため」と回答し
子の7割が「あてにしていない」と回答した。
その違いの理由は何か。
高齢化社会で、親自身が自分の将来に不安を持つ。
相続財産を期待するよりも、親の介護の方が心配。
自分の始末を、自分で付けてくれたらそれで良い。
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親世代の9割が「資産は自分達のために使いたい」、
子世代の7割が「親の資産をあてにしない」
株式会社東京スター銀行は、55歳〜75歳の親世代700名と、30歳〜49歳の子世代500名を対象に、『親世代の資産に関する意識調査』(インターネット調査)を実施した。
日本の個人金融資産約1700兆円のうち、その多くをシニア層が保有しているといわれているが、同調査では親世代へ「今後の生活見込み」について聞くと、4割強が「ぎりぎりの生活」「生活できない」と回答。また、「資産を誰のために使いたいか」と質問すると、約9割が「自分や夫婦のため」と回答した。将来に対する不安に備えて、資産を子ども達に遺すのではなく、自分達のために使おうと考える人が増えてきているようだ。
一方、子世代に向けて、「親の資産をあてにしているか」と聞くと、約7割が「あてにしていない」と回答。また、「親の不動産を積極的に引き継ぐべきか」という質問に対しては、半数が「あまりそう思わない」「全くそう思わない」と答えている。30〜40代の子世代の多くは自分達の生活拠点が定まってきていることもあり、将来親の不動産を積極的に引き継ぎたいと思う人は多くないようだ。