Rag Chew Room （井戸端会議）
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FT-757GX 修理メモ��
- 小野/JO1QOR
- 2013/01/29 22:15
ローカルの依頼で送信が出来なくなったFT-757GXをトラブルシュートしたのでその内容をメモ代わりにアップします。
2013.1.27.
FT-757 本日の見極め （メモ）
3.5、28MHzは素直にPWRが出ているようです。 他のバンドは、音声大入力でPWR計が振れる。（WARC_bandは出ない様にしてあるのかな？）
（よって、BAND選択性の不具合。症状からFinal or younger段のBPF Daiode_SW切替えの問題かな？）
本機には「LINEAR」SWなるものがあり、これが"off"でないと、2nd TX MIX以降が動作しない。
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「LINEAR」SWの機能に気付かず、PA段から逆にSIGを追いかけたが...全然ダメなので、バラモジ以降のBUFFから追かけ、2nd TX MIX...Q42,43(2SK107)のGate_biasが深くPTTで動作レベルにならない・・・
よってBias電圧制御系を彼方此方迷い上げて半日が過ぎた。Hi
明日以降、前述の如くBPF 切替え系を調べます。
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コメント
2013.1.28.
FT-757 本日の見極め （メモ�◆�
RF_UNIT の最終段 Q50(2N4427)のbase入力で3.5、28MHz以外のSIGが確認できない。（極小？）
Q50 の前の各BPF出力ではSIG確認できる（BPFのDiode_SWは動作している）が、その後の送受信などの切替回路(Diode_SW)動作に不具合あり。
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RF_UNITの各BPF切替Diode_SW動作は、そのDiode電流値(20mA程度)確認で正常と思われる。
明日、前述２項目のDiode_SW切替回路を探ってみます。
やたら複雑な切替回路制御...回路図を追うのが老体には大変です。Hi
高密度実装基板の部品面には半導体など主要部品以外L,C,R,Diode,などの部品番号がないのであたりをつけながら探ってます。パターン面を見ればよいのでしょうが、ハーネスや単線が数多くある基板をひっくり返す勇気がありません。Hi
2013.1.29.
FT-757 本日の見極め （メモ��）修理完了
PWRが出るようになりました。
"on"に成らなかったBPF出力のD19 Diode_SWを"on"にするべくTX RF Amp側のDiode_SW回路の"on"電流を増やした。
（R230 100Ωに22Ωを並列接続 15mA ⇒ 22mA）
これにより、BPF出力〜T1〜Q50 RF Amp(base入力)が送信modeでつながりPWRが出るようになりました。
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この辺のDiode_SWでの切替回路は、受信ANT、マーカー発信回路、送信amp、BPF切替と複雑に結合されていて、シビアーな設計となっているようです。
回路図に記載の定数が誤記でなければ...この切替回路に関わるR09（回路図470Ω）が330Ωでマウントされていました。 恐らくマーカー回路接続か、RX_ANT接続時の不具合を是正するのに修正したのではないかと思われます。
設計余裕度のないDiode_SW切替回路。 デバイスの経時変化による特性変化が、機能停止につながったものと思われます。